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ページID:107216更新日:2022年12月27日

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山梨県の取り組み ブランドプロモーションの推進

山梨県が進めるブランドプロモーション

山梨県には豊富な自然環境や磨き上げられた生産技術など、魅力的な地域資源が多数存在しています。豊富な地域資源を山梨県が持つブランドとして効果的にプロモーションし、県の魅力を国内外の方々に広める活動が、山梨県の「ブランドプロモーション」です。

ブランドプロモーションとして行っている取り組みとして、2つのサイトが挙げられます。

1つは山梨県のさまざまな魅力を紹介するブランド情報発信サイト「ハイクオリティやまなし」です。「ハイクオリティやまなし」という言葉はブランドプロモーションのキャッチフレーズにもなっています。山梨独自の魅力や社会サービス、一人ひとりが豊かに成長・活躍できるための取り組みや次世代の社会・都市・生活のあり方などを幅広く紹介しています。

もう1つは山梨県の農畜水産物をPRする情報発信サイト「おいしい未来へ やまなし」です。山梨県の農畜水産物は、匠の技により生み出される品質の高さだけでなく農業分野でのSDGsの取り組みなどおいしさの先を行く魅力があります。その魅力を6つの未来としてストーリー化して発信しています。

このように、山梨県では幅広いブランドプロモーションを行っています。今回は、山梨のブランドプロモーションの取り組みについて解説いたします。

山梨の地域ブランドとは?

山梨県にはさまざまな地域資源があります。地域資源として代表的なものを挙げると、「自然景観」「観光文化」「交通」「食」「ものづくり」などがあり、観光消費額や観光客数も増加傾向が見られます。

山梨県は全国有数の森林県であり、富士山をはじめとした豊かな自然を有すると同時に、歴史的価値のある文化遺産が多数残存しているのが特徴です。さらに特色のある祭りや伝統工芸品に加え、恵まれた立地や気象条件から育まれる果物などの特産品も多数あり、非常に魅力の多い地域と言えます。

地域資源の品質向上を進めると同時に、山梨県の地域イメージの向上を目指し、山梨県が持つ唯一無二の特色をブランドとして確立していくことが大切です。

山梨県の地域ブランドの現状

山梨県の地域ブランドにはさまざまな強みがありますが、懸念点もいくつか存在します。

[画像:山梨県の地域ブランドの現状]

消費者が山梨県に抱くイメージは「自然」「食」が多い一方で、山梨県内の産業は製造業が占める割合が大きい現状があります。山梨のブランドプロモーションは「県民一人ひとりが幸せを実感できること」を目的としているため、県内のさまざまな産業や環境にプロモーションの影響が及ぶよう、工夫を重ねています。

さらに、消費者イメージの魅力度向上を図るためには、山梨県そのものの地域ブランドを確立することが大切です。山梨県が目指す将来像などを消費者の皆様に伝え、関心を持ってもらえる取り組みを行っていきます。

強みを生かして山梨県が目指すものは?

地域ブランドを確立するために、山梨県では次のようなブランドコンセプトを定めました。

  • コーポレートブランド
    ブランド力強化やプロモーションの効果を県民生活全体に波及させるため、地域そのものを表す「やまなし」をコーポレートブランドとして定義します。
  • ブランドコンセプト
    山梨県の強みとして認識されている「自然景観」「環境文化」「交通」「食」「ものづくり」だけでなく、生活と密接にかかわる「医療」や「教育」など、さまざまな環境を質の高いものとしていくことを目標とします。
  • キャッチフレーズ
    ブランドコンセプトを伝えるためのキャッチフレーズとして、「ハイクオリティやまなし」を定めます。

山梨県は「上質な環境」を提供することを消費者の皆様に約束しながら、山梨の地域ブランドや、山梨が持つ地域資源のブランド価値の向上を目指します。

山梨のブランドプロモーションへの取り組み

ブランドプロモーションのための取り組みは多岐にわたりますが、その中でも今回は、より消費者に認識されている農業における取り組みについて紹介いたします。

山梨は「おいしい未来」を育むために、地球温暖化の抑制や家畜に優しい畜産など、持続可能な社会の実現を目指して活動をしています。サスティナブルな未来のために行っている取り組みとして代表的なものは、「4パーミル・イニシアチブ」と「アニマルウェルフェア」の2つです。

4パーミル・イニシアチブ

地球温暖化を防ぐには、温室効果ガスである大気中の二酸化炭素を低減させることが大切です。山梨県が推進する「4パーミル・イニシアチブ」は脱炭素社会の実現を目指すもので、農業分野から地球温暖化防止対策に貢献する取り組みです。ここでは、4パーミル・イニシアチブがどのようなものなのか解説します。

4パーミル・イニシアチブとは?

