1998年 ハブ

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クレジット

タイトル: 1998年 ハブ
著者: '98プロジェクト参加者一同

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1998年


Series of 1998th

おや、ニュービーさんですね?新世界へようこそ!

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このカノンは、カノン名に冠する1998年に発生したヴェール崩壊をきっかけに変貌していく世界を描く作品群です。要は歴史改変SFものです。

「ヴェール」とは、財団や世界オカルト連合、複数の国家の間で意思決定されてきた、異常や超常を一般社会から隠蔽するという政策・方針のことです。財団が、SCPオブジェクトに関わった一般人に対して記憶処理を行なったり、現実改変者を殺害してきたのは、この基本方針の下に平穏な人類社会を存続させるためでした。

しかしながらヴェールが破れたことで、そのような日常・非日常は過去のものとなりつつあります。異常・超常を由来としたパラテクノロジーが、人々の生活を飛躍的に向上させた一方、私たちの日常に害を及ぼしてきた様々なことが、超常・異常的な側面を持つようになりました。

"それでも前に進んでいく"人類を様々な視点から描き出すために、執筆者達は、様々な形式の記事を執筆し、カノン独自の用語を多数生み出したほか、既存記事や同カノン記事を問わないクロスリンクを張り巡らしています。
(ただし、クロスリンクを踏むことは記事の理解度や没入感を高めることに繋がりますが、必ずしも必要という訳ではありません)

その上、このガイド執筆時点で既にこのカノンの構成記事は70を超えており、新たな読者にはハードルが高いのは否めません。ガイドの結びとして、ここを開いてくれたあなたのために、このカノンの世界観をより掴める作品を抜粋して紹介したいと思います。特に重要な記事については〈くろまる〉を付けてあります。重量級ですが、面白さは保証しますよ!

SCP-1710-JP - ショパン・ゴジラ くろまる
全ての始まり。 ショパンの顔をした神格実体がカルトにより招かれ、ショパンの故郷たるポルスカの大地とともにヴェールを引き裂かんとする。現実(ゴジラ)対虚構(ヴェール)。
1998年、初夏 くろまる
プロメテウス・ニューロンズの奇妙な倒産、見え隠れする軍人や議員の影。それを追う最中、一人のジャーナリストは郷土の偉人、ショパンを崇める特異な集団と接触を持つ。そして彼は何も知らぬままヴェールの内側に、戦場に、足を踏み込む。

マンハッタン次元崩落 GOC介入目前か
ヴェール体制の崩壊は、財団・連合・プロメテウス・米国の四大権力による世界秩序への移行を意味した。しかしその堅固に見える土台にひびを入れようと、財団の忌み子が動き出した。今、ヴェールなき世界の歪みを暴き出す。
SCP-2911-JP - 合衆国の一番長い日 くろまる
三つの銀翼がマンハッタンを異界に沈めた。悪魔が跋扈する市中へ財団・連合・境界線イニシアチブの戦闘部隊が突入する。目指すはWTC。9.11は第二の転換点となるか。

SCP-2041-JP - 財団感染病棟Q5!白き末期患者と絶望的ホスピタル くろまる
人々が「異常」の存在を認知した時、人々もまた異常へと変化していく。サイト-81Q5はそんな異常疾患の罹患者を「収容」する財団異常疾患研究・治療センターだった。

The "F" 10月号 くろまる
ヴェール体制崩壊の混乱下、自らの三原則に則り邁進する財団。増える異常性疾患。大地に積り被害をもたらす「カック灰」。過激化し全世界に広がる夏鳥思想連盟。ヴェールを再び剥がされたアフリカ大陸と南アメリカ大陸。

東京事変 くろまる
戦前の科学者・随筆家、寺田寅彦はこのように警告したといわれている、「文明が進むほど天災による損害の程度も累進する。そして、天災は忘れたころにやってくる」 。この現実崩壊性災害という新たな災害は長い悪夢の始まりであり、日本の再生の起点となる。

理外研電算機 身売りを含む選択肢を検討中か
変貌する社会の波は無論日本にも到達していた。躍進、あるいは停滞する企業系要注意団体。旧態依然におもねる日本政府。不死鳥のように蘇ったプロメテウス・コンツェルンの手がその間隙を縫って迫っている。

長野市AFC殺傷事件 日奉蓮被告に死刑判決 長野地裁
ヴェール消失は、有形無形を問わない異常性の保持者の社会進出と新たな誕生を引き起こした。そんな彼らは人間の根源的な嫌悪だけではなく、宗教観、思想などを理由に、時に迫害されている。

and more…?

  • 気に入った記事のクロスリンク先を読み込んでみよう。
  • 上の記事の中で気に入ったシーズンの別記事を読んでみよう。
  • 「幕間」記事群の海に潜ってみよう。
  • 外部wikiに設置された拡張版設定資料集を読んでみよう。
  • SCP-JP公式チャット#1998年に書き込んでみよう。
  • 記事を書くようなら運営会議場サーバーものぞいてみてね。
  • あなたも1998年カノンで作品を書いてみよう!私たち著者はあなたの参加を待っている!

Written by Tark_IOL Tark_IOL


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─夜明けが、見えてきた。


記事一覧

1998年: ワルツの夜

ポーランドで発生した神格存在の出現事案はヴェールを捲り取り、これまで隠し通されてきた闇は白日の下に晒された。広がる混乱の最中、人類は新たな一歩を踏み出すことを余儀なくされている。

根幹記事


2001年: 合衆国の一番長い日

3年間の安寧は、3機の銀翼によって破られた。マンハッタンを異界に沈めた前代未聞の超常テロを前に、ヴェールなき世界の矛盾が顕わになる。9月11日を生き延びる、人々の戦いが始まった。

マンハッタン・クライシス

根幹記事




2006年: 大麻畑でつかまえて

2006年10月2日、コロンビアは堕ちた。彼らは注射器を片手に、軽妙な口調で安っぽい自由主義を語り続けた。不道徳を嗤うエンターテイナーショー、狭苦しい正常に生きる人々は今日も惑う。

根幹記事



2009年: 黄昏に沈む爪牙

奇蹄病事件──感染者約6万人、内死者約1500人となった偶発的アウトブレイク騒動はワクチンの発見によって収束を迎えた。だが、事件への恐怖はこれで終わらなかった。奇蹄病患者への差別、古来伝承の獣人種族や奇蹄病に依らない後天性AFCへの風評被害、進まぬAFC権利保証活動......。暗闇の中で足掻き続けようとも、彼らの夜は未だ明けない。

根幹記事



2015年: プルス・ウルトラ

2015年にバルセロナで発生した神格存在出現事件は、イスパニアの地と民に大きな傷痕を残した。認められないアニマリー権利、他国からの差別、夏鳥思想連盟からの攻撃......これは更なる前進を迫られた或る王国の記録。

