2014年06月21日
decision:ギリシャ戦のダフ屋行為にもう無罪判決?
翻訳の問題もあるのかもしれないが、
W杯の日本対ギリシャ戦が行われたブラジル北東部ナタルでダフ屋行為をしたとして、日本人の男性2人が警察に一時拘束された事件で、2人は20日、ナタルの裁判所に出頭。関係者によると、裁判所はいずれも無罪との判断を示した。
ギリシャ戦って昨日の話じゃないかと、そこで行われた行為についてもう裁判所の判決がでたのか?
いくら(削除) ギリシャ (削除ここまで)でも早すぎだろうと思う。←ブラジルでした。
想像するに、日本で言えば警察が現行犯逮捕したが、勾留請求が却下されたとか、そういうことではなかろうか。
あるいは、公訴提起に権限を有するのが検察官ではなく予審判事で、その予審判事(=裁判所)が不起訴(=無罪)と決定したというのを丸めて上記のような記事になったのか。
真相は(削除) ギリシャ法 (削除ここまで)を学んでからでないと分からないが、専門外の外国法事情を軽い気持ちで紹介すると、こういうことが起こりがちである。←ブラジル法でした。
もちろんアメリカの少額裁判並みの軽罪裁判システムがあって、警察がダイレクトに公訴提起して、裁判所は口頭起訴に対して口頭で判決を下すという制度が有るのかもしれない。その場合は、日本法的常識に毒された私の方が勘違いということになるが。
2014年06月21日 外国法事情 | 固定リンク
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