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【龍ケ崎巡業】新大関・豊昇龍に照ノ富士から"祝福"ぶつかり「俺が頑張らないと」看板力士の自覚十分

[ 2023年8月3日 20:24 ]

ぶつかり稽古で照ノ富士(左)の胸を借りる新大関・豊昇龍(撮影・前川 晋作)
Photo By スポニチ

大相撲夏巡業が3日、茨城県龍ケ崎市のニューライフアリーナ龍ケ崎で行われた。

新大関・豊昇龍(24=立浪部屋)は申し合い稽古に参加し、関脇・若元春(29=荒汐部屋)、平幕・錦木(32=伊勢ノ海部屋)、王鵬(23=大嶽部屋)、明生(28=立浪部屋)の4人を相手に計9番取った。まわしを取っての投げや出し投げを見せていたが、最後の2番は何か思い直したかのように押して一気に前に出る相撲に取り口を変更。"型がないのが型"と言われるように、何でもできる多彩な攻めを見せた。

ぶつかり稽古では、横綱・照ノ富士(31=伊勢ケ浜部屋)の胸を借りた。横綱による大関への胸出しは異例で、大関昇進の"祝福"のようにも受け取れる。豊昇龍は「そういう(祝福の)意味でもあるんじゃないですか」と少しうれしそうに「ありがたかったです」と感謝。胸を出した照ノ富士は「お祝いというか、体を動かしたかったので」と多くは語らなかった。

7月29日から始まった夏巡業はこの日で4日目。「大関」と呼ばれることにも少しずつ慣れてきた。「お客さんの盛り上がりが全く違う」と大関昇進による声援の多さを実感。「俺がやらなくちゃ、俺が頑張らないとって気持ちになってます」。看板力士としての自覚も十分だった。

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