4パーミル・イニシアチブは、土壌表面に含まれる炭素量を年間4パーミル(0.4%)増やすことができれば、人間の経済活動による大気中の二酸化炭素の増加を実質ゼロにできるという考え方です。2022年9月現在で日本を含む739の国や国際機関が参画しており、山梨県は2020年4月に国内の地方自治体として初めて4パーミル・イニシアチブに参画しています。

山梨県では、主要農産物であるモモやブドウなどを栽培する際に、たい肥の投入や畑に草を生やす草生栽培の他、剪定した枝を炭にして畑にまくことで炭素を土壌に貯める取り組みを行っています。また、剪定枝はチップや堆肥にして畑に投入することでも土壌に炭素を貯留する効果があります。

実際の取り組み

[画像:YAMANASHI 4 per 1000 INITIATIVE]

山梨県では、4パーミル・イニシアチブの取り組みにより栽培された農産物を「4パーミル・イニシアチブ農産物」としてブランド化を図っています。「4パーミル・イニシアチブ農産物」は左に示すようなロゴマークを使用することで、付加価値のあるものとして農産物をアピールできることが特徴です。

さらに、2022年度からは「4パーミル・イニシアチブ」の対象が果樹だけではなく野菜と水稲にも拡大されました。山梨県では、今後も「4パーミル・イニシアチブ」の活動を推進します。

「4パーミル・イニシアチブ」の活動については、次の動画もぜひご覧ください。

[フレーム]

アニマルウェルフェア

山梨県では、2021年9月に「やまなしアニマルウェルフェア認証制度」を全国の自治体で初めて創設しました。この認証制度は畜産業における制度であり、認証された農家が生産する畜産物に高い価値が付与されるものです。ここでは、山梨県のアニマルウェルフェア認証制度がどのような制度なのか解説します。

アニマルウェルフェアとは?

[画像:アニマルウェルフェアとは?]

アニマルウェルフェアとは、家畜が誕生してから死を迎えるまで、できるだけストレスのない環境で健康的な生活を送れるようにする飼育方法です。

具体的には、家畜が飢えや渇き、痛みや苦痛などがない快適な環境で飼育されることで、養鶏場での平飼い放牧や養豚場での放牧などに取り組むこともアニマルウェルフェアの一環です。

近年、アニマルウェルフェアは欧州や米国など世界的な潮流となっており、法律によりアニマルウェルフェアに基づく飼養管理方法を規定している国もあります。また、世界的大手食品企業の中には、ケージフリーの卵のみ使用する宣言を行う企業も出てきています。

山梨県での取り組み

[画像:YAMANASHI ANIMAL WELFARE]

山梨県では、2021年度に認証制度を設け、アニマルウェルフェアを推進しています。認証は、知識の習得等を基準とした「エフォート」と、実践状況に基づいた認証である「アチーブメント」の2段階に分かれています。

認証された畜産農家で生産された畜産物には山梨県が定めるロゴマークが使用可能となり、その畜産物が全国に流通することで新たなブランドの創出と持続可能な畜産の創出につながります。現在、豚・採卵鶏など山梨県内の7つの畜産農家がアニマルウェルフェアの認証を受けています。

山梨県では、県内畜産農家の皆様にアニマルウェルフェアをさらに普及するとともに、アニマルウェルフェアで生産された畜産物が、山梨県の新たなブランド食肉として広く流通されるよう、引き続き制度を推進してまいります。

参考リンク:やまなしアニマルウェルフェア認証制度について

ブランドプロモーションでハイクオリティな山梨へ!

山梨県にある豊富な地域資源をアピールしていくには、地域イメージを向上させ、山梨の魅力を国内外に広めていくことが必要です。

地域ブランド確立のために、山梨県では「ハイクオリティやまなし」をキャッチコピーとして定め、さまざまな取り組みを行っています。中でも、4パーミル・イニシアチブとアニマルウェルフェアは世界的にも推進されている取り組みであり、山梨県でも農産物のブランド化の一環として進めてまいります。

今後も山梨県は、県民の皆様一人ひとりが幸せを実感できる地域を目指して、ブランドプロモーションに注力いたします。

その他の重点施策

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このページに関するお問い合わせ先

山梨県知事政策局広聴広報グループ
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(223)1336 ファクス番号:055(223)1525

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