クラリネットの秘密
2010年11月19日 (金) 投稿者: media_staff
メディア学部の講義「音声音響メディア処理」では楽器の音色の分析やしくみについても解説しています。その1例をご紹介しましょう。クラリネットの音色はなぜあのようなマイルドな響きなのでしょう?その秘密は下の図の中に隠されています。この図はサウンドスペクトログラムというもので、縦軸は周波数(音の高さ)、横軸は時間です。赤いところは音量の強い振動成分が時間とともにどのように移り変わるかを表しています。一番下の赤い横線が音の高さを決める成分で、楽器にはその整数倍の音の高さの成分が含まれています。こういうのを倍音と呼び、その含まれ方で楽器の音色が決まります。さて、よ〜く見てください。クラリネットの秘密に気付きましたか?そうなんです。クラリネットの音には2番目の成分がないのです。音の高さを決めている音の成分の上に出てくる赤い横線は3倍音なのです。これがクラリネットの丸っこい音の秘密なのです。
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