2022年08月16日
Book:小林秀之『民事訴訟法[第2版]』
この教科書の構成は、三部に分かれ、最初に民事訴訟の流れや裁判所、非訟、ADRなどの解説を、次に通常の民事訴訟法の教科書と同様の訴え提起から上訴に至るまでの解説を、そして最後に個別重要問題として要件事実、弁論主義、証明責任と証拠収集、判決効と複雑訴訟、国際化、そしてIT化についての補論がついている。
もっとも法制定直後ということもあって、IT化の部分についてはMintsの話が出ているのが興味深いが、その他の検討は今後の課題というところであろう。
2022年08月16日 書籍・雑誌, 民事訴訟法 | 固定リンク
Tweet
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- Book:金環日食(2025年10月03日)
- Book:カフネ(2025年09月26日)
- Book:檜垣澤家の炎上(2025年06月30日)
- Book:処刑国会(2025年06月29日)
- Book:幽霊認証局(2025年05月08日)
「民事訴訟法」カテゴリの記事
- Arret:共通義務確認訴訟では過失相殺が問題になる事案でも支配性に欠けるものではないとされた事例(2024年03月12日)
- Book:民事手続法と民商法の現代的潮流(2024年03月08日)
- Book:民事裁判手続のIT化(2023年07月25日)
- Book:有斐閣ストゥディオ民事訴訟法[第3版](2023年03月28日)
- Book:山本和彦『解説消費者裁判手続特例法[第3版]』(2023年01月31日)