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【羽生結弦さん、語る(3)】「うれしさと寂しさが一緒に積もってきた」「まだまだ構成上げられる」

[ 2024年2月19日 20:48 ]

<「Yuzuru Hanyu ICE STORY 2nd "RE_PRAY" TOUR」>演技をする羽生結弦さん(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

フィギュアスケート男子の五輪連覇者でプロスケーターの羽生結弦さん(29)の単独公演第3弾「Yuzuru Hanyu ICE STORY 2nd "RE_PRAY" TOUR」の千秋楽公演が19日、横浜市・ぴあアリーナMMで行われた。昨年11月の埼玉、1月の佐賀、17日から始まった横浜を合わせ全6公演を走り抜いた。以下は、公演後の囲み取材全文。

――この物語で水はどんな意味を表現してるのか。「いつか終わる夢」の木の意味は。
「なんか水って、命の根源みたいなイメージがあって。生命が誕生する時に、水の中から生まれてくるっていうイメージが自分の中では強くあって。で、その水があるからこそ、そのまあ植物ができたり、自分たち哺乳類ができたり、そういった進化の過程の中の根源っていうもので、命の象徴として水みたいなものを使っています」

――木の枝が分かれているのは、道を表現しているのか。
「命が、例えば人生みたいなものが芽から始まってきたとしたら、それがだんだん分かれていって、いろんな方向に進んでいく。でも、なんかその根源を探してみたら、みんな一つの生まれたての本当に何もない自分でしかなくて。そこからいろんな道に分かれていって、いろんなことをやっていって。そこで枝が折れちゃったりするけれども。だけれども、そこから歩いて行けば何とかなんじゃないかな、みたいなことをMIKIKO先生といろんなイメージを共有しながらつくっていったつもりです」

――マイクで「寂しいな」とも言っていたが、続編とか再編とかあるのか。
「うーーん。何ですかね。なんか自分の中で割と今日完結できたなっていうぐらいの達成感があったので、なんかある意味、皆さんにとってはイメージがしづらいかもしれないですけど、ある意味、自分の中でオリンピック獲ったなぐらいの勢いで、めちゃくちゃ練習してこれたことが達成できたので。なんか達成できたからこそうれしいし、うれしさとともに寂しさが一緒に積もってきたっていうか。達成してしまった、みたいな感覚で寂しいなってちょっと思いました。でもまだまだこれから構成上げられると思いますし、もっと強くなれると思うので、もっと練習しますって感じです」

(取材終わりのアナウンス)「皆さん、本当にありがとうございます。ありがとうございます。これからもアスリートらしく頑張ります」

――佐賀終わってから練習ガンガンとやったのか。
「佐賀があまりにも自分の中で悔しくて。何だろう...スケカナで惨敗した、みたいな(笑い)。恒例の、グランプリ恒例の一戦...みたいな。そんな感じだった。一生懸命頑張りました。ありがとうございました!」

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