習近平国家主席は30日に北京で開催された中国・トルコ経済貿易フォーラムにトルコのエルドアン大統領とともに出席し、挨拶を述べた。
習主席は「中国・トルコ両国は『1つの指導制度、2つの協力重点、3つの新興分野』を通じて両国関係のたゆまぬ前進を促す必要がある」と指摘し、次の3点を挙げた。
第1に、両国副首相級政府間協力委員会制度の役割を発揮し、政治、経済、貿易、安全、人、文化など各分野の両国の協力を調整する。
第2に、高速鉄道と新エネルギーという2つの協力重点を築く。中国は総合的実力と技術水準の高い鉄道建設企業を持っており、トルコの鉄道建設事業に積極的に参加したい。中国は新エネルギー分野で優位性を有する。双方は中国の優位性ある生産能力とトルコの地理的優位性を緊密に結びつけ、中国側風力発電、太陽光発電企業のトルコ進出を後押しし、両国協力深化の新たなエネルギーを注ぐことができる。
第3に、宇宙・金融・投資という3つの振興協力分野をさらに推進する。中国政府は中国企業のトルコでの投資と事業展開を引き続き誘導し、自らの強みを発揮して、各分野でトルコとの協力を拡大する。トルコ側が中国企業により良い投資・協力環境を築くことを希望する。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年7月31日