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【つがる巡業】尊富士の恩師・越後谷清彦さんも来場 教え子の復活を信じ「大丈夫でしょう」とエール

[ 2024年8月21日 19:56 ]

<夏巡業つがる場所>尊富士(左)と木造中相撲部員の稽古を土俵下で見守る、恩師の越後谷清彦さん(右端)=撮影・前川 晋作
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大相撲夏巡業が21日、青森県つがる市の伊藤鉱業アリーナつがるで行われた。五所川原市出身の十両・尊富士(25=伊勢ケ浜部屋)が地元力士として特別参加。関取衆の稽古後、母校・つがる市立木造中の相撲部員に胸を出して会場を大いに盛り上げた。

尊富士が小中学生時代に通った「つがる旭富士ジュニ相撲アクラブ」総監督の越後谷清彦さん(61)が現在の教え子たちを連れて来場。かつての教え子が関取として後輩たちに稽古をつける姿に「変な気持ちですね。楽しく見えました」と笑った。

尊富士は今月10日から、木造中の相撲場で行われた伊勢ケ浜部屋の合宿稽古に参加。何度か激励に訪れた越後谷さんは「10日間もずっといて良いリフレッシュになったのでは」と教え子を思いやった。右足首や左大胸筋のケガで休場が続いている現状については「それでも強いからびっくりする。大丈夫でしょう」と復活を信じ、エールを送った。

木造中から鳥取城北高という尊富士と同じ道を歩む三橋真那斗(鳥取城北高2年)と三橋条ノ真(同3年)もこの日の午前中、会場を訪れた。三橋真那斗は今月初旬の全国高校総体80キロ級で優勝。兄の三橋条ノ真は、100キロ級の日本代表として9月上旬にポーランドで開催される世界ジュニア選手権に出場する。大舞台を前に、故郷で地元の大先輩からパワーをもらった。

また、木造高相撲部OBで現在同校コーチを務める菊池大史芽さん(27)も高校生部員とともに来場。小中学生時代に計4度の日本一に輝いた経験のある菊池さんは、地元の後輩にあたる尊富士や同学年でしのぎを削った大関・琴桜(26=佐渡ケ嶽部屋)、日体大同期の序二段・雷鵬(27=伊勢ケ浜部屋)らかつての仲間との再会を果たした。

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