劇的円安の元凶、日米「金利格差」拡大はいつまで続く?為替のプロ7人が総力予測
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ドル高円安を急加速させた日米金利差。FRB(米連邦準備制度理事会)による利上げは始まったばかりで、日米の長期金利差はにわかに1%以上拡大し、2.5%を超えた。特集『午後10時の日本経済 激変!為替・株価・物価』(全8回)の#2では、FRBの利上げが加速していく中での金利差の先行きを総力予測した。(ダイヤモンド編集部編集委員 竹田孝洋)
1カ月半で1%以上拡大した
日米の長期金利差
急速な円安が主因とされる日米の金利差の拡大。下図を見てほしい。3月初旬には米国の10年国債利回りから日本の10年国債利回りを引いた金利差は、1.6%台だった。それが、4月下旬には2.6%台後半にまで拡大した。
この動きは、円安の進行と見事に軌を一にしている。
3月初旬、円の対ドルレートは115円前後だった。そこから4月中旬には129円台を付けるに至った。日米の金利差拡大が円安のドライバーであったことは疑いようがない。
では、円安の大元凶である日米金利「格差」は今後、どこまで拡大していくのか。そしてその格差はいつピークを付けるのか。ダイヤモンド編集部が実施した為替のストラテジストへの緊急アンケートの回答を基に、次ページで解き明かしていこう。
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