少年院のかたち
1 それはブルースの話で始まった
2 「可愛い」と思わずにいられない
3 法務教官という複雑な仕事
4 おこってごめんね
5 東北少年院の出院式
6 少年よウクレレを抱け
7 置賜学院での作文指導
8 北海道沼田町の社会復帰施設問題
9 「一ミリ」の働きかけ
10 少年院でCDをつくる
11 ポジティブとネガティブ
12 三原スエと柳原白蓮の熱き想い
13 少年院は天才を育てる場所じゃない
14 「光市母子殺害事件」を考える
第2部 法務教官インタビュー 法務教官という生き方
1 門脇高次さん
法務教官になりたい。そう思ったのは十七歳の時です。
2 和田英隆さん
こんな俺に素直さがあるのであれば、少年のなかにもそれがあるはずだ。
3 深田幸子さん
生きていれば、なんとかなるやん。
4 佐々木世紀さん
脂汗を流しながら、少年を見ているだけです。
5 長田 亮さん
十八歳の時、涙が涸れてしまったんです。
6 伊藤雅子さん
少年たちに足りないのは、やっぱり愛だと思います。
7 濱野智浩さん
初心に帰ろうと、少年調査記録を気をつけて読むようになりました。
8 谷越鈴子さん
こつこつ働き、家族と仲良く。それが乙女の生きる道。
9 藤 淳隆さん
まずは自分がやってみせる。運動をすればカチカチの心がほぐれていきます。
第3部 小説 法務教官・深瀬幸介の休日
1 誕生日の朝
2 笑わない男たち
3 銀の車輪が回る
4 キュウセンの味
5 純白のハンカチ
6 ハードレイン(激しい雨)
7 木漏れ日