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渋野日向子 今季初ツアーで復活へ再スタート 米女子ゴルフ「アジアシリーズ」開幕

[ 2024年2月22日 12:00 ]

復活へ再スタートを切る渋野日向子
Photo By ゲッティ イメージズ

米女子ゴルフのアジアシリーズは2月22日開幕の「ホンダLPGAタイランド」(タイ)を皮切りに「HSBC女子世界選手権」(同29日〜、シンガポール)「ブルー・ベイLPGA」(3月7日〜、中国)の3試合が行われる。「ホンダLPGA」には渋野日向子(25=サントリー)が今季ツアー初出場。復活へ再スタートを切る。

アジアシリーズは、10年に宮里藍が優勝した「ホンダLPGA」でスタートする。注目は推薦により今季初陣となる渋野だ。昨季は左手親指を痛めた影響もあってシードを逃した。19年の全英女子を制した25歳は「ブルー・ベイ」にも出場。「はい上がって行くしかない。出られる試合で結果を残していかないと」と復活への足がかりをつかむつもりだ。

また「ホンダ」には能登半島地震の被災地へ「力になりたい」と今季のバーディー数などに応じて義援金を送ることを発表した岩井明愛・千怜姉妹も参戦。昨秋の予選会で失格となったが、米ツアー挑戦を視野に入れる原英莉花も推薦で出場する。

8月のパリ五輪を目指す選手にとって序盤のアジアシリーズは重要。「オリンピックに出たい」と意欲を示すのが3試合に出場予定の古江彩佳だ。代表争いを優位にするために「まずは1勝」と力を込める。昨季後半に調子を上げてツアー2年目を迎える西村優菜も3試合に出場。世界ランク日本勢最上位の畑岡奈紗と、21年の全米女子オープン覇者の笹生優花は「ホンダ」からの2試合を予定。2人の実力者も優勝を虎視たんたんと狙っている。

今季のLPGAツアーには日本勢9人が参戦する。昨季シード権を確保し、2年目を迎える勝みなみは「まずは1勝」と気合十分。日本ツアー通算8勝の実力者にとって、米ツアー初優勝をつかみにいく1年となる。

昨年、国内唯一の全米女子プロゴルフ協会公式戦「TOTOジャパンクラシック」を制した稲見萌寧はHSBC女子世界選手権に出場予定。前戦でトップ10入りを果たした勢いを維持して臨みたい。

最終予選会を突破して出場資格を得たのが西郷真央と吉田優利。昨年、スランプを克服して約1年6カ月ぶりの日本ツアー6勝目を飾った西郷は「1年間上位で戦えるように」と目標を置く。国内メジャーを含む3勝の実績を持つ吉田は「自分のショートゲームを生かしたい」と、新たな舞台での戦いに挑む。

放送はWOWOWがアジアシリーズ3試合を生放送する。いずれも初日はWOWOWライブで無料放送。好評の日本人選手専用カメラもWOWOWオンデマンドで初日無料配信となる。解説は、ホンダLPGAタイランドとブルー・ベイLPGAが平瀬真由美、HSBC女子世界選手権が羽川豊。ラウンド解説はいずれも片平光紀が務める。

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