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人民網日本語版>>政治

前進の勢い止まらぬ多国間主義

人民網日本語版 2018年01月26日11:12

世界経済フォーラム(WEF)は1月23日から開催される年次総会(通称ダボス会議)に向け、17日に「グローバルリスク報告書2018」を発表した。報告はナショナリズムやポピュリズムの台頭による貿易保護主義の拡大を懸念している。

今回の年次総会において米国のトランプ大統領は自国の利益を最優先する「米国第一」主義の推進について議論するとみられている。過去一年における米国の一連の「離脱」は多くの国際多国間経済や安全メカニズムに悪影響を及ぼしており、これは多国間主義にとって逆風となっている。同時に、欧州においても多くの国で超国家主義が台頭し、孤立主義と保護主義が盛んになってきており、これもまた多国間主義の発展が直面する課題となっている。

それにもかかわらず、国際的な権威のある人々は依然として、世界の発展は多国間主義以外に選択の余地はなく、2018年も逆風の中、引き続き歩みを進めていくはずだと固く信じている。

▽逆風はどこから?

多国間主義に対する疑義は、米国などの先進国において内部政策が深刻にバランスを失っており、多国間メカニズムをスケープゴートにしようと試みている。欧米の一部の国家ではポピュリズム運動が現れ、一部の中産階級と庶民はグローバル化が自分と密接に関係する利益を損なったとみなしている。そのため、彼らは国際共通認識に基づき、各方面の利益を反映する多国間主義に反対し、自国利益第一を強調するようになっている。

西側諸国におけるポピュリズム運動の出現は多国間主義が原因?その答えは「NO」。

実際のところ、国際連合や欧州連合、また世界貿易機関や国際通貨基金、世界銀行といったこれらの多国間メカニズムが世界平和の保障や各国の発展の促進において役割を果たしてきたことは明白な事実だ。これらの多国間メカニズムにより構築された国際秩序を基に、大部分の国が穏やかな発展を遂げており、民衆の生活が日増しに改善されつつある。特に発展途上国では数億人の人々を貧困や戦争、苦難から救い出すことを実現している。

▽多国間主義に新たな活力を

多国間主義はここ数年、逆風を受けながらも、グローバル経済と政治パワーの対比において重要な調整を行っており、新たな発展の原動力を獲得しつつある。

2008年の国際金融危機より、西側先進国の発展が頓挫するようになった。特に米国の成長が緩慢になり、その相対的な優位性が一層縮まり、世界をリードする自信と能力が弱まっている。米国はコストと収益をより多く考えるようになり、米国の利益を最優先させる政策に転換している。

一方、中国やインド、ブラジル、ロシア、南アフリカなどのブリックス参加国を代表とする新興市場と発展途上国は一斉に立ち上がり、総合的な国力が高まっていることで、国際事務における影響力も目に見えて高まっており、主な多国間メカニズムにおいてより大きな役割を果しており、多国間主義に新たな活力を与えている。

中国人民大学国際関係学院の陳岳教授は、「米国をはじめとする西側の大国が確立した国際秩序は、発展途上国と新興大国の要求を十分に考慮していなかった。戦後70年の発展を経て、その不合理性と不完備性が徐々に目立ってきており、その調整と改革は避けられないものとなっている」としている。

▽継続する前進

歴史と現実はいずれも超国家主義や保護主義は袋小路であり、多国間主義こそ平和を維持し発展を促進するための有効な道だと我々に告げている。

今日の世界において、人工知能やモバイルIoTといった新しい技術が産業のモデルチェンジを促しており、世界経済には深いレベルの調整とスキルへの焦りが日に日に普遍化しつつある。多国間主義を維持し発展させることは、現在のグローバルチャレンジに対応し目前の世界における難題を解決するための必然的な選択であり、歴史の発展における一つの流れでもある。

中国は世界の流れに順応し、多国間主義を揺るがなく支持し維持している。中国はその継続した発展に伴い、多国間主義を支持する力をますます高めている。国連のグテーレス事務総長は、「中国はすでに多国間主義の重要な柱になっており、我々が多国間主義を実践していくその主な目的とはつまり人類運命共同体を建設すること」と述べている。

実際、中国が提唱する「一帯一路」(the Belt and Road)イニシアティブはすでに、世界各国が「共に話し合い、共に建設し、共に分かち合う」ための重要な多国間協力プラットフォームとなっている。中国が提唱し参加する上海協力機構(SCO)や新開発銀行、アジアインフラ投資銀行などの新型国際協力メカニズムは、現存する国際制度と秩序を完備・補強し、多国間主義協力により多くの新しい活力を注いでいる。

「分断された世界における共通の未来の創造」という今回のダボス会議のテーマは、挑戦と問題点のみならず、将来の見通しと期待も指摘している。国際社会は人々の知恵と力を集結し、多国間主義に前進のエネルギーを注ぎ、世界のウインウインと発展を促進すると人々は信じている。(編集HQ)

「人民網日本語版」2018年1月26日

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