侍ジャイアンツ

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侍ジャイアンツ』(さむらいジャイアンツ)は、原作:梶原一騎、作画:井上コオによる日本スポ根 野球漫画作品。

概要[編集 ]

読売巨人軍(巨人)打倒で入団したはずが、何故か進むにつれ巨人のエースとなる剛速球投手、番場蛮の活躍を描いた「ごらく野球漫画」である。

同原作者が週刊少年マガジンで連載していた『巨人の星』に並ぶ野球漫画・アニメで、魔球も様々あり、(ハイジャンプ魔球、大回転魔球、分身魔球)などの実際のプロ野球選手でも絶対不可能だと言われるぐらいの魔球[1] である。(だが殆どボークでもある)だがこの魔球はお正月の特別番組のスポーツえらい人グランプリでも、なんだかの道具や協力を使って魔球にしたりする。実際のプロ野球選手達が挑戦してた。

ストーリーは漫画とアニメと大きく異なっていて、原作、漫画版の最終回は、番場が分身魔球の投げすぎで死んでしまった結末で、アニメ版は世界最強の打者であるオークランド・アスレチックスのロジー・ジャックスと対決して一度は勝ったが、二度目はあっけなく負けたて、番場は自信を失うが、美波理香やライバル達にはげましに来て、三度目はをハイジャンプ大回転分身魔球を一つにしたミラクルボールを投げてジャックスに勝って日米ワールドシリーズ優勝をして、MVP獲得というハッピーエンドとなっている。

実はジャンプで連載されていた原作は当初、今一つ支持を得られず掲載順がやばくなってきた為、原作者が他誌での功績を利用して強引にアニメ化するという禁じ手に走ったためである。さすがに編集部もアニメ化の決まった作品は打ち切れず延命に成功するが、その裏で本作の代わりに人気を得ていた連載を切られた若手作家は、その後ヒットを出せなかった末に宗教にハマってしまい、『ジャンプ専属契約最初の犠牲者』を生み出してしまった。

登場人物[編集 ]

