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医療事故訴訟における和解事例の研究

医療事故訴訟における和解事例の研究

和解事例など100余のケースから,原告と被告の主張,争点および結果を検証した貴重な資料。

著者 吉川 孝三郎
真壁 昊
ジャンル 法律 > 民事法 > 実務書
出版年月日 2006年09月29日
ISBN 9784877983055
判型・ページ数 A5・448ページ
定価 本体3,800円+税
在庫 在庫あり

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和解事例など100余のケースから、原告(患者・家族)・被告(病院・医師)双方の主張、争点および結果を丁寧に検証した、医療事故訴訟実務の上で貴重な資料。
第一部 和解事例の研究
第一章 手術ミス
1 むちうち症治療の手術で脊髄性ショックを発生させ肺水腫で死亡
2 子宮筋腫の手術で出血性ショック死
3 副鼻腔炎の手術で外斜視と眼球運動障害の後遺症
4 慢性副鼻腔炎手術で左目失明-訴訟前和解
5 胃切除手術後、腹膜炎を起こし死亡
6 脳動脈瘤の手術で脳梗塞を起こし植物状態
7 自覚症状のなかった胆石の手術後に死亡
8 胆石の手術後、胆汁性腹膜炎を発症して死亡
9 心室中隔欠損症の手術後、脳性マヒ、重度精神障害で寝たきり
10 腫瘍の切除手術で神経を損傷-訴訟前和解
第二章 麻酔ミス
1 人工肛門造設手術後、四肢麻痺の後遺障害
2 帝王切開のための麻酔ミスで母子ともに死亡
3 胆のう結石摘出手術の麻酔ミスで死亡
4 舌がんの手術後、全身麻痺・失明・言語障害
5 手術後の疼痛を抑えるための麻酔で寝たきり──訴訟前和解
第三章 診断ミス
1 肺炎で入院治療中ショック状態となり寝たきりの後遺障害
2 腹膜炎を風邪の腹部症状と誤診して死亡
3 検査で腸がんを見逃し、切除手術をしたが手遅れで死亡
4 肺がんを見落とし、手術を受けたが死亡
5 肺がんを見逃し、末期で発見したが手術もできず死亡
6 心臓喘息を気管支喘息および過換気症候群と誤診し、心不全で死亡
7 急性心筋梗塞の診断が遅れ、心不全で死亡
第四章 投薬ミス
1 バセドウ氏病治療薬の副作用で肺炎に罹患し死亡
2 不整脈の薬で心肺停止となり死亡
3 気管支喘息の治療中アナフィラキシー・ショックを起こし植物状態──訴訟前和解
第五章 治療ミス
1 C型慢性肝炎の治療中に敗血症を発症して死亡
2 腸閉塞で入院したが緊急開腹手術をしなかったため死亡
3 リハビリ患者の肺炎を放置して死亡
4 内視鏡検査でショックを起こし重い後遺障害
5 出産後、高血圧による脳出血で死亡
6 重症の妊娠悪阻で入院中、ショックを起こして死亡
7 心筋梗塞で十分な治療を受けられず死亡
8 気管チューブが詰まり再挿管に手間取って脳性マヒ
9 交通事故後のストレス性潰瘍で死亡
第六章 出産事故
1 児頭・骨盤不均衡を見逃し脳性マヒの障害
2 CPDを疑わず吸引分娩にこだわって脳性マヒの障害
3 新生児仮死で出産、全身マヒで寝たきりの後一歳三カ月で死亡
4 高度医療機関で分娩誘発剤により脳性マヒの障害
5 分娩監視装置を使わず、陣痛促進剤の副作用で脳性マヒの障害
6 陣痛誘発剤の副作用で子宮破裂を起こし死亡
7 分娩監視装置の観察を怠り、陣痛誘発剤で脳性マヒの障害──訴訟前和解
8 帝王切開が遅れ胎児仮死による脳性マヒ──訴訟前和解
9 胎児仮死状態の発見が遅れ、重度の脳性マヒの障害
10 胎盤早期剥離で死産、産婦も大量出血で死亡
11 逆子をなおすための外回転術で胎盤早期剥離、こどもは死亡
第二部 判決事例の研究
第一章 勝訴事例
1 突発性難聴の治療後、突然呼吸停止し死亡
2 陣痛誘発剤で子宮破裂、こどもは脳性マヒの障害後死亡
3 骨盤骨折の事故で入院したが、腹膜炎で死亡
4 実験段階の抗がん剤による副作用で死亡
5 左肺がんのため全摘手術後、一カ月余で死亡
6 乳がんを良性のしこりと誤診し、一年後に死亡
7 豊胸手術の麻酔ミスで植物状態
第二章 敗訴事例
1 心臓手術の一〇日後に死亡
2 心臓手術後、意識を回復せず死亡
3 心臓カテーテル検査で脳塞栓症に罹患し左片麻痺
4 大腸がんの腹腔鏡下手術後、腹膜炎に罹り死亡
5 注腸検査で腸閉塞となり、二度の手術で大量出血死
結びに代えて
おわりに

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