根幹記事



2017年: 東京事変

東京都を中心とした南関東で同時多発的に発生した異常な現象群。そして引き起こされる東京の壊滅。被害は死者350万人以上、行方不明者600万人以上。それは26年間続く悪夢の始まりであり、日本の再生の起点でもあった。

根幹記事


地下東京奇譚




2019年: 鏡写しの正常世界

2019年9月13日、アフリカと南米は『正常』へと回帰した。住民から超常の記憶は失われ、生活は本来のありきたりな姿へと戻った。しかし、残された国際社会の歩みは止まらない。取り戻すべきかつての日常は誰のものか?全世界の30%以上を巻き込む超常史上最大事件の渦中、もはや後戻りは許されない。

根幹記事



2037年: 黎明に轟く咆哮

スペイン新憲法公布、異常性保持者保護法改正、権利保証条約案協議開始。努力の末にようやく見えてきた夜明けは"ヒトであろうと足掻き続けたケモノ"に希望を与えた。だが、それは"憎悪で畜生に堕落したヒト"が追い詰められたことを意味していた。それでも、彼らは黎明に向け咆哮する。

根幹記事



2041年: 病院の窓から覗いた朝

悪疫疾患、障害増大、無明長夜。人々が「異常」の存在を認知した時人々もまた異常へと変化していった。それはパラテックの発展やより住みやすい世界を生み出したが、やはり良いことだけではなくマイナスの面もあった...。2041年に起きたサイト-81Q5現実崩壊事件を起点とした近未来の日本を描く話。

根幹記事



幕間

特定のシーズンに属するわけではないものの、カノンの世界観を採用/構成している記事。順番は概ね年代順です。

















アートワーク

カノンに関連するアートワーク。


シリーズ

カノン内で連載されているシリーズのうち、
特定のシーズンに依存しないもの。



ヴェールが静かに上げられたとき、人と何かの最後の舞台の幕も、また上がる。

参照: 財団指定 広域怪異収容事例記録 ハブ


変わらず前進する世界で、異常と関わる日常を二人は過ごす。


共生と対立の渦巻く人類社会は、事件を繰り返すたびに流転する。それは太陽と共に生死の宙を舞うベンヌの如く。

前章:サハラ戦争編


愛する全てが壊れてもクサいセリフで歌うことができる。神のいる世界でも俺たちは嫁と結婚できる。いこう、栄光の日曜日へ




カノンガイド

当カノンについて

カノン「1998年」は、その名に冠する1998年に発生したヴェール崩壊をきっかけに、変貌していく世界を描く作品群です。

1998年の初夏、怪しげなカルトがポーランドで悍ましき神を呼び起こします。この神格存在は不完全ながらも強大で、町々を踏み砕き、完全体になるべく聖地を目指し進軍していきました。SCP財団、世界オカルト連合、ポーランド政府は協力して実体の討伐に乗り出し、苛烈な戦いの末に成功します。しかし衆目下での大規模戦闘、そして実体討伐時の奇跡論的バックラッシュでポーランド南部がまるまる吹き飛んでしまったことで、財団や異常の存在は露見、「異常」と「正常」を分かつボーダーである「ヴェール」は失われてしまったのです。

さて、それでは「壊された虚構」の─とは、なりませんでした。ええ、ヴェールは壊れました。しかしながら、時の流れは更に奇妙な方向へと捻れていったのです。プロメテウスの生存、インサージェンシーの超常テロ、いくつもの事項が重なって、世界は変遷の渦へと飲み込まれました。そして出来上がったのは─

「1998年」、混沌の中で織りなされる人類讃歌の舞台へようこそ。席はこちらです。コーラとポップコーンでもつまみながらお楽しみください─。

カノンの特徴

現在、当カノンに属する記事は数十を超えており、その傾向もそれぞれです。ですが、ある程度共通の基盤は存在します。

  • ヴェールは捲くられた。

上述のように、1998年の出来事によって虚構は崩れ去りました。かつて"異常"として壁の向こうに押し込められていた存在は、徐々に我々の社会へとやって来ています。

  • 守護者は尚も立つ。

かつて"正常"として知られていた世界は、もはやどこにも在りません。では財団やGOCはどこに行ったのでしょう? ─まだここにいるのです。人類が光の中で生きていけるように、彼らは未だ"超常"の番人として君臨しています。以前と比べればその姿勢が軟化したのは確かです。しかしながら依然として、彼らは人類を護る最前線に立ち続けています。

  • テクノロジーは大きな発展を遂げた。

ポーランド特需、それに続く第二次パラテックバブルに伴って、プロメテウスは再び世界の灯火の持ち手となりました。飛び交う火の粉は世界各国の超常産業に引火し─超常技術は爆発的に広まりました。炎はなおも燃え続け、世界は新たな局面へと向かっています。かつて夢見た未来は、もう眼前に迫っているのです。

  • 異常は進化する。

ヴェールが失われてからというもの、世界には無数の異常が出現しだしました。ただ表に出てくるようになっただけなのか、あるいは他に何かあるのか、それは誰にもわかりません。しかしながらその波は着実に広がり、巨大になりつつありました。いつしか、人類は新たな脅威に直面するようになりました─異常疾患、超常災害、エトセトラエトセトラ...。

  • 壁は幾度と立ちはだかる。

ヴェールの崩壊、溢れる異常、蠢く要注意団体。あらゆる要素が絡まり合い、世界には騒乱が生まれます。ポーランド、マンハッタン、東京、コロンビア、スペイン...。常識は奈落に呑まれ、都市はあえなく砕け散ります。無辜なる人々に成すすべはありません。─本当に?

  • だが、我々は諦めない。

この世界の人類は屈しません。目前の壁がいかに高かろうとも、いずれは乗り越え、その先の朝日に辿り着くでしょう。パラテクという「技術」、そして輝ける「精神」でもって、彼らはあらゆる苦難に立ち向かいます。彼らの歩みが止まる日は─おそらく来ることがないでしょう。進め、人類。

トーンとテーマ

「1998年」の全体的なトーンは「未来への希望」です。ワンシーンだけ切り取ってみれば絶望や悲哀に満ちているものも数多いですが、カノンは最終的にそれらを乗り越え、明日へと向かっていくことをテーマにします。

しかし、カノンのあまりの広大さから、それ以外の大小さまざまなテーマも多数存在します。いくつか例を挙げてみましょう。

考えられるテーマは無限にあります。妄想が膨らんできたのでしたら─どうぞ、我々のもとに持ち込んでみてください。

─おっと!でもその前にハブを読み込んでおいた方が良いでしょう。特に執筆ガイドと設定集はあなたの助けになりますよ。

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カノン内シリーズ

マンハッタン・クライシス ― 次元崩落テロ事件の真っ只中、ありとあらゆる超常が跋扈するマンハッタンを舞台にしたシリーズです。

外部シリーズ

壊された虚構 ― 当カノンはもともと壊された虚構のIfとしてスタートし、後に分離・独立した経緯があります。そのため両カノンには強い互換性が存在し、1998カノンでは差別化のためにカノン内での設定共有が積極的に行われています。

