ホームページに設定
人民網モバイルニュース配信 I-mode登録 中国語版 日本频道
2014年12月1日

中日対訳 健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

ホーム 新着 経済 社会 政治 科学 中日 カルチャー 特集 コメント 評論 写真 動画 過去の記事
中国における日本企業 経済用語集 中国投資情報 企業 自動車 不動産 金融 家電 IT・通信 資源
中国の夢 あつまれ!中国の日本人 人民日報「微博」
指導者関連報道 外交部記者会見 鍾声国際論評 望海楼評論 共産党ニュース
宇宙開発 月探査 資源・能源 電子・通信 科学調査 原子力
中国メディアが見る日本 外国人が見る中国 宮崎駿監督の新作「風立ちぬ」 北京で日本人が春節体験
芸能スクープ 映画祭 映画速報
特集 企画 在中日本人の記録番組:中国と共に生きる 公式ブログ 北京の空は何色? ニュースエクスプレス
週間!深読み「日本」 人民日報評論コラム「望海楼」 人民日報鍾声国際論評
Apple 新浪 騰訊 人民 LINE 微信 RSS
人民網日本語版>>経済

リスクと事故隠蔽 米エアバッグ問題で日本企業に重い罰則か

人民網日本語版 2014年12月01日08:20

米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は26日、自動車部品大手タカタに、エアバッグのリコールを全米規模に拡大するよう命じた。2日までにリコールに応じなければ1台につき7千ドル(約82万円)の制裁を課すという。また、自動車メーカーのホンダは自動車の不具合に関係する死傷事故の報告漏れにより、最大で3500万ドル(約41億4000万円)の支払いを求められる可能性がある。人民日報が伝えた。

NHTSAは声明の中で、「タカタは過去15年間で、ホンダ、クライスラー、BMW、フォード、マツダなど大手自動車メーカー5社に100万点以上の運転席用エアバッグを提供してきた。調査の結果、これらのエアバッグには爆発・破裂のリスクが存在し、飛び散った金属片が車内の人間に危害を及ぼし、死傷事故につながる恐れがあることが分かった」と指摘している。タカタ側はこれまで、高温多湿地域のみでのリコールが適当だとの立場をとってきたが、NHTSAはこれを全米規模に拡大するべきとの見解を示している。

タカタの清水博シニア・バイス・プレジデントは20日、米上院商業科学運輸委員会の公聴会に出席し、「2013年から現在までに、タカタ製エアバッグの欠陥が原因とみられている死亡事故は米国では4件発生しているが、高温多湿地域が中心であるため、こうした地域のみでのリコールが適当」との見方を示した。

世界の車の5台に1台にはタカタ製のエアバッグが使われている。しかし、タカタの最大の顧客であるホンダは近年、車の死傷事故関連で、米国で頻繁に訴訟を起こされている。データによると、2008年以降、ホンダはタカタ製エアバッグの欠陥問題をめぐり、米国で750万台以上の車両をリコールしているという。

NHTSAは11月初め、ホンダに対し、エアバッグに絡む重大事故について、米国の法律に基づき十分な報告が行われなかった理由説明を求めていた。これを受け、北米ホンダのリック・ショステック上級副社長は米上院の公聴会に出席し、報告漏れについて回答した。

11月24日になって、ホンダはついに重大事故の報告漏れがあったことを認める声明を発表した。それによると、2003年7月から今年6月までの11年間に、1729件の報告漏れがあり、これは同時期に発生した死傷事故2873件の6割に当たるという。

ある業界関係者は、「ホンダのような年間数十億ドルを稼ぐ大手メーカーにとって、3500万ドルの罰金はたいした額ではない。米国当局は国会に罰金額の上限を3億ドルまで引き上げるよう要求するだろう」と指摘する。

日本の自動車関連企業が近頃、欠陥・リコール問題の泥沼にはまっている理由について、日本のビジネス誌は、「高い技術力で有名なホンダにしても、自動車部品のサプライヤーにしても、業績の低下と利益の減少という困難に直面している。コストを下げるため、自動車関連企業は研究開発コストを大幅に削減した。また、日本国内でまず先行試験を実施するという伝統的なやり方を廃し、世界同時開発というやり方を取るようになった。結果、品質管理という重要なプロセスがないがしろにされることとなった」との見方を示している。(編集SN)

「人民網日本語版」2014年12月1日

人民網日本語版LINE公式アカウント開設人民網日本語版LINE公式アカウント開設

関連記事

最新ニュース

注目フォトニュース

コメント

  • 名前
  • コメントを書く

最新コメント

アクセスランキング

  • 全部
  • 経済
  • 社会
  • 政治
  • コメント
中国メディアが見る日本

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /