手土産で「お菓子」を渡す人はセンスがない...では、「センスのある人」は何を渡す?
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「手土産はまあお菓子でいいかな」
会食のたびに手土産を考えることが面倒で、いつも同じ店で同じお菓子を買っていないだろうか。「手土産こそチャンス。機械的にお菓子を渡してしまうのは、機会損失になる」こう語るのは、『Sales is』を執筆したセレブリックス・今井晶也氏だ。『ビジネス会食完全攻略マニュアル』で「会食を制する」ノウハウを余すところなく記したyuuu氏を聞き手に、「手土産の選び方」「店選びのコツ」を聞いた。(構成=ダイヤモンド社・榛村光哲/執筆=菱沼美咲)
情報を制する者が会食を制する
――「いい会食のポイント」ってありますか?
今井晶也(以下、今井) 相手にとっての「いい」は人によって違うので、パーソナライズ、つまり「その人が一番喜ぶビジネス会食をセッティングすること」がいちばん大事だと思います。
なので、相手にとっての理想を知っておくことが重要です。どこが行きやすくて、どういう沿線に住んでいて、アレルギーはこれでなどの準備ですね。「情報を制する者が営業を制する」のと一緒で、「情報を制する者がビジネス会食を制する」んです。準備をするためにも、お店のリストを作っておくことも重要だと思いますよ。
お店の「場所選び」の最適解は?
ちなみに店選びでいえば、僕は「行きやすさ」よりも帰りやすさを重視するタイプです。「行きやすさ」を意識すると必然的にお相手の会社の近くになりますよね。相手の会社に近すぎる場所でやると、もしかしたらその会社の人がお店に来るかもしれないですし。特に立場のある人同士で食事をするときって、情報の観点で会社に近い場所はあまりよろしくないんです。
yuuu 店選びにおける「行きやすさ」「帰りやすさ」議論の答えはありません。開始時刻が早かったら家から少し遠くてもいいかなと思うし、2軒目があるなら、その動線を意識しつつ相手の帰りやすいところを選ぶのがよいという話になりますよね。
一方、相手側がぎりぎりまで仕事をしてそうだなっていうときに限って僕は会社の近くを選びます。ただ、お相手の会社に近いと相手が行ったことがある確率が上がってサプライズを起こしにくいのは難点です。
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