分身魔球の投げすぎによる心臓麻痺でこの世を去った番場蛮。
番場蛮(ばんば ばん) 中の人:富山敬
本作の主人公。高知県土佐出身。原作ではアニメ版よりも、かっこよく描かれている。型破りな性格だが、その実態は明るく陽気でお茶目でマイペースな性格。同原作者の作品『巨人の星』主人公・星飛雄馬と真逆の陽性の性格を持つ。
侍は常に「死」を背負っているものだとか何とか言ってゴネて、巨人軍戦後期の名外野手だった黒沢俊夫(故人)の永久欠番「4」を付けるようになる。
彼だけ他の選手より巨人軍の帽子の庇(ひさし)がやたらでかく、帽子本体(あるいは彼の顔)より大きい時が結構ある。彼が打席でヘルメットを被らないのはそのせいである。
原作・梶原一騎、作画・石井いさみによる、1971年初頭の報知新聞連載の漫画『モーレツ!巨人』の主人公・千波竜介外野手に彼の原型を見ることができる(背番号4(それを付けた理由も蛮と同じ)、高知県出身で気が荒く破天荒、巨人が大嫌いでぶっ倒したがっていたが川上監督が強引に獲得した、金持ちのややツンデレなガールフレンド?が登場する、左投げ左打ち、巨人軍の同僚に同郷の先輩が登場する、等)。
地元・土佐では漁師の仕事もしていて、母さん(キク)や妹ユキのためにがんばる一面を持っている。
、とにかくでかいやつ(巨人軍の連中)が嫌い。大洋ホエールズは嫌いじゃないのが、おかしいところでもある(親会社の大洋漁業は捕鯨をしている、つまり鯨をやっつけているからね。それに弱小球団だし)。
速球中心で、変化球は一切使わない。巨人の剛速球投手だが、飛雄馬とは真逆にコントロールがすごく悪く、暴投やデットボールが多い。が、スピードの調整をすれば普通にストライクは捕れる。
投手だけでなく野手としての打撃、守備、走力の能力は極めて高い。一本釣り打法というバッティングを持っている。
薄汚いことが嫌いで、男に二言はなく,「紅白試合で勝利投手になれなかったら巨人軍を去り腹を切る」などかなりの自信満々であるが,デットボールを利用して相手チームの選手を足りなくして、結局勝利投手になった。わざとデットボール(ビーンボール)を投げて、打者を何人も負傷退場させても違反にならず事故に見せかけるなど(外道高校のやり方に近いがそれ程ではない)、意外と頭を使っている(今だと一発で危険球退場である)。
意外とプライドも高く、アニメで不調の巨人が中日との天王山に雨天コールド勝ち時を収め、皆が大喜びした時にバットでベンチを破壊し「雨で勝ちを拾って喜んでどうする!」と自軍のふがいなさに激怒している。
番場の魔球(ハイジャンプ魔球以外)を唯一捕れるのは相棒の八幡しかいない。そのため、八幡が打撃不振(彼はもともと投手で、番場専用の急造捕手なので打撃は期待できないのだが)の時は、険しい谷に逆さ吊りの状態でバッティングをさせたり、分身魔球完成時に、最初八幡が捕球できなかったため、ナイフのくっ付いた(刺さった)ボールを投げて捕らせるなど、非常に危険な特訓をしていた。
大量の血など出していたり、魔球の投げすぎの限界でたおれたりしても、交代せず立つ上がる程の根性を持っている。
原作の最終回では、分身魔球の投げすぎによる心臓麻痺でマウンド上で立ち往生(享年19)。そこまでしたのに結果的に巨人はV10を逃している(悲)。
ポジション的にはひぐらしのなく頃に前原圭一で、キャラ的には涼宮ハルヒの憂鬱朝倉涼子に近く行動も似ている。
分身魔球を投げるときの声が平沢唯うんたんと同じであることが明かされる。
放送は1974年であるが、巨人のV9時代が終わったので舞台が前年の1973年に設定されてるのは絶対に秘密です!
八幡太郎平(はちまん たろへい) 中の人:納谷六朗
番場の出身高校の先輩で、眼鏡を掛けている準主人公。巨人に番場の数年前に入団し、その時には地元・土佐ではかなりのお祭り騒ぎだったらしい。登録は投手だが、番場の入団と時を同じくしてプロでは通用しないことを思い知らされ、自暴自棄になりかかったが後輩の番場に叱責され、思い直して番場専用の捕手になった。標準語を使う番場に対し土佐弁を使い故郷を大事にしている。
人付き合いが良く真面目で常識的なキャラであるが、番場の球を捕るだけの役割と言われた時は、ショックを受け、トラックを奪って暴走運転をした。
番場の付き添い、協力、利用されているが、八幡は番場のためならばと命を掛けて協力をしている。ただ、大回転魔球が眉月に打たれた時は、付き添いを解消したことがある。
急造捕手故にバッティングはあまり良くない(だが八幡以外に番場の魔球を捕れる者がいないので使われている)。
番場曰く、打撃の時に腰が据わっていないということで、八幡に逆さ吊り(深い谷間でやる意味があったかどうかは不明)で腰を使ったバッティングの特訓をさせた結果、さん並みのバッティングを見せホームランを打ったことがある。
分身魔球の受け捕れる特訓の時は、ナイフを刺したボールを捕球させられたり、アニメ最終回で、MLBアスレチックスの主砲・ジャクソンへの最後の一球に、蛮が「ハイジャンプ大回転分身魔球=ミラクルボール」を投げた時は、とてもミットでは捕球できないため自らの体で受け止める等、ウルフ・チーフ以上に超人な所を見せる。
ポジション的には涼宮ハルヒの憂鬱キョンに近く、番場がナイフのくっ付いたボールを投げて、危険な目に遭うところが、朝倉がナイフ刺そうとする所が、なぜか合う。
美波理香(みなみ りか) 中の人:武藤礼子