第三法則 ― パラテック方面に関して多数の繋がりがあります。しかしながら向こうと違い、こちらではプロメテウス・ラボが現役なことには注意してください。

linkAge ― ヴェール崩壊、およびそれによるパラテクノロジーの発展に伴って、マクスウェリズム教会はその勢力を大きく拡げました。電脳デバイスは既に一般人口にもある程度普及している模様です。

信濃中央新聞 ― 当カノンでたびたび使用されるフォーマットであり、ハブにも当カノンにおける信濃中央新聞社の設定が書かれています。

白色家系図録 ― 子シリーズである「白枝三部作」は1998カノンの世界を舞台としています。

財団指定 広域怪異収容事例記録 ― 子シリーズである「Case:N 『人妖大戦』」は1998カノンの世界を舞台としています。

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守らねばならないこと

  • 投稿した記事には必ず「1998」のタグを付けてください。「壊された虚構」のタグは基本的には付きません。
  • 記事を投稿し、少なくとも30分以上削除通知が来なければ、ハブの"記事一覧"にそのページのリンクを掲載してください。

リストへの記事の追加・削除・移動は著者本人であれば自由に行っていただいて大丈夫です。投稿から2日経ってもハブに掲載されていない場合は、後述する管理委員によって代替的に掲載されます。

推奨

  • 既存設定との意図しない矛盾点はなるべく減らしてください。下にある"背景情報"を参考にしてみるといいでしょう。不安な場合は、後述するDiscordチャンネル/サーバーや、WikidotのPMで有識者に相談してみてください。
  • 親ページとしてこのハブを紐付けるのが望ましいです。親ページ設定しなくとも構いませんが、何らかの形でリンクがあった方が読者にとってはありがたいでしょう。

有識者のアドバイス


Tark_IOL Tark_IOL のアドバイス:
こんにちは、Tark_IOLです。
私が『1998年』カノンで執筆している作品は、GoIフォーマットや新聞・雑誌形式のTaleなので、ここではそれらの執筆への関連事項について、僭越ながら助言をしたく思います。

  • あなたのアイデアの面白さを新聞・雑誌フォーマットが十分に引き出してくれるか一考する

98カノンの新聞・雑誌フォーマットは、ヘッドカノンを編むことさえできれば、形にすることはそう難しくない型です。
しかし、ここで思い出すべきなのは、基本的に新聞が第三者の視点から、一般的な「事実」を端的に効率よく伝えることに特化したメディアだということです。
これを踏まえると、あなたが感情に訴える記事を書きたい時に、新聞フォーマットを選択するのは最善手とは言えません。その事件にドラマティックな場面・あなたが伝えたい感情があるなら、その場面の前後を書き込んで、登場人物自身に語らせたtaleの方が、読者を引き込めるより良いアイデアの昇華の仕方ではないでしょうか。

  • 自らの政治的主張・思想を直接的に表現することは避ける

98カノンは、架空史を編纂する遊びでもあります。そこは現実を下敷きにした出来事が数多く発生し、一方で次第に現実から乖離していく社会でもあります。
ここで注意したいのは、あなたの主張や思想(場合によっては現代社会や日本で普遍的なものを含む)を直接的な表現として記事に残すことです。それ自体は記事への面白さには寄与しないばかりか、世界観構築のノイズとなるやもしれません。
創作する以上、その主張や思想から絶対に逃れることは出来ませんが、出発点や根底に隠れた主義主張を、昇華し、あるいは希釈、圧延することで、文芸作品としての面白さを得られましょう。
((注記)この項の助言は同じく架空史を編纂するカノン-JP「扶桑紀」から、ハブ執筆者のhey_kounoike氏と、彼と私がリスペクトするseafield13氏の言を、「私的に」解釈したものです)

  • クロスリンクや他記事のネタを多分に盛り込む

無論これは『クロスリンクガイド』『クロスリンクについて』といった先人の優れたエッセイを読んだことを前提とした助言ですが、当カノンにおいては積極的に、他記事のありとあらゆるネタを盛り込むことが行われるべきだと考えています。これは98カノン記事とのリンクだけではなく、カノン外も含まれます。
通常カノンのGoIフォーマットでも言えることですが、多くの場合98カノンで描かれるのは、秘密主義で閉鎖的で超常社会からもほど遠かった財団ではなく、多くの超常が露わとなり、関連性を持っている社会です。
ですから、貴方の記事に登場するだろう人物・ガジェット・背景にクロスリンクを仕込むことは、98カノン社会の中に記事を位置付けることで、背景に広がりを得られる有効な手立てです。また、カノン外からクロスリンクを引張ってくることは世界観の拡張に貢献する行為でもあります。
個人的には新聞フォーマットの広告欄が一番ワクワクする場所です。あれ程他記事のネタを詰め込んだり伏線を張れる場所はありません。The社会といった感じですね。


O-92_Mallet O-92_Mallet のアドバイス:

  • 世界の変遷には必ず理由がある。

ヴェールが開け放たれた世界では正常と超常の垣根が低くなり、これまでの人類とは全く違う様々な存在が世界へと広がっていきます。我々の知る「ヒトのヒトによるヒトのための社会」が大きく変革を遂げる過程の中では、1998年カノンを代表する超常事件に留まらず、見知らぬ新たな友人たちとの細やかな軋轢もまた多く現れることでしょう。

貴方には大きく分けて二つの選択肢があります...一つは、近未来を生きる人々の心情にフォーカスし、超常との個人的な触れ合いに関する物語を紡ぐこと。もう一つは人々が築くより大きな社会体制に目を向け、彼らが超常社会の中で抱く感情の理由づけを行うことです。

1998年カノンのトーンとテーマの項を思い出してください。流線型にシルバーの理想的な近未来が舞台であったとしても、ある特定のワンシーンを切り取れば、そこには往々にして世界の裏面、陰惨な情景が広がっているものです。しかし、描かれているトーンの傾向としての正負に関係なく、それらのシーンには必ず「それが存在する理由」があることを意識してください。

毛皮を持つ友人はなぜ虐げられるのか?テロ組織が真に守り抜きたかったイデオロギーは何か?人類は何を基準に前進する方向を定めているのか?貴方にはそれらを自由に発見し、描き出す権利があります。

  • 「根幹記事」は広範な展開性を含むものを目指す。

「1998年」ハブ上の作品リストに導入されているシーズン制は、特定の大事件を直接的に描く「根幹記事」と、事件の周囲で発生する細かな物語たちに分類されます。根幹記事は文字通りシーズンの根幹となる記事で、その存在は人類社会の進む向きを規定するほどの甚大な影響を物語世界に与えます。

