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サンド富澤 "漫才じゃない論争"に「変化と進化を止めないからM―1は、漫才は面白い」

[ 2020年12月22日 21:05 ]

「サンドウィッチマン」富澤たけし
Photo By スポニチ

お笑いコンビ「サンドウィッチマン」の富澤たけし(46)が22日、自身のブログを更新。若手漫才日本一を決める「M―1グランプリ」の審査員について「何年も続けるには体に良くない仕事かもしれません」とつづった。

史上最多5081組が参加した今年の「M―1」は20日に開催され、「マヂカルラブリー」が王者に。今年3月の「R―1ぐらんぷり」も制して個人2冠となった野田クリスタル(34)の男泣きも話題になった。

まずは「コロナウイルスの影響もあってライブの数も減り、みんな今年はネタをみがくのが相当大変だったと思います」と参加者たちを労った富澤。「マヂカルラブリーの、決勝の決勝でほぼ喋らずに転がってるネタをやる勇気は凄い。怖くて自分ならできません。一歩間違えば大惨事になる可能性もあるネタです。それで爆笑をとった」とした上で、あれは漫才ではないのでは?という声がネットを中心に上がっていることについて言及した。

「主催者側が漫才じゃないと判断したら失格にすればいいわけで、『点数をお願いします』と言われた以上、審査員は漫才として審査します。そして各審査員は自分の中の漫才の解釈の枠で点数や1番を決めます。漫才は色んな形があっていいし、だからこそ新しい形が産まれ、進化していくんだと思います。変化と進化を止めないからM―1は、漫才は面白い」と富澤。

「一人一人の笑いのツボが違うのに漫才の大会をこういうルールで、こういう審査員でやると決まって出場する以上、演者は従い、自分達に合わなきゃ出なければいいだけの話です。でもそれをわかった上で出場してまた挑戦する。人と違う形を模索しながら、今までの自分達より新しい物を見せる為にもがく、出場資格が無くなるまでの苦しくて苦しくて楽しい時間。何年もそれを経験してきた上で審査する側にまわることは、知っているからこそこんなに名誉でツラい役目はありません」とした上で「自分が何者かをさらけ出し、数十秒のうちに判断して人の人生が変わるかもしれないボタンを押したことがありますか?」と呼びかけ、「また数ヶ月、あそこはあの点数で良かったのか...とか考えるのでしょうね。何年も続けるには体に良くない仕事かもしれません」と続けた。

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