時代の変遷にともない、生活の質に対する人々の要求は、ますます高まっている。中国では、自家用車の運転免許証もかなり普及してきた。特に、最近打ち出された「試験問題を独学で勉強し、直接試験を受ける」方法への改革によって、中国では、運転免許証の申請・取得がどんどん便利になっている。海外に渡航する国民も年々増加しており、自分で運転できるエリアが、国内から海外に広がるにつれ、中国の運転免許証の「価値」も高まりつつある。中国の運転免許証がどの国で通用するのか、読者と一緒に見ていきたい。中国新聞網が伝えた。
〇米国:州によって異なるが、認められる場合もあり
中国の運転免許証を携帯して米国で車を運転しようと思っても、各州で法律が異なるため、状況もさまざまなのが実情だ。
理論上は、中国の運転免許証は、米国(一部の州を除く)および欧州で、「合法的な証明書」として認められている訳ではない。というのも、中国政府は、どの国家とも、これに関する合意を取り交わしていないからだ。ただし、例外もある。米カリフォルニア州を例に挙げると、同州の法律では、「合法的に発行された運転免許証ならば、どの国家で発行されたものであっても、すべてカリフォルニアで通用する。B-1/B-2 ビザ(商用/観光ビザ)によって米国に入国、カリフォルニア州を訪れる中国人のうち、合法的に発行された中国の運転免許証を所持している人は、州内での自動車の運転が認められる」と定めている。