貴方が根幹記事の執筆に挑むのであれば、以下の要素のいずれかを含ませることを頭に入れておくと良いでしょう。

  • 多数の人物を登場させる。彼らはその時点の世界情勢から何らかの影響を受けており、その上に各自の意見と意志を築き上げている。そして、それらの人物の相互作用は新たな物語の種になる。
  • 独自の技術系統にフォーカスしてみる。そして、人類(財団だけではありません)がどのようにしてそれらの技術を開発し、世界の前進の一助としたかを考える。あるいは新技術に付随する様々な事故、副作用、あるいは癒着した利権の存在などに想いを馳せてみる。
  • 貴方がシーズンのトップバッターとして根幹記事を投稿する予定であれば、後続の著者が執筆しやすいように人物設定のいくつかは敢えて手を付けずに残しておいた上で、開示可能な部分を用いて人々の感情や世界趨勢を描く。逆にシーズンの総まとめとして根幹記事を投稿するなら、先駆者により投稿済みの記事群に目を通し、その中で特定の主題を用いた複数の記事を読み込み、それら全ての設定を成立させることが可能な事件のストーリーを組み上げる。

ちなみに、カノン設立から現在までに投稿された根幹記事は、概ね非常に「長い」です。しかしながらこれは「根幹記事は常に長大な文量を要求するものである」という意味ではないことに留意してください。重要なのはどのような事件が起こり、世界の考えがどのように変化したかです。

  • 超常社会の先進性とSCP世界の不条理さを両立する。

1998年カノンの作品も、SCP財団に投稿されることを忘れてはいけません。そう、「普通でないもの」を取り扱うクリーピーで不条理な作品群が集うSCP財団です。貴方が作ろうとしているものが、ほかのSFファンタジー作品投稿サイトでは代替し得ない独自の特色を持っているのであれば、SCP財団を利用する多くの読者たち(彼らは往々にして、一つのカノンよりももっと広い範囲の記事を読み歩きます)にとって貴方の作品はより魅力的に映ることでしょう。

このカノンでは「異常」は誰でも手に取れる身近な存在であり、それらに対する学問も大きく発展しています。しかし未だに、それらの完全な性質が解き明かされているわけではありません。異常が隠されていないことは、異常によって引き起こされる理不尽な物語のジャンルを狭めることを必ずしも意味しません。アプローチ方法は無数に存在します。貴方の作品が、1998年カノンの作品である以上に、SCP財団の作品として優れた見識を示すものになることを期待しています。


シーズンを追加するには?

先程の記事一覧を見たあなたは"XXXX年: タイトル"という記事の集合体に気がついたでしょう。これが「シーズン」です。シーズンはこの世界の転換点となった、何らかの超常事件を軸に展開される物語群です。ある意味このカノンの"メインストーリー"とも言いかえられるでしょう。

新たなシーズンを作成するには、次の2つの方法があります。

1. 中心記事がある場合。
そのシーズンに所属する記事を3作以上用意する必要があります。この中にはシーズンの軸となる事件を直接的に描いた「根幹記事」が1作以上含まれていなければなりません。

2. 特に中心的な記事がない場合。
そのシーズンに所属する記事を5作以上用意する必要があります。根幹記事は必要ありませんが、なるべく所属記事の間で事件のビジョンが共有されているのが好ましいです。

これらのうち、どちらかの要件を満たしたならば、次タブに掲載されている「1998年 運営会議場」まで持ち込んでください。有識者間での投票が行われ、その結果問題なければシーズン申請者へのハブ編集許可が出されます。シーズンの作成は複数人で行っても大丈夫ですが、全員がシーズン化に同意している必要があることには注意してください。

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運営体系

ハブ、そして後述するDiscordチャンネル/サーバーの管理を円滑化するため、当カノンでは役職を導入しています。とはいえ簡素なものです。

管理委員

ハブ、そして後述するDiscordチャンネル/サーバーの管理を担うユーザーです。ハブへの新規記事の追加や「1998年 運営会議場」での議論・投票結果の反映、「#1998年」の延長申請、「1998年 運営会議場」の管理・治安維持・議論統括がその仕事です。

メンバー:

有識者

メインサイト(SCP-JP)にて"1998"タグの付いた記事を1本以上持っている方は自動的に"有識者"となり、「1998年 運営会議場」での運営議論・投票に参加することが可能です。

#1998年

SCP-JP公式Discordサーバ内に存在するチャンネルです。当カノンに関する話題全般を扱っており、その世界観に関する雑談が主です。当カノンに触れるのが初めて/触れたばかりの方はまずここを覗いてみるのがいいでしょう。

このチャンネルは「稼働中プロジェクト」のカテゴリに属しているため、数カ月ごとに#discord運営ご意見板でチャットオペレーターに延長申請を出さなければなりません。この業務は主に建主であるKasugai_Kanagu Kasugai_Kanagu が実行しますが、不在の場合は管理委員の方に代行してもらいます。

参加

以下のページを参照してください。
ディスコードに関するルールとポリシー

1998年 運営会議場

当カノンの運営や設定調整、専門的な批評を取り扱うサーバーです。当カノンに興味がある方であれば誰でも参加可能ですが、発言可能なチャンネルには制限があります。詳しくは外部サイトの『カノン「1998年」関連Discordガイド』をご確認ください。

参加

同じく外部ガイドをご確認ください。

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背景情報

概要

詳しく知りたい方のため、カノンの世界設定をここにまとめて置きました。これさえ読んでおけば大体の記事は飲み込めることでしょう。
その性質上、多少のネタバレが含まれるため閲覧する際は注意してください。

より詳しく知りたい方は、外部サイトの拡張版設定資料集を参照することを推奨します。

団体

要注意団体はこのカノンにおける花形です。事件を起こすだけでなく、様々な形で社会と相互作用する様子を描くことができるでしょう。

これら団体の多くは、ヴェール崩壊後に活動が活発化したことを除いてメジャーカノンのものと大差ありません。しかしながら社会情勢の変化に伴って、一部のGoIは全く独自の道を歩んでいます。


財団

世界最大級の超常機関。確保・収容・保護の三語の下で、ヴェール崩壊以前から人類の防壁として活動してきた。1998年の事件を機に影から出てくることを決断した財団は、素早く世論の誘導とショックの沈静化に向けて乗り出した。かくして財団はその権力の維持に成功し、人類保全を掲げて今日こんにちまで存続している。

現在も標語は変わらないが、その方針はヴェール崩壊前と比較すると若干柔和。ハドソン川協定以降、これまで人型実体と呼ばれていた存在達の一部は収容の鎖を解かれた。拡大するパラテクノロジー産業の調整、国家と共同しての異常活動の対処等、彼らはかつての異常と融和しつつある世界を補助している。正常性はもはや存在しないが、それでも彼らはそれを取り決め、それに基づき活動する。

