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2006年04月01日

LSに文科省が個別留意事項

各法科大学院に対する文科省の個別留意事項がPDFで公開されている。

ざっと見ると、目に付くのが以下の項目だ。
・FDの充実
何回かはFD研修をやっても、新しいネタはなかなか出てこないし、同じことの繰り返しはどうも参加の意欲がわかない。恒常的な施策としては、日常的な授業に即した改善努力を共有することが必要である。
・成績評価基準・進級基準の明確化と厳格化
成績評価基準の科目ごとのあいまいさや、厳格な成績評価の実行担保は難しい。ただそうやって手をこまねいていると、第三者評価で実態が明るみに出て問題化するということもあり得る。第三者評価では、授業の配布物から学生アンケート、そして実際の答案とその成績の妥当性まで、検分されることを肝に銘じるべきである。
・図書の充実
この点については南山も決して威張れたモノではない。今年度が完成年度であるので、そのときにどうなっているかが問われる。
・専任教員の年齢構成偏り
開講当初、多くの大学で既に相当高齢の教員が就任されたわけだが、その交代は来年度に向けて準備されることになろう。というか、平成17年度の調査で指摘されても、改善の余地はなかったのであるから、無い物ねだりの指摘としかいいようがない。

2006年04月01日 学問・資格 | 固定リンク
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コメント

>成績評価基準・進級基準の明確化と厳格化
聞いた話によると、なんでもかんでも、テストを課せというお達しがあったようなので、そうなのか?と疑問に思うのもあるんですけど・・・。

>図書の充実
せめて学部の図書館並に・・・というのが学生の本音といったところでしょうか。未だに旧版しか置いていないとか、そもそも、置いていないとかそういった自体だけは避けて欲しいところですね。あと、先生方が借りていったまま日の目を見ない・・・なんてこともないようにして欲しいものです。

投稿: こう | 2006年04月01日 12:35

FDにせよ,成績評価基準にせよ,きちんと形で残しておかないと申し開きが立たないということですね。特にFDなんかは,ミーティングはやっても議事録をきちんととっていなかったりすると,否認(笑)されてしまうことにもなるでしょう。むろん,評価対策のためというわけではなく,ノウハウの蓄積と引き継ぎというためには,形に残すことが重要なのです。
「他の教員に授業を見られること」や「アンケートで論評されること」にすごく抵抗される先生もいらっしゃるようですが,こういう先生のわがままを放置すれば評価が下がるわけで...。

投稿: h | 2006年04月02日 17:37

他大ローのことはよく分かりませんが、私のロースクール(文科省の個別留意事項がなかった某国立ロースクール)では、教員同士の授業参観も当初は学生であるこちらが面食らったものの、今では普通のこととして制度として定着しています。
また成績評価基準についてもおのおのの講義ごとの成績分布表が学生を含めたロー関係者全員に公開されることにより、ある種の抑制均衡効果が生じ、ばらつきは平準化されるようになりました。まあ、学部では「ホトケ」と称されているらしい教員ですら、ある程度の不可を出すようになったことで学生からは怨嗟の声も聞かれますが。

投稿: ゆか | 2006年04月02日 18:26

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