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卓球団体 男女ともパリ五輪切符獲得 シングルス代表、団体要員が正式に決まる

[ 2024年2月22日 04:44 ]

卓球世界選手権団体戦第6日 ( 2024年2月21日 韓国・釜山 )

(左から)早田ひな、張本美和、平野美宇
Photo By スポニチ

決勝トーナメントが始まり、日本は男女ともに初戦の2回戦を突破してベスト8入りを決め、パリ五輪の団体出場権を獲得して五輪シングルス2枠を得た。女子はクロアチアを、男子はオーストリアをともに3―0で下した。

五輪のシングルス代表に女子は早田ひな(23=日本生命)と平野美宇(23=木下グループ)、男子は張本智和(20=智和企画)と戸上隼輔(22=明大)、団体要員として張本美和(15=木下グループ)、篠塚大登(20=愛知工大)が正式に決まった。

圧倒的な強さで日本の女子が"通過点"の五輪切符を手にした。第1試合でエース早田が3―0で完勝すると、第2試合の張本美と第3試合の平野もストレート勝ち。1次リーグ初戦から一試合も落とすことなく8強に勝ち上がり、今大会女子最年少の15歳、張本美は笑みを浮かべた。

「今日も起用してもらって、いつも通りの自分を出すことができた。結果的に3―0で勝つことができて、うれしい」

パリ五輪のシングルス代表を勝ち取った早田と平野に続き、団体戦要員として選ばれた張本美。この日の8強入りによって、3人は正式にパリ行きを確定させた。ただ、感慨に浸ることはない。早田は「私たちは優勝を目指している。目指しているのはここじゃない」と53年ぶりの金メダルへ照準を定めた。

≪張本兄が逆転勝ちで勢い≫男子も五輪出場を決めた。体調不良の戸上の欠場が続く中でも、第1試合でエースの張本智が逆転勝ちを収めて勢いづけた。第2試合の篠塚は力負けせず、第3試合では16歳の松島輝が昨年の国際大会でストレート負けした相手に雪辱し、勝利を決めた。準々決勝では10連覇中の中国と対戦することになり、張本智は「みんなで勝ちにいきたい」と言葉に力を込めた。

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