上田惇生

現場の仕事は不得意だがなすべきことは山ほどある 政府に必要なのは分権化

2014年1月21日

現場の仕事は不得意だがなすべきことは山ほどある 政府に必要なのは分権化

ドラッカーは、続けてこう言った。この原理を国に適用するならば、実行の任に当たる者は、政府以外の組織でなければならない。国における分権化とは、実行にかかわる部分は、政府以外の組織に行わせることである。

人に卓越性を発揮させて優れた組織文化を実現するにはそのための行動規範が必要

2014年1月15日

人に卓越性を発揮させて優れた組織文化を実現するにはそのための行動規範が必要

優れた組織の文化は、人に卓越性を発揮させる。卓越性を見出したならば、それを認め、助け、報いる。そして他の人の仕事に貢献するよう導く。したがって優れた組織の文化は、人の強み、すなわち、出来ないことではなく、出来ることに焦点を合わせる...

組織とは建築用ブロック 強みを成果に結び付け弱みを無害化する

2013年12月24日

組織とは建築用ブロック 強みを成果に結び付け弱みを無害化する

ドラッカーは、弱みを克服せよとは決して言わない。そのようなことは至難である。たとえ、成功しても、その過程で強みまで危うくする。しかし組織は、人それぞれの弱みを意味のないもの、たいしたことではないものにすることはできる。

「戦略計画」で必要なのはわれわれの事業は何かという問いへの答えであり行動である

2013年12月10日

「戦略計画」で必要なのはわれわれの事業は何かという問いへの答えであり行動である

未来は、望むだけでは起こらない。そのためには、いま意思決定をしなければならない。いま行動し、リスクを冒さなければならない。必要なものは、長期計画ではなく戦略計画である。

チェンジ・リーダーたるには予期せぬ成功の追求とそのための予算が必要である

2013年12月2日

チェンジ・リーダーたるには予期せぬ成功の追求とそのための予算が必要である

最初から完璧なものはありえない。必ず予想しなかった問題が出てくる。逆に大きな障害と思ったものがたいしたことがなく、あるいはまったく存在しないことがある。仕事というものは、初めに考えていたものとは必ず違ったものになる。

成果を上げる人間関係は貢献に焦点を合わせることで驚くほど容易になる

2013年11月26日

成果を上げる人間関係は貢献に焦点を合わせることで驚くほど容易になる

ドラッカーは、同じことを、角度を変えてこう言う。「仕事に焦点を合わせた関係において成果が何もなければ、温かな会話や感情も無意味である。言い繕いにすぎない。逆に、関係者全員にとって成果をもたらす関係であるならば、失礼な言葉があっても...

業績を評価するには五つの計器が必要である それぞれ数字のトレンドを見よ

2013年11月18日

業績を評価するには五つの計器が必要である それぞれ数字のトレンドを見よ

経験豊かな経営者は、業績をたちどころに測る公式などないことを知っている。自動車がダッシュボードにいくつかの計器をつけなければならないように、会社の経営にも、いくつかの計器が必要である。それほどは必要ない。

公的機関は成果を上げられなくなったときその存在意義を失う

2013年11月12日

公的機関は成果を上げられなくなったときその存在意義を失う

1980年、ドラッカーが「パブリック・アドミニストレーション・レヴュー」誌に寄稿した論文である。『日本 成功の代償』に収載されているが、日本の公的機関についてだけ書いたものではない。世界中の公的機関が抱える問題を論じている。

経営環境の変化を受けてトップ自身が対処すべき5つの新しい課題

2013年10月21日

経営環境の変化を受けてトップ自身が対処すべき5つの新しい課題

今後トップの仕事は、私が知り得るかぎり最も複雑な仕事、すなわちオペラの総監督の仕事に似たものとなる。スターがいる。命令はできない。共演の歌手が大勢いて、オーケストラがいる。裏方がいる。そして聴衆がいる。すべて異質の人たちである。

われわれは政府に奇跡を求めた奇跡を求めれば得られるものは幻滅である

2013年10月9日

われわれは政府に奇跡を求めた奇跡を求めれば得られるものは幻滅である

政府はあらゆる国において最大の雇用主になった。そしてあらゆるところへ進出した。しかし、それは本当に強力になったのか。単に巨大になっただけか。政府は巨大になっただけであり、費用はかかっても、成果はさしてあげていないことを示す証拠は山...

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