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【羽生結弦さん、語る(2)】毎日6時間以上練習「本当に良いものを見せたい」「進化し続けたい」

[ 2024年2月19日 20:34 ]

<「Yuzuru Hanyu ICE STORY 2nd "RE_PRAY" TOUR」>演技をする羽生結弦さん(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

フィギュアスケート男子の五輪連覇者でプロスケーターの羽生結弦さん(29)の単独公演第3弾「Yuzuru Hanyu ICE STORY 2nd "RE_PRAY" TOUR」の千秋楽公演が19日、横浜市・ぴあアリーナMMで行われた。昨年11月の埼玉、1月の佐賀、17日から始まった横浜を合わせ全6公演を走り抜いた。以下は、公演後の囲み取材全文。

――(ペン取材に移る)ツアー完走お疲れさまです。
「あーす。...すみません、めっちゃアメフト部みたいな(笑い)。あーす(笑い)」

――完走したことで、プロとして新たな可能性、走り切ったことで見えてきたものは。
「いやー。アイスストーリー改めてめちゃくちゃきついなっていうのを感じています。もともとGIFTに関しては1回公演だったっていうこともありますし。また、その前半の中の最後の演目が、試合のプログラムでしたけど。ショートプログラムだったんで、まだなんとかやれてたのかな、と。で、今回、構想上フリーとほぼ同じ状況に挑みたいっていうのを思ってつくっていったんですけど、本当に大変でした。ただ、こうやってツアーという形で、何回も何回も挑戦をさせていただくことによって、やっとこういう風にトレーニングしたら結果が出せる、とか手応えみたいなものをまた改めて感じてきたので、毎回毎回レベルアップできるように。それこそ自分のストーリーの中でもありますけど。経験を積んで、またより一層いい技術的にも高い自分を見せていけるように、なんか頑張れるんじゃないかなっていう希望を持てました」

――3公演やったことで進化させられたものは。
「またトレーニング方法だったりとか。そうですよね。練習方法みたいなものが、また改めて確立されてきたのかなっていう感じがしてますね」

――表現面で進化できたものは。
「それはもう、滑り込みあるのみっていうことと。あとは作曲者の思いであったりとか、自分がストーリーにこめたい気持ちだったりとか。またその演出、照明をつくってくださってる方々の、その見せたい思いとか気持ちとか、そういったものは何だろう?っていうことをすごく考えながら、またその回数を重ねるごとに何か感じながら滑れたのが大きかったのかなとは思います」

――この1カ月、どうしてそこまで自分を追い込めたのか?1日6時間筋トレをしていたのか。
「例えばなんですけど、なんか朝起きて1時間ストレッチとトレーニングして。で、練習行って。3時間トレーニングとスケートして、帰ってきて、1時間半トレーニングして、で、寝る前に1時間イメトレしてみたいな日々をずっと繰り返していたんで(笑い)。かなり試合やってる時よりも練習したり、イメトレをしたりしてきました。でも、なんかそれは本当にいいものを見せたいって思ったのと同時に、やっぱ自分の実力がその自分が見せたいものよりも圧倒的に劣ってるっていうことを何か改めて感じたので。本当まだまだ進化し続けたいなって思ってます」

――「破滅への使者」のノーミスを評価すると。
「なんか試合みたいな感じになっちゃうんですけど、やっと練習報われたなって思いました。本当に毎日3回通して3回ともノーミスして、みたいなことを毎日やってるんですけど。やっぱりその前半全てを通し切りながら、で、毎回その映像の部分はひたすら着替えて靴を履いてみたいなことをずっと繰り返して握力とかもなくなっていく中で、やっぱ滑るのとは全く違ってて。でもこういった中でノーミスできたことは、また改めて自分がやってきたことが正しかったんだって思える瞬間でもありました」

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