週刊少年マガジン

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週刊少年マガジン (しゅうかんしょうねん -) は、講談社が刊行する「少年」向けの漫画 雑誌。人形使いである樹林伸の支配下にある。

概要[編集 ]

小学館の「週刊少年サンデー」と同時期の創刊である。「少年」という言葉に反し、1970年代には大学生の購読物として扱われていた。部数では「週刊少年ジャンプ」(集英社、後発)に追い抜かれている。ジャンプの没落期には再び首位に返り咲いたこともあったが、現在は少年誌全体の凋落傾向に巻き込まれ、不振が続いている。ただし、サンデーなどの他のライバル誌と比べれば週ジャンの次に売れており、「月刊少年マガジン」の方もそれなりに売れている。

他誌に比べ連載作品の新陳代謝が珍しく活発で、単行本が十数巻程度の中堅が多く長期作品がダラダラのさばっているという印象は薄い。ただ、逆に言えば粒揃いで大ヒットが中々出ないというジレンマも抱えている。その不振振りについては、単行本の価格が「少年サンデーコミックス」よりもかなり早く「少年マガジンコミックス」が10円値上げした事からお察し下さい。それどころか「少年チャンピオンコミックス」よりも値上げは早かった。その後、2008年秋には「ジャンプ・コミックス」までもが仕方なしに420円に値上げしたが、それからわずか3ヶ月で今度は倍の20円値上げし440円になった(人気作にはポストカードをつけるなどの温情策が施されたが、値上げの印象が強すぎたためあまり効果はなかった)。もちろん当時この値段はマガジンのみである。何せライバル誌のサンデーコミックスが追随したのはこの2年後で、チャンピオンに至っては4年近くもジャンプと並んで420円で頑張っていたのだ。部数自体はサンデー以上、ジャンプ未満だが、その部数の暴落振りは他の2誌の追随を許さなかった・・・さらに現在では消費税増税の影響で単行本は462円と中途半端な価格となっている。

この不振から脱却するために、2007年末に「赤マルジャンプ」を(削除) パクッた (削除ここまで)参考にした新人養成雑誌「マガジンドラゴン」を創刊したが、「メガバカ」の盗作によって創刊号から編集部が謝罪する羽目になり、それから一年ほど経った2008年末に第2号が発売されるも2009年は発売されず結局2号で黒歴史となる。

その失敗から「マガジン」単独では不振から脱却するのは不可能だと悟ったために、「マガジン」と「サンデー」を合わせれば「ジャンプ」の発行部数を超えるだろうと、両誌を併読している人の事をまるで考えない発想によって、2008年16号で「サンデー」と50周年記念の大連立を組むことを明らかにした。

樹林などを機軸とする編集部が内容改変に関する権限を握っており、事実上「私物化」している面がある。そのため、「ジャンプ」ほどやわらかい内容になることが少なく、常に編集の指示で堅物の内容で固められることが多い。そのせいでメディアミックスアニメではなくドラマが中核になっている。だが、堅物すぎてウケずに撃沈した例も多い。かつてはジャンプと異なり掲載順が直接打ち切りに影響しない例もあったが、最近は新連載の掲載順が急落してそれが定着したと思ったら...と他誌と変わらない傾向にある(ただし、長期作品が下位で定着したら冨樫病の可能性が高い)。

ジャンプと違ってグラビアが多いのも特徴で、「注目アイドルしろまる連発」等と銘打って多数の若手グラビアアイドルを登場させたり、中には読者の殆どが「コイツ誰?しかも何で水着じゃないの?」と思った程の歌手なのか女優なのかわからない奴が表紙を飾ることもあった。現在は時事的に少年誌への風当たりが強いので水着グラビアは減っているが、サンデーやチャンピオンよりも出演する芸能人の幅が広いことから、現在では部数確保のためにTVに出始めたタレントをバンバン起用する方針に変わったが、朝ドラの主演女優とか深夜番組に出てるグラドルとか、相変わらず一部の読者しか知らない奴が表紙を飾る事がたまにある。

問題点[編集 ]