一方で、人類種を脅かす異常に対しては、彼らは変わらぬ態度をとり続けている。異常実体のカタログ化や封じ込め、Kクラスシナリオの回避。仕事が尽きることはない。

2030年代からは世界各地で増殖しつつある反復性の異常症状を"財団指定難病"に割り振り、その治療に向けて精力的に活動している。しかしながら、その中枢施設であるサイト-81Q5は大きな翳りを孕んでいるようだ。

  • サイト-81Q5

異常疾患が増加しつつあるこの世界において、対抗策として財団が建設した特殊医療サイト。全国の病院とつながっていて、何か危険性の高い病気、財団指定難病に指定される異常疾患の患者が搬送されてくるシステムが構築されている。

  • 信濃中央新聞社

長野県に本社を置く財団フロント企業。この世界では日本最大手のメディアとなっており、電子版アプリやテレビ会社を子会社に持つ等、大きな発展を遂げている。


世界オカルト連合 (GOC)

財団と対をなす世界二大正常性維持機関の片割れで、その母体は国連。その名の通り世界各地の超常組織を束ねた"連合"であり、財団同様1998年以前から世界を守護してきた。彼らもまたその権力を維持し、超常界隈における警察として振る舞う。

異常存在の破壊・粛清を基本とする姿勢から財団とは対立しているものの、ヴェール崩壊以後は融和路線に転じ、相互交流に積極的な姿勢を見せる。とはいえ長年の遺恨はそう簡単に消えるものではなく、政治的・軍事的な対立は今なお残り続ける。

  • 世界超保健機関(WPhO)

WHOの対異常疾患部門。公的には2022年に設立されたことになっている。


プロメテウス研究所

パラテクノロジーを中心に取り扱う巨大企業連合コンツェルン。正史では1998年に倒産しているが、この世界では健在。倒産直前に神格事件とヴェール崩壊が発生したことで、財団とGOCは超常技術の散逸、それに伴う社会秩序の更なる不安定化を防ごうと、プロメテウスを生存させる戦略を取った。結果として社は財団・GOC・ポーランド政府をバックにつけた神格事件の事後処理と一般市場への参画に乗り出し、第二次パラテックバブルによってその業績を大幅に回復させることに成功。プロメテウスは今や再び、世界にその名を轟かせている。


ニッソ医機/日本生類創研

ヴェール崩壊と続く第二次パラテックバブルの影響はここ日本にも波及し、我らが日本生類創研もまた世界へと羽ばたいた。しかしJAGPATOの認可を受けずに活動していたことから財団、連合、日本政府から疎ましく思われていたところに、2009年に発生した獣変調ウィルスの偶発的アウトブレイクが重くのしかかる。上記事案を機に、社は積極的な取締対象とされ、更には多額の賠償責任がのしかかった。徐々に弱体化しゆく日本生類創研は、ついには法的解体にまで至ってしまったのだった。

しかし東京事変以後、国内企業の建て直しを図る政策に乗っかる形で再始動。再び結集した日本生類創研は確かな技術力と徹底した自浄努力、国の支援もあって数々の医療機器で世界トップシェアを誇る大企業へ返り咲き、「ニッソ医機」として新生することに成功した。「ニッソグループ」系企業の中核企業でもあり、同時期の医療企業連合である「Yakushi」には参加していない。


Yakushi

仏の名を名乗る巨大な医療企業の連合体。2040年代には異常な疾患に対応するための企業が複数興っており、これはその中でもとりわけ代表的な連合といえる。活動内容は普通の企業とはあまり変わらないが、連合体特有の財力と巨大さから時折財団と対立し、長いこと緊張状態にある。

  • 薬師寺製薬

Yakushi‬の中核企業であり不動の序列一位。
日本人なら誰もがこの団体のコマーシャルを聞いたことがある。「どんな人でも大丈夫、仏のマークの薬師寺製薬!」
ドラッグストアには必ず薬師寺製薬の医薬品が置いてある。スキンケア用品、エナジードリンクなどカバー範囲は極めて広い。また、研究開発型企業としても活躍しており、ミーム風邪治療薬「アンタミン」を自社開発し上市した。主な研究分野はミーム感染症、超常整形外科疾患など。
1763年、薬師寺家の当主薬師寺惣兵衛が‪薬種中買商‬として独立した日が企業としての創立記念日とされているが、薬師寺家の歴史はさらに古く、一説によれば蒐集院の医療関係を担当していたとされている。


理外研グループ

多分野で構成される超常企業グループとしては日本最大級。旧理外研産業団をルーツに持つ独立した企業達は、戦後も分野の枠を超えた横の連携を維持してきた。
グループ構成企業は、ヴェール消失から市場開放前にかけて、営利事業を行う国内最大規模の認可団体として、日本の各市場に名を轟かせたものの、プロメテウス等の攻勢によって後退。以降、グループの各社は各々の分野で企業連を結成、または参加するなど、様々に巻き返しを図っているようである。企業連での役回りの多くは政府や財団との太いパイプを生かした渉外。

  • 財団法人 理外学研究所

自然科学系総合超常研究所として広く知られる。そのルーツは大正時代に理研の裏に結成された同名の超常研究者集団。資金源は理外研グループによる共同出資や、同法人が持つ特許。グループ企業の研究者プールや共同研究体制を組織する為のベースとして機能している。


花籠学園

東京都9区に大規模なガーデンシステムの"庭"を内包する形で設立された私立の学園。敷地内の9割以上の面積を誇る"庭"は高度な能力を持つコンピューターに類するものであり、莫大なエネルギーを産む悪魔工学の召喚機構でもある。"庭"はあらゆる資源として転用されることが期待されており、医療分野、エネルギー生成施設、あるいは人工知能に対する試みの1つでもある。

それらの分野に関わる数多の企業、病院、政府機関の陰謀と策略によって成立した学園であるが、それに負けず劣らず在学生らも強烈な個性を持っている。花籠学園の設立目的には社会の急激な変化によって生じた異常性を持つ子供たちの教育を行うことが含まれる。要注意団体に所属している者も多く、財団のプリチャード学院がカバーできない者たちへの教育を確保する機関でもあると言える。

花籠学園は東京都の9区に位置しているが、1998年カノンにおける東京は次元災害によって壊滅してしまっているとされることが少なくない。花籠学園の存在は"東京事変"が発生した事実とは対立する関係にあるが、これらが実は両立した概念である可能性も存在する。


ショパン・カルト

ポーランドを中心に活動する超常カルトであり、伝説的な音楽家、フレデリック・ショパンをある種の神、救世主として崇拝している集団。ショパンがクリスチャンであったからか、カルトには随所にキリスト教の影響が見られるものの、根本は全くの別物となっていることに注意。

