本稿は、中国で急速に拡大する着ぐるみ文化の第二回目の分析です。 「顔を出さないことで本当の自分をさらけ出す」 そんな文化が中国の若者の間で広がっています 前回取り上げた「美少女着ぐるみ」に続き、今回は「ケモノ着ぐるみ」を手がかりに、北京で行われたイベントのレポートを通じて「顔を隠し交流する」中国若者世代の新しいコミュニケーションを紹介します。 本稿では原文の印象を損なわないよう、専門用語をできるだけそのまま使います。 毛毛:マオマオ、ケモノ着ぐるみの愛称 獣装:ケモノ着ぐるみ 獣圈:ケモノ着ぐるみ愛好者のコミュニティ、福瑞圈=フーリー圈(英語 furry の音訳)とも言う 獣展、獣聚:ケモノ系イベント ケモノ着ぐるみの若者たちは顔を出さないコミュニケーションを享受する披上「兽装」的年轻人,享受不露脸的社交 顔を出さないパーティーこれは「できるだけ顔を出さない集まり」だ。参加者の多くは、ふわ