上記にある不振の原因はいまだにヤンキーマンガ枠が残っている事や、堅物なせいで少年誌とは思えないテーマや荒唐無稽な内容の漫画もたまに出てくる。古くは「風光る」、新しくは「我間乱」とかがいい例である。中にはTV番組を見た編集者が安直に若手漫画家に描かせたり、人気度外視の原作がついたりして、当然の様に人気は得られず予想通り打ち切りられてしまう漫画が多い。しかも、ジャンプは短期打ち切り作家でも増刊号なんかで一回ぐらいは再チャンスをもらえることが多いのに、マガジンは読みきりの機会すら一度もないまま消えていった作家が多い。正直、こっちを取り上げるのもいい気もするけど、再チャンスがないから殆どの作家が行方知らずになるため調べにくく、サンデーのように露骨なほど直接的な被害を受けてる訳でもないからタチが悪い。

逆に一度人気が出た作品は飽きられるか作者が倒れるまでひたすら同じ展開を繰り返している。どこの雑誌でもメディア化される程の看板作品なら引き伸ばしによる似たような展開連発も珍しくないが、マガジンの場合は開始から1年前後の作品ですら問題発生→新要素で解決→新キャラor新展開→別な問題発生・・・と言うループ展開に移行する為、これにより「一回読めばわかるから読み返す必要がない」と考え単行本は買わず惰性で本誌だけ読む読者ばかりになっており、そのループ連載が一本終わる度に購入から立ち読みに格下げする読者も後を絶たない。

また、近年では少しでも人気が落ちると紙媒体からWEBアプリ『マガジンポケット』(次項参照)に島流しにしてしまうという悪しき傾向があり、それすら与えられずに即死を喰らうのはよほど人気がない作品ということになる。逆にマガポケからの成り上がり枠もある程度はあるが、「勉強すれば国家公務員1類になれるよ」レベルの気休めである。下手をすると再度島流しにあう可能性もあり、リスクが高すぎて新人潰しも甚だしい。

このため、マガジンでは「バイバイジャンプ」よりも厳しい「バイバイ漫画業界」となってしまう新人作家も少なくない。ましてや最近では売上ぶっちぎり1位のライバル誌ですら新人不足に悩んでいると言うのに、画力のある新人を使い捨てするマガジンの方針は明らかに時代に逆行していると言える。

さらに、人気漫画をローテーションを組んで休載させることには漫画評論家とそのシワ寄せを受ける中堅漫画家からの批判が絶えず、「マガジン」本誌にも「休載している作家掲載されている作家に感謝しろ」という休載を批判する漫画が掲載されたこともあった。しかし、我々は2007年末に久米田康治がこれまでのあらすじを残し、作者取材のために休載したことを決して忘れてはならない。その原因は「週刊連載なのに、一話描くのに八日かかるから」だと言われている。しかし、マガジン編集部内の懐古厨によって、昔は「ダメなときにはダメなので休載するのではなく、ダメなときは誰が見てもダメとわかるダメな作品を載っけた」と80年代に遅筆で休載しまくったベテラン(削除) 自分の過去を棚上げし (削除ここまで)休載している作家を叱咤激励する漫画が、創刊50周年のゴタゴタにまぎれて掲載された。

というか、ジャンプとサンデーには『ONE PIECE』、『名探偵コナン』といった断トツで人気の看板作品が存在するのに対して何故かマガジン全体(月刊やマガスペも含め)では2002年の『GTO』終了後、これと言った大ヒットがないのが現状で、最近では兄弟誌の「別冊少年マガジン」から『進撃の巨人[1] をはじめ次々とヒット作が出ているため、出張掲載や連載作品の移籍など露骨なプッシュを行っている。

一方で平成末期の本誌の3本柱は『一歩』、『ネギま』、『絶望先生』だった。2010年17号のように3作品とも休載するどころか、同じ号で6作品が休載する事態になったこともある。10年代に『ネギま』『絶望先生』が揃って終了、後釜の『FT』も惜しまれながら2017年に完結し、ヒットした『五等分』『炎炎』『』と言った作品群も2020年代初等に終わってしまったので今の所『一歩』『エデゼロ』『ブルロ』あたりが看板と言ったところか。

余談ではあるが、マガジンは女性キャラを前面に押し出した漫画が多いのはほとんどの読者が知っている。しかし、これとは逆に可愛い女性キャラを描くのが苦手キャラの書き分けが苦手 と言う漫画家としては致命的な欠点を持つ作家も何故か多い(後述)。本当に大丈夫なのかこの雑誌・・・。