  • 聖ショパン正教会

財団の指定はGoI-484A。最も"真っ当な"派閥であり、要注意団体-PLに掲載されているショパン・カルトの説明に最も近い団体。1960年頃にジェラゾヴァ・ヴォラでアンソニー・ブコウスキ氏により立ち上げられた小規模カルトが母体となっている。

  • 聖ショパン再誕のための音術師協会

財団の指定はGoI-484E。GoI-484Aから破門されたヴォイチェフ・ノヴァク司祭が1982年に設立した、非常に過激な団体。
ある時ノヴァク司祭が異次元の神格存在に接触し、直接その恩恵を受け取ったことで急成長を遂げた。彼はこの神を聖ショパン本人だと考えていたものの、実際にはショパンに擬態しただけの暴力的な邪神であった。退廃的な儀式と引き換えに、この神は信者へと多数の強力な現実改変能力や奇跡論行使能力を授けてきた。
神格存在出現事件にて指導者含む8割のメンバーが死亡し、生き残ったメンバーもその後の正常性維持機関による掃討作戦でほぼ根絶されたが、未だ彼等の影響は続いているようだ。


カオス・インサージェンシー (CI)

第三世界に広がる犯罪ネットワークと多数の超常兵器を保有する、財団分派組織。合衆国・財団・連合・プロメテウス研究所の4大権力の癒着による新世界秩序を阻止するため、後に9.11と呼ばれるテロを敢行しマンハッタンを異界に転落させる。こうした活動内容から、世間一般には超常テロ組織として認知される。

この世界における彼らの真の目的は、"人間による人間の世界の維持"である。異常が曝露され、人ならざる者たちが氾濫しつつある現状を憂い、かつての人間主義的な"光"を取り戻そうと暗躍する。そのためにはどのような手段であれ、躊躇なく行使するだろう。


夏鳥思想連盟

この世界での夏鳥思想連盟は異常を拒絶する。彼らは"正常な"過去に想いを馳せながら、穏やかに生活する者から財団や異常な物品を販売する要注意団体に攻撃する過激派まで幅広く存在する。また、彼らはポーランド人(酷い場合には欧州人全体を)酷く差別している。非合理なことに過激派の多くは攻撃を他者に加える時にアノマリーの使用を厭わない。また、彼らの中には富裕層も多く含まれている。資金源の中には著名人が多く含まれていることだろう。


オルタナティブ・コロンビア

オルタナティブ・コロンビアは、既知のボゴタ上空1500m地点に存在する非実存領域である。多数の生物種(人類、悪魔、AFC等)が存在しており、パラドラッグを中心とした超常的文化コミュニティを形成している。他国の人間を勧誘する様子が確認されており、その手段の多くにはパラドラッグが用いられる。

2006年10月2日、コロンビア政府は他の国家及び正常性維持機関からの干渉的独立を宣言した後、奇跡論的手段を用いて国内における全ての生物種の意識を精神体に移行させ、顕現させた本領域に転送。コロンビア政府は既に解体されており、本領域は超常麻薬組織"ジョン・ドゥ・カルテル"の事実上の支配下にあると推定される。内外的危険性を考慮し、現在は禁域に指定されている。

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用語

語彙は世界観構築の第一歩です。もちろん当カノンでも多数の用語が登場します。ここでは、その中でも特に重要なものをピックアップし掲載しています。


  • アキヴァ

意識/信仰に基づく意思エネルギーの物理的定量化指標。記号はAkであり、SI単位系に準拠する。対象に信仰が集まるほどアキヴァも高まっていくため、神格存在の強度測定によく用いられる。

  • 悪魔工学

召喚デバイスを組み込んだ集積回路で悪魔を利用する技術の総称。1960〜70年代には非異常の技術として一般の製品に広く取り入れられていたが、1970年代末に原因不明の異常効果が頻発すると、85年には一部の例外を除いて悪魔工学製品や技術は民間から取り除かれた。しかし、当カノンにおいてはヴェール消失後まもなく、2001年に民間企業が再発見するに及び、安全な代価として植物の生命エネルギーを用いる等の方法が発見されている。

  • 悪魔実体

「悪魔」とは多元宇宙の他界を起源とする多種多様な異常な生物を指すために使用される言葉であり (第三法則ハブ参照)、様々な区分が設けられているが、召喚に際し契約に縛られる点では同一である。当カノンにおいては2001年のマンハッタン次元崩落テロ事件において大量に悪魔実体が出現、事件後はマンハッタンの復興作業に従事する個体もあれば、事件を引き起こす個体もある。

  • 異常性保持者

異常性を持つ人物の広義の区分。AC (Anomalous Career) とも呼ばれる。ほぼ同義の既存用語として「超常人間/パラヒューマン」「超人間/アナヒューマン」が存在。1998年に存在が一般社会に知られ、2001年に締結されたハドソン川協定を期に権利が認められていった。

  • 異常性保持者保護法

世界的な人型実体の権利保証活動の最中、日本で成立した法律。当初は後天性パラヒューマンの権利擁護を掲げていたものであった。2025年、時代の変化や異種族への受容等の理由により改正、先天性パラヒューマンや伝承部族にも対象が拡大された。

  • ヴェール

世界各国の政府と正常性保護機関による、異常、超常、オカルトを人類の大多数から隠す、もしくは偽装するという方針に与えられた名称。この世界においては、1998年7月13日を境に存在しないものとなっている。

  • エスパノルヌートリア

スペイン神格存在出現事件における食物連鎖の大規模な撹乱現象によってカワウソ型のAFC種族に変異したスペイン国民(イベリア半島本土在住)の総称。知能、寿命、声帯は人間自体のものを維持しており、手(前足)も通常種のカワウソのものよりも広い可動域を持つ。変異範囲外に居住していた等の理由で形質変異を経験しておらず、従来のヒトを保っているものはエスパノルヒュマノと呼ばれる。

  • オルタナティブ・コロンビア事件

2006年10月2日に発生した事件。コロンビア政府による他の国家や正常性維持機関との訣別宣言およびボゴタ上空に出現した非実存領域への全生物種の移行事象の総称。これによりコロンビアは事実上の鎖国体制へと移行した。事件の詳細についてはシーズン2006: 大麻畑でつかまえてを参照。

  • カック灰

アキヴァ放射によって消失した生物が残す"灰"。視認は可能だが物理的な干渉は不可能である。1998年にカック研究員によって発見された。カック灰が多く堆積した地域ではHm値が不安定になる。接触・吸引することで体内EVEに短期的な乱れが生じ、特に妖術者にとってはバックラッシュの制御を誤り致命的な事態に発展することがあるほか、初期のVERITASやカント計数機は撹乱を受けて計測不良を起こす。

  • 奇跡論

所謂"魔法"を科学的に研究する学問。統一奇跡論はこの分野の中で最も広く受け入れられている理論的な体系である。詳細は████████████教授の奇跡論講座を参照。

