中日韓3カ国の博物館国際シンポジウムが2日、北京の首都博物館で行われた。シンポジウムでは、北京は2014年の時点でおよそ170の博物館を持ち、ロンドンに次いで世界で2番目に多くの博物館を持つ都市であることが明らかにされた。
首都博物館の黄雪寅副館長は、「現在、わが国の博物館の数は急増しており、入館者も毎年、延べ8億人に達している。統計(概数)によると、北京にはおよそ170の博物館があり、1つの都市が有する博物館の数で、ニューヨークやマドリード、ベルリンを抜き、ロンドンに次いで2位になった」と紹介した。
現時点で、全国には50万人あたりで1つの博物館があり、2022年には、博物館の数は8000に達する見込みで、20万人あたりで1つとなる予定である。国家財政による博物館建設への支援も強化され、毎年20億元の予算が拠出されている。中国は世界で有数の文化財大国として、2000万点におよぶ所蔵品があり、毎年約1万件の展示会が開かれ、海外での出展も100回以上にのぼっている。
中国国際放送局日本語版 2014年12月4日