体重増加の理由というと、多くの女性が「食べ過ぎ」を挙げるだろう。しかし、最近の研究では、肥満は、飲食以外に、働く時間の長さとも関係があることが分かった。
オーストラリアの科学者は、成人女性約9000人を対象に調査を実施し、働く時間が長い女性ほど太りやすいことを発見した。
研究対象は主に45-50歳の女性。2年の間に、対象女性の55%が太った。仕事をしている女性の体重の増加幅が最大で、平均1.6%増。仕事の時間が長いほど体重の増加幅が大きく、1週間に49時間以上働いている女性の場合、平均1.9%増加した。
研究によると、仕事の時間が長い女性は、喫煙や大量の飲酒、睡眠不足、運動不足などになりやすいと見られている。一方、無職、または仕事の時間が短い女性は、運動や休息をする時間が十分にあり、規則正しい食習慣を保ちやすい。
研究者は、「働く女性は多くのストレスにさらされるほか、運動したり、健康的な食事を準備したりする時間がない」と分析している。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年4月21日