  • 奇蹄病

日本生類創研の開発した獣変調ウィルス、TX-85957による感染症。感染者の身体には動物的部位が発生し、場合によっては死に至る。2009年に神奈川県の日本生類創研施設から漏洩し、日本国内でのエピデミックを引き起こした。

  • 財団指定難病

異常疾患による社会への影響を懸念し、2020年後半に策定された枠組み。非異常なもの含む疾患のうち、「1. 現代科学において解明不可能な原理に基づいている」「2. 治療の可能性を期待できるもの」「3. 他者に少なからず影響を及ぼす異常性を有していること (感染性を持つことも含む)」「4. 財団の収容が必要であると考えられるもの」の4要項を満たすものと定義され、財団医療部門特別委員会の過半数の賛成により財団指定難病として指定される。

  • サイト-81Q5現実崩壊事件

2041年12月24日に財団日本支部のサイト-81Q5で発生した事件。元々は財団指定難病(DIDF)の治療目的で設立、運営されていた医療施設が事件の影響により具体的な意味性とユークリッド空間的ベクトルが喪失している危険領域となった。事件の詳細についてはシーズン2041: 病院の窓から覗いた朝を参照。

  • 次元路

同一次元内に散在するアクセスポイントを経由して高速移動を可能とする技術。2010年代に開発され、先に開発された跳躍路と同様、(既存の) 災害に強い高速移動手段でありながら、建設コストが優れていたことから、これにとって代わったが、2017年に発生した東京現実崩壊性災害の際に通行者に大量の死者を出したことで、日本では公共事業から排斥された。

  • スペイン神格存在出現事件

2015年8月13日から同年11月29日に渡り、スペイン北東部で発生した神格降臨事象とスペインのイベリア半島領土における奇跡論的災害の総称。この事件で4000万人以上が形質変異の影響を受けた。民間では"スペイン国民カワウソ化事件"、"トンガラシ事件"などと呼ばれるほか、財団では内部コードとして"イベント・オッタル"の呼称が用いられる。事件の詳細についてはシーズン2015: プルス・ウルトラを参照。

  • スペイン2016年憲法

スペイン神格存在出現事件終結後にスペインで制定された新憲法。条文にはスペイン国籍を保有するパラヒューマンや異種族の権利保証が明記されており、当時の世界においては先進的なものであった。制定理由としてはスペイン神格存在出現事件の影響により動物特徴保持者(AFC)が多数派となったためとされる。

  • 第█世代

1998年の神格存在出現事件以降に生まれた子供たちを「第一世代」とする年代区分。「第一世代」の子世代である「第二世代」以降、体内の平均ヒューム値が従来の約1.0Hm以上を上回るようになり、限定的な現実改変能力を獲得した。

  • 中央新都心

旧群馬県前橋市をベースに作られた中枢都市。東京の政治機能・金融機能を引き継いでいるだけでなく、多様なパラテクノロジーを取り入れた先進性をも兼ね備える。

  • 跳躍路

出発地と目的地に作成したポータルから小型宇宙を中継することで、高速移動を実現する技術。2006年に開業した日本のリニア中央新幹線が、世界初の鉄道営業での活用例。後発の次元路より建設が高コストの為に一時は新規着工が滞ったが、2017年の東京現実崩壊性広域災害に際して多くの犠牲を出した次元路に対し、跳躍路を死亡原因とする事例がなかったことから再注目された。

  • 東京現実崩壊性広域災害

2017年12月17日に発生した東京を中心とした南関東での超常災害。現実崩壊による異常現象で都市圏が破壊され、万単位の犠牲者が発生した。この災害により東京が壊滅したため、日本国政府は首都機能を移転させることを決定した。民間では"東京事変/東京事変災害"の呼称でも知られる。詳細についてはシーズン2017: 東京事変を参照。

  • 動物特徴保持者

身体に動物の特徴を持つ人物 (特定獣人種族、知性化動物、獣変者、人獣融合者、奇蹄病患者) の総称。通称はAFC (Animal Feature Career)、アニマリー ("アニマル"と"アノマリー"を掛け合わせた造語)。異常性保持者の中で最も権利が与えられるのが遅かったグループであり、2038年時点においても差別や偏見の対象となっている。

  • 長野市AFC殺傷事件

2037年8月1日に長野県長野市で発生した殺傷事件。この事件により26人が死亡、38人が負傷した。被害者に動物特徴保持者(AFC)が多かったことからこの名称が付けられた。AFC受容が進んでいたことや従来のヒトも犠牲になっていたことから容疑者への世間の反応は冷ややかなものであった。事件の詳細についてはシーズン2037: 黎明に轟く咆哮を参照。

  • 二大陸正常回帰事件

2019年9月13日に発生した限定的なCK-クラス:再構築シナリオ事象。結果として、アフリカ大陸および南アメリカ大陸がポーランド神格存在出現事件を経験していない形となった。両大陸の住民は再び異常に対して無知となる事を強いられたほか、夏鳥思想連盟を含む反アノマリー主義者たちは当該地域を聖地として認定し、人口の流入を加速させた。

  • 認知現実論

人類の共有する世界観、つまりは世間の大多数が現実と考える合意的現実によって、認知学的に世界のあり方が規定されているという学説。この理論に照らして、ヴェール崩壊で異常が公知となったことが、異常発生件数の増加した原因ではないかと疑われている。

  • ハドソン川協定

国際連合本部での超常問題特別総会開催中に発生したマンハッタン次元崩落テロ事件終息に際し、財団と世界オカルト連合間で締結された協定。当該事件の事後処理に関連する全125条に及び、特に正常性・現実性を毀損しない限り人型異常/脅威実体の人権を擁護することを表明した第125条は、パラヒューマンの人権問題の一里塚である。

  • パラテクノロジー

現在の (ヴェールの外側での) 最先端技術を超えた非異常性技術 (所謂オーバーテクノロジー) と、未だ十分に理解されていない超常的な原理を利用した、あるいはそこから派生した技術の総称。当カノンではヴェールが破れているため、1998年が遠ざかるほど、後者の意味合いが強まると考えられる。パラテック、パラテクなどと略されることが多い。

  • パラドラッグ

超常的手段で製造された違法薬物/電子ドラッグの総称。超常生物や超常植物から生成されたものや悪魔実体から生成されたもの、中には脳神経に直接的な影響を及ぼす電子情報など多岐に渡る。オルタナティブ・コロンビアの重要な外貨となっているほか、同領域内における超常的文化の主軸となっている。

  • 不詳実体

Unknown Entity、略してUEとも。未特定・未分類の実体に対して暫定的に使用される。実体が収容または詳細に研究された場合は別の呼称が設定されるため、このコードが設定された実体は詳細不明のまま消失あるいは殲滅されていることが多い。財団と世界オカルト連合の統一コード。

