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爆笑問題・太田 大学裏口入学報道"一生ネタにする" 妻の光代社長は「控訴に驚き」

[ 2020年12月22日 05:30 ]

ポーズを決める太田光(撮影・島崎忠彦)
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お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光(55)が日大芸術学部に裏口入学したと報じた週刊新潮を訴えている民事訴訟で、東京地裁は21日、発行元の新潮社に440万円の支払いとウェブ上の記事削除を命じる判決を言い渡した。太田は判決後、都内で会見し「一生言わせてもらう」と、ギャグやネタにしていくと宣言。一方の新潮社は控訴する意向を示した。

完全勝訴とは言い切れない判決でも、太田節は全開だった。会見の冒頭で「多目的トイレを利用してしまった」「同じ事務所のウエストランドが(20日の)M―1で何の痕跡も残せなかった」とおわび。得意の"時事ネタ"で取材陣を笑わせた。

父親が800万円を渡して太田を裏口入学させたという18年の報道に対して、約3300万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求めた訴訟。謝罪広告は、太田がメディアで発信力を持つことから「被害の回復を図ることが一定程度可能」として請求が認められなかった。

太田は「広告は載せてもらいたかったけど、僕はタレントなので、この出来事をいくらでもネタにできる。ことあるごとにラジオ、テレビで一生言わせてもらって、それでトントンかなと思っている」と"一生ネタにする"ことで勝訴したことを周知していく意向。判決については「名誉毀損(きそん)については認めていただいた。満足というか、ある程度、納得はしている」と率直に感想を語った。

亡き父への思いも明かした。「爆笑問題"太田光"を日大に裏口入学させた父の溺愛」と題した記事では父親の名刺が掲載された。「一般人である親父の名刺が載っかった。さも、やくざとつながりがあって、そのやくざにペコペコ頭を下げるなんて、親父はそんなことをする人間じゃなかった。そういうイメージを世間にまき散らしたことが一番許せなかった」と振り返った。

一方の新潮社は「控訴して真実性を立証する」とのコメントを出した。判決では「取材源とされる人物が話した内容について、十分な検討や裏付け取材を行ったとは言い難い」とされ、記事が真実であると信じる相当な理由があったとは認められないと指摘された。

控訴について太田は「控訴(酵素)パワーといいますしね」と冗談交じりに余裕の表情。妻で所属事務所の光代社長(56)は「控訴に驚いています。最高裁まで行ってもいいと思っています」と徹底抗戦する構えを見せた。

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