マガジンポケット[編集 ]

少年ジャンプ+に追い付け追い越せと創刊されたWebコミック。いや、既にマンガボックスがあるのに。過去作も含めて基本有料配信。全体に地味ではあるが、本誌のラブコメ蟲毒から解放されたせいもあって初心者向け。流刑地扱いではあるが、丈やナナシ[2] など癖の強すぎる作家も平和にやっており雰囲気は多少和やか。

連載作品[編集 ]

週刊少年マガジン連載作品の一覧 参照。

著名作家[編集 ]

赤松健
描いている連載は1本きりだが4週に1週は休みが必要な人。今は「Jコミ」という漫画を無料で読めるシステムを運営中。著作権の非親告罪化に歯止めをかけようと政党に根回ししたり、2次元のコンテンツを守ることにかけて意識が高いといえる。自作の二次創作に関してはZUN並に甘い。同人作家だった過去のせいだろうか。実はサークル「Level10」メンバーは全員商業デビューしているが、現役漫画家はこの人だけ。
大暮維人
描いている連載は1本ではないが、「体調不良」と称して↑の人以上に休んでいる全然グレイトじゃない人。
加瀬あつし
さらにもっと休む人。最近、ついに「23年間ありがとうございました」とバイバイマガジンを宣言した。
西本英雄
通称・ポチ。巻末を10年以上も保持し続ける編集部の犬。女を描くのが苦手と言う作家として致命的な欠点を持つ。実は妻帯者。
森川ジョージ
ポチの飼い主。編集者に従って嫌々描いた作品が泣かず飛ばずで、ぶちきれた挙句に自由に描いた作品が大当たり。自身を世界チャンピオンのモデルにしている。誌面では偉そうにしているが、一般的な彼の知名度はあくまで「一歩の作者さん」というレベルでしかない[要出典]
島田栄次郎
黒岩よしひろ並のしぶとさを誇るマガジンの打ち切り作家。現在はマガスペの巻末作家やりながら不定期で週刊の穴埋めもやっているが、最近は別マガ作品の出張掲載で穴埋めを行う事が多く、仕事を失いかけている。
真島ヒロ
尾田栄一郎の別名または元アシスタント。でなきゃ日に日に作画がワンピに似てくるわけないじゃないか。...というのも昔の話。最近は尾田と共に絵柄がそれぞれ別方向に変わってきている。よくネット上では「描く女性キャラのエロさ対決」に焦点が当てられ、毎度毎度勝ち星を拾っている(もっと他に見る所がねえのかよ)。
アニメ化作品第2弾が毎週月曜7時半からマガジン原作アニメで探偵学園Q以来7年ぶりのゴールデンタイム放送...しかし某少年探偵すら勝てなかった「ネプリーグ」の裏という無謀な枠で当然のように返り討ちに遭い、開始からおよそ1年半で土曜午前に左遷された。まぁ時間帯が時間帯なのでこれでも健闘した方だろう。
さとうふみや
キバヤシの傀儡の一人。さらに変な宗教にどっぷりはまりこんで某政党という名のカルト宗教団体の偉い人になっているややこしい人物。教団の機関誌などにもしっかり書いており、コミックスも出ている。
朝基まさし
同じくキバヤシの傀儡。3度のドラマ化を経験しているが全部キバヤシの原作。しかし、ついにキバヤシから離れた作品が短期打ち切りに合い、そしてヒット作の続編をヤンマガで連載することが決まったりといろいろと振り回されたりしている。
瀬尾公治
ある意味ポルノグラフィティ。広島ファンだし。作者のあまりにも自己満足な超展開ぶりからファンからは瀬尾ニーと呼ばれている。
久米田康治
ビジネスネガティブな自由人。疫病神サンデーを追い出され泣く泣く移籍したが、その後のサンデーのアレっぷりや初のアニメ化を経験するなど、結果的には成功だったかもしれない。でも、移籍してからキャラの書き分けが苦手と言う欠点が露呈した。
福本伸行
女...もとい、絵を描くのが苦手でも擬音ひとつで切り抜けるギャンブラー。話が長すぎるのと再開予定を守った試しがないのが欠点。
野中英次
やる気と女性キャラと少年読者からの支持が全然ないにも関わらず、画風のパクりと言う禁じ手によりショートギャグでアニメ化、ゲーム化、映画化を達成できたすごい人。幸運にも冨樫病には感染しておらず、最近では異例のショートギャグの原作をやっていた。
佐藤将
チャンピオンから引き抜かれた新人ギャグ作家。あれ?チャンピオンから移籍して11週で捨てられたギャグ作家が前にいたような・・・、別マガで正式連載を始めるもいつの間にか終了、さらにチャンピオンでイラストを担当していた読者コーナーも終了し、ついにがけっぷち状態に。
藤沢とおる
湘南純愛組GTOが大ヒットとなるが、以降はあちこちの出版社を放浪、と言うか迷走する。結局、雑誌が潰れたり打ち切りの汚名回避に長期休載として投げ出した挙句、部数低迷に窮したマガジン編集部と利害一致でGTOの続編を開始して老害漫画家と化した。
冨樫病患者。だが短編集のコメント曰く「悪いのは編集部(意訳)」とのこと。
星野泰視
やたらと角ばった画風が特徴。哲也の作画屋としてヒットを飛ばすが、次回作で失敗、初の単独作品も在り来たりな設定とスタートダッシュがわからず撃沈し、結局青年誌に移籍した。
氏家ト全
別冊ヤンマガでひっそりと連載デビュー→作品ごとヤンマガ本誌に移籍→マガジンで連載掛け持ち→活動拠点を週マガ一本に絞るが次回作が短期打ち切りマガスペで心機一転→ショートギャグ不足で本誌に昇格→そのショートギャグがアニメ化→週刊と掛け持ちでマガスペで別の連載を始める。看板作家でもないのにあちこち連れ回されている忙しい人。
しかし、当たり作品のアニメ化に乗じて世界観の繋がりを利用し打ち切り作品の重版を行うなど、計算高い一面もある。
小林まこと
元祖冨樫病作家。久々に連載したと思ったら、黒歴史を描いてしまい再び姿を消される。
刃森尊
ヘタレの主人公が急に強くなるというグロ漫画しか描けないので、何度読者に追い出されても元編集長のえこひいきで帰ってくるが、編集長交代後はやっといなくなった。と思ったらヤンマガで寺門ジモンとタッグを組んでいやがった。
小川悦司
中華一番!がアニメ化するほどのヒット→次回作が自身の病気で打ち切り→その後、フードハンター双雷伝がマガスペから移籍するも出戻り→天使のフライパンで講談社漫画賞を受賞するが雑誌が休刊といろいろ不遇な人。現在では月刊アフタヌーン麻雀漫画の原作と組んで裁判員漫画を連載中。