  • ポーランド神格存在出現事件

1998年7月12日午後から13日早朝に渡り、ポーランド南部で発生した神格降臨事象。この事件を切欠として、この世界のヴェールは捲くられた。民間では"0712事件"、"7.12"などと呼ばれるほか、財団での内部コードとして"イベント・ペルセポネ"の呼称が用いられる。事件の詳細についてはシーズン1998: ワルツの夜を参照。

  • マンハッタン次元崩落テロ事件

2001年9月11日発生、15日終結。米国マンハッタンにおいてカオス・インサージェンシーが引き起こした大規模超常テロ事件であり、一時的に同市を悪魔実体らの住まう異次元空間へと引きずり込んだ。事件の名称については、民間ではマンハッタン・クライシス、9.11テロなどと呼ばれるほか、財団では内部コードとして"マンハッタン・カオス"の呼称が用いられる。事件の詳細についてはシーズン2001: 合衆国の一番長い日を参照。

  • メキシコ湾体制

SCP財団・世界オカルト連合・プロメテウス研究所・アメリカ合衆国の4大権力から構築される新世界秩序の俗称。米国南部超常組織協力条約 (SUSEOCT) を基盤に構築されたためこの名で呼ばれる。財団視点では財団・連合の特殊資産が集中する北米全域における衝突の防止、ヴェール・プロトコルの段階的廃止におけるモデルケースとして運用されていたとされる。しかし9.11を切欠として団体間に亀裂が生じ、体制は次第に弱まっていった。

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年表

1998年のヴェール崩壊を皮切りに、世界は姿を変化させ続けています。以下は当カノンにおいて特に重要な出来事と、その発生年の一覧です。
当カノンはある程度の矛盾・パラレルを許容していますが、下記のリストではなるべく一本の共有されたタイムラインになるようまとめています。


  • 1998年
    • 7月12日ポーランド神格存在出現事件 (イベント・ペルセポネ) 発生。ショパン・カルト異端派がポーランド南部で巨大神格存在を召喚する。[言及]
    • 7月13日 ― 早朝、UE-1076の撃破に伴ってイベント・ペルセポネが終了。撃破時の奇跡論的バックラッシュによってポーランド南部が壊滅。同日、SCP財団および世界オカルト連合はヴェール体制の終焉を発表。ポーランド内閣が再編され、復興活動が開始する。[言及] [言及]
  • 2001年
    • 8月13日 ― 東芝が悪魔学を"再発見"。安全な代価の支払い方法の発見により、悪魔学拡散防止協定が破棄される。このことは民間へのパラテック普及の一因にもなる。[言及]
    • 9月11日マンハッタン次元崩落テロ事件発生。カオス・インサージェンシーのテロによりマンハッタン島が異次元に崩落。[言及]
    • 9月15日 ― マンハッタンが基底次元に再浮上し、マンハッタン次元崩落テロ事件の終結が宣言される。[言及]
    • 9月20日 ― 財団-GOC間でハドソン川協定が締結。同協定第125条はパラヒューマン人権問題解決への契機となった。[言及]
  • 2006年
    • オルタナティブ・コロンビア事件発生。コロンビアが全国家・正常性維持機関からの独立を宣言し、全国民を精神体へと移行。上空に投影された幻影国家は"オルタナティブ・コロンビア"の名で呼ばれるようになる。[言及]
    • 日本にて跳躍路を採用したリニア中央新幹線が開業。[言及]
  • 2009年
    • 1月28日奇蹄病事件発生。日本生類創研によりTX-85957獣変調ウィルスの偶発的アウトブレイクが引き起こされ、事態の収束までに日本国内で1500名が死亡。日本国内における動物特徴保持者の数が大幅に増加する。[言及]
  • 2015年
    • スペイン国民カワウソ化事件発生。スペイン王国にて要注意人物「トンガラシ翁」が神性を獲得。スペイン国民の9割がカワウソに変異し、翁の捕食対象となる。[言及]
  • 2017年
    • 12月17日東京現実崩壊性広域災害 (東京事変) 発生。東京全域で異常現象が急発生し、以後26年間東京を中心とする南関東を破壊し続ける。[言及]
  • 2019年
    • 9月13日二大陸正常化事件発生。大規模なCKクラス: 再構築シナリオが発生し、アフリカおよび南米がイベント・ペルセポネの影響を受けていない形にリセットされる。これに伴い夏鳥思想連盟の活動が活発化。[言及]
  • 2020年
    • 3月17日 ― 政府が首都機能の移転を発表。群馬県前橋市を中心に、計5道府県の県庁所在地に機能が分配される。前橋市の名称は"中央新都心"に変更され、パラテック産業の規制緩和が予定される。[言及]
    • 財団指定難病(DIDF)が制度化される。[言及]
  • 2025年
    • 日本で異常性保持者保護法が改正され、新たに動物特徴保持者が保護の対象となる。[言及]
  • 2026年
    • 3月13日 ― 日本が道州制を採用する。新たな首都となった群馬は大きな発展を遂げている。[言及]
  • 2041年
    • 12月24日サイト-81Q5現実崩壊事件発生。巨大医療施設サイト-81Q5にて局所的な現実崩壊が発生し、大量の患者・職員を巻き込んで異常空間化する。[言及]
  • 2043年
    • 東京現実崩壊性広域災害が終結。調査隊が派遣されだす。[言及]
  • 2048年
    • 淡路島にて巨大神格存在が出現するも、現地に駐屯していた自衛隊により爆破処理される。[言及]

To Be Continued...

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執筆リソース

より詳細な設定集やCSSテーマなどの、あなたの執筆に役立つかもしれないリソース。


拡張版設定資料集
SCP-JP環境再現サイト (外部サイト) に置かれている詳細な設定集。完全なものではなく、有識者を中心に日々追記が行なわれています。


その他のまとめページ
いずれもSCP-JP環境再現サイトのものです。


テーマ / コンポーネント
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地下東京奇譚 ハブ Kasugai_Kanagu Kasugai_Kanagu 28 Jan 2023 10:00 133/133
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生き物プロフィール: オリバー! santou santou 23 Mar 2022 03:16 57/61
南米と北米の財団間交渉 Tenten_518 Tenten_518 19 Mar 2022 17:28 30/32
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Footnotes
. 戦前の"理外研"が、研究資金を確保する為に研究成果をもとに設立した、事業体の集まりの通称。
. 日本超常組織平和友好条約機構 (JAGPATO)の団体規制制度において、JAGPATO規則を遵守する限り、いかなる行為に対して機構による規制を受けない団体のこと。
. より正確性の要求される場面では、2017年12月17日に発生した災害を"東京大異災/東京大規模異常性災害"とし、その後の社会変革や持続する異常事象等を含めた総称を"東京事変"として呼び分ける向きもある。
ページリビジョン: 342, 最終更新: 22 Sep 2025 10:00
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