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000064073342025_01_234 水島治郎さんから『オランダは、「自由の国」だったのか アンネ・フランクの連行された日』(NHK出版)をお送りいただきました。「世界史のリテラシー」というブックレット風のシリーズの一冊で、2年前にみすず書房から出された『隠れ家と広場』の一般向けバージョンという感じですが、アンネ・フランクの一家やその関る人々のその後の運命も詳しく書かれています。
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2023/06/post-838bc0.html
アンネが生きた「隠れ家」と「広場」から見る、国際都市アムステルダムの光と影――
「世界を変えた本」の一つ『アンネの日記』。その著者である少女が求めたのは「自由」、ただそれだけだった――。世界の今を解くカギは、すべて歴史の中にある。誰もが一度は耳にしたことがある「歴史的事件」と、誰もが疑問を抱く一つの「問い」を軸に、各国史の第一人者が過去と現在をつないで未来を見通すシリーズの第11弾! 「自由」を求めてドイツから移り住んだ一人のユダヤ人少女が生きたその国は、本当に「自由の国」だったのか? アンネ・フランクが連行された1944年8月5日を起点にオランダの近現代史を振り返り、「不自由の上に成り立つ自由」について考える。
水島さんといえば政治学者で、最近はポピュリズム関係で有名な方ではありますが、出発点はオランダ政治で、オランダにはいろいろと思い入れの深いものがあるのでしょう。 いまから四半世紀以上前に、当時隣国ベルギーのブリュッセルに勤務していた私はときどき車を飛ばしてオランダに行き、アムステルダムの街を歩いたこともあるので、本書を読みながらかすかな記憶を呼び起こしていました。
[事件の全容]
第1章 アンネ・フランク一家は、なぜオランダで捕まったのか
[事件の背景と結末]
第2章 ドイツ占領下のオランダで、ユダヤ人はいかに追い詰められたのか
[同時代へのインパクト]
第3章 アンネとつながった‟ほんとうの"友だち
[後世に与えた影響]
第4章 オランダは今も「自由の国・寛容の国」なのか
2025年8月30日 (土) | 固定リンク
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