増刊のファンタジー[編集 ]

  • TRYBAL21(マガスペ)
  • 進撃の巨人(別マガ)

海外版の著名作品[編集 ]

脚注[編集 ]

  1. ^ 単巻約200万部以上の売上は、近年ではこれを除けば『ONE PIECE』『鬼滅の刃』『呪術廻戦』『×ばつFAMILY">×ばつFAMILY』とジャンプ関連作品ばっかりである。
  2. ^ かつてはリョナ作家だったが、現在はドS純情JKと冴えないオタク男子の恋愛モノを連載。

関連項目[編集 ]

ユーモア欠落症患者のために、ウィキペディア 専門家気取りたちが「週刊少年マガジン 」の項目を執筆しています。
ニコニコ動画中毒患者のために、ニコニコ大百科 ではニコ厨たちがお金をかけてまで「週刊少年マガジン 」の項目を執筆してくれています。
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ま〜わ行 : 魔法先生ネギま! (アニメ版) | ミスター味っ子 | メガバカ | RAVE | レインボーマン
漫画家 : 赤松健 | 久米田康治 | 瀬尾公治 | 福本伸行 | 真島ヒロ | 水木しげる | 森川ジョージ
キャラクター : 加賀愛 | 日塔奈美 | エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル | ナツ・ドラグニル
用語 : アフタヌーン | イブニング | 月刊少年マガジン | コミックボンボン | シャングリラ・フロンティア | 同人マーク | なんだって?? | ミスマガジン | 武蔵野HENTAI倶楽部 | モーニング | ぼくらマガジン

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