番場の憧れの人、番場のことを、ばんちゃんと言っている。(番場が巨人に入団できたのも、彼女のおかげでもある)
バイクの運転がかなりすごく、キャラ的に中の人は違うが、容姿がルパン三世峰不二子に似ている(作ってる会社と作画監督が同じだからというのは触れてはいけない)。
眉月と親しい関係でもある。彼女のトランポリン遊びがヒントで「ノーコン改良兵器」が出来たのはファンの間では有名である。
眉月光(まゆづき ひかり) 中の人:井上真樹夫
番場の最初のライバルでヤクルトスワローズに入団。番場と同じ高知出身でイケメンで、理香とは仲が良い。だが後期から他のライバルより出番は減ってしまう。
原作者が同じ『巨人の星』における花形満ポジションのキャラ(二番煎じともいう)。ただ、大金持ちかどうかは不明。
高校時代から天才バッターとも言われるぐらいでもあり、キザで嫌な面もあるが、甘いマスクで女性には大人気である。
蛮打倒の過酷な特訓では弓矢を下に放って真ん中のバットに当てたり、ピッチングマシンから発射される鉄球をバットに当てるなど。命がけなやり方であった(この辺も花形のコピーと言われる所以である)。
野球だけでなく水泳も得意で、なんらかの原因(多分、理香をめぐっての三角関係)で番場と水泳勝負したことがある。
趣味はドライブスポーツカーを持っていてよく運転している(だから花形のコP(略)。
ポジション的には中の人と同じ花形満だが、ルパン三世石川五ェ門にも近くて似ている。その後、『新・巨人の星』で花形がヤクルトに入るのは決して本作の焼き増しではありません(汗)。
大砲万作(たいほう まんさく) 中の人:西尾徳
飛騨出身で、通称:飛騨の怪童、中日ドラゴンズに入団。素朴で大らかな性格で、番場のライバルとしては仲が良く親しい関係である。本職は樵(きこり)。『巨人の星』でいえば左門豊作ポジションのキャラクターだが、幼い兄弟姉妹の世話をしたりはしていない。
番場朝倉涼子琴吹紬のキャラよりも太い眉毛である。
人間とは思えないくらいの大男である(最初は雪男にまちがえられことがある)山奥にいる時は常にを使って丸太を切ったりしている(まあ、本業だし)。
下からくる丸太を横から真っ二つに切る超人的技を持ち、鉈を持っている竜宮レナといい勝負になりそうな強さで、打法を使いこなしている。
巨人のV9達成のために、手を貸したこともある(アニメが1973年のプロ野球の史実に合わせた展開だったため、阪神の優勝が掛かった中日球場の最終戦で、巨人のV9の希望をつなぐ逆転サヨナラホームランを打ったことになっている)。
キャラ的には中の人と同じあしたのジョーの、うどん野郎に近く似ている。ゲッター3のパイロットだった事もある。
ウルフ・チーフ 中の人:桑原たけし
オークランド・アスレチックスの選手、通称:酋長。番場の第3のライバル。『巨人の星』では「わけあり外国人ライバル」アームストロング・オズマの枠。自称「インディアン」であるが、恐らく原作者が違うので『アパッチ野球軍』とは無関係である。
原作ではアニメ版と比べて目つきが悪くない。髪が長く伊吹風子みたいな髪で、羽飾りをしている。
殺人スライディングで様々な人の運命を狂わせたり、バットを折れやすく回して打ったり、恐るべき必殺技を見せる。
番場蛮とは巨人がシーズン前にアメリカ遠征(親善試合)をした時からの因縁のライバル関係である。その後、番場蛮の日本での活躍(ハイジャンプ魔球)のニュースを知って来日し、阪神タイガースに入団した。
西部の荒野にいた時に、スクリューしろまるしろまるという打法を編み出し、何人かの選手が犠牲になった。
その技はグローブでは捕れるなくてはじき返しほどで壁にめりこむぐらいの威力である。古泉一樹のなげるふんもっふ! セカンドレイド! と投げるあれ並にすごい技
投げたトマホークをジャンプしながら取る技を持っていてポジション的には長門有希近い(だがナイフのくっ付いたボールを捕った八幡の方が上である)
強さはTFEI朝倉涼子長門有希並みで、対決したら良い勝負になりそうなくらいの強さを持っている。
ジャンプ力がすごく肩も強い(番場や朝倉や長門もジャンプ力や肩も強い)あらゆる技(殺人スライディング、スクリューしろまるしろまる)などを使う。
ロジー・ジャックス 中の人:細井重之
オークランド・アスレチックスの選手、日米ワールドシリーズに登場。アスレチックスのユニホームも変わってた。
その力はすごく、場外ホームランを簡単に打てたり、片手でホームランを打ったり超人的なカマイタチなパワーである。
バッティングだけでなく、外野の守備もうまく、ホームランなりそうなボールを捕ってファインプレーを決めた。
番場蛮と初めて対決した時は手も出せなかったが、バットを縦に構えて打った時は当てることができ、ボールが土に埋まって結局アウトになった。
空手道場でヌンチャクを縦で打つ練習をして、番場の縦の分身魔球を打ってホームランにした。前の魔球も(研究して見てただけでも)簡単に打ってしまう。

脚注[編集 ]

  1. ^ 空想科学読本でも当然ながらネタにされており、超音速で投げねばならないということが判明した。

関連項目[編集 ]

記事は面白ければいいんだ。面白いものは削除されない。当たり前だ。
だが この「侍ジャイアンツ」は面白くない
面白さを視野に入れるなら特に内容だな。誰でもいいから面白い記事を期待しているぞ。 (Portal:スタブ)

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