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【食欲がない】食欲不振のときにおすすめの食べ物|マッスルデリ管理栄養士が解説

[ 2023年8月3日 09:00 ]

食欲がないときにおすすめの食べ物や食事メニューについて。食欲が湧かないからといって何も食べない、何食も抜いてしまう人は、どんなものを意識して摂るとよいのでしょうか。

ボディメイクを食事面からサポートする「Muscle Deli(マッスルデリ)」の管理栄養士・瀧川みなみさんに、よくあるギモンを聞いてみました。

Q.食欲がない時はどうしたらいいですか?おすすめの食材はありますか?それとも無理に食べないほうがいいでしょうか。

A.水分とミネラル、最低限のエネルギーの補給は行うよう心がけましょう。そのほか、おすすめの食べ物を紹介します。

食欲不振の原因としてはさまざまな種類が考えられます。たとえば、消化器官の機能低下や発熱、不眠、疲れ、病気からくる吐き気、噛んだり飲み込んだりがうまく行かないなど。

その中でも、今回は消化器の機能低下や不眠、疲れなどからくる食欲不振の観点からお話します。

水分とミネラル、最低限のエネルギーの補給は欠かさない

まずは前提として、水分とミネラル、最低限のエネルギーの補給は行うよう心がけましょう。そのうえで、食欲がどうしても湧かないときは無理に食べる必要はありません。

ですが、日々の栄養摂取の観点から、ふだん不足しがちな栄養を補い、身体にやさしい食事が摂れるとベターです。

(注記)食欲不振が長期間にわたっている場合や、食べようと思ってももどしてしまう、やせてきたといった場合は、医師の診断を仰いでください。

食欲がない時の栄養補給のポイント

食欲が湧かないときの食材選びは、以下3つがポイントです。

  1. 胃腸にやさしい食材(低カロリーであたたかいもの)
  2. 食欲増進させてくれる食材
  3. さっぱりした食材

食欲がないときにおすすめの食べ物

低カロリーであたたかいものがおすすめ

まず「胃腸にやさしい食材」としては、低カロリーであたたかいものがおすすめです。

メニュー例:味噌汁、かきたま汁、野菜スープ、雑炊など

食欲不振のときは、消化器官の機能がよくない場合も考えられます。その場合はできるだけ胃腸に負担をかけないよう、先述のような低カロリーメニューを選択するようにしましょう。

カレーやスパイス、薬味で食欲を促す

続いて「食欲増進させてくれる食材」について。これはスパイス類や香味野菜などが当てはまります。

食材例:胡椒、カレー粉、生姜、唐辛子、ねぎ、わさび、からしなど

これらの食材は、食欲増進が期待できます。冷奴に薬味として生姜やねぎをトッピングしたり、おかずやスープにカレー粉を足してカレー風味の仕上がりにすると使いやすいかもしれません。

ただし、これらの食材はとりすぎると胃腸が荒れる原因となりますので、適量を心がけましょう。

唾液や胃酸の分泌を促す酸味や、水分の多い食材

最後の「さっぱりした食材」については、酸味のあるものや水分の多い野菜などを利用してみましょう。

食材例:レモン、梅干し、お酢、トマト、きゅうり、レタス、大根、チンゲンサイなど

これらの食材のなかには、唾液や胃酸の分泌を促し、消化を助けてくれるものもあります。また、水分の多い野菜はあっさりしたメニューとの相性が良いため、食べやすいという点も挙げられます。

注意点として、レモン・お酢などを使った酸味の強い食品は適量であれば問題ありませんが、過度な摂取により胃にダメージを与えやすい食べ物です。そのため、摂取量には注意が必要となります。

[プロフィール]
瀧川みなみ(たきかわ・みなみ)
株式会社Muscle Deli管理栄養士、調理師。青山学院大学文学部卒業後、専門学校で調理師、食生活アドバイザー、栄養教諭を取得。専門学校卒業後は大手外食企業で働きながら管理栄養士を取得。接客、店舗管理、副料理長を務めたのち本社の商品企画・開発部門でデザートメニューの商品開発をおこなう。その後、クラウドレストランを運営するベンチャー企業に転職し、8ブランドの立ち上げを実現。より多くの人に向けて体・健康づくりの手伝いがしたいと思い、Muscle Deliに入社。商品開発、栄養指導、レシピやコラム作成等を担当。プライベートでは料理教室や食事に関するセミナーなどのイベントを主催。

記事協力
株式会社Muscle Deli
公式サイト https://muscledeli.co.jp/

<Text:編集>

スポーツの2023年8月3日のニュース

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