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【五輪最終予選】パリ切符獲得!先制弾の細谷「落ち着いて流し込めた」インタビューでは"噛んで"苦笑い

[ 2024年4月30日 04:36 ]

サッカー・パリ五輪最終予選兼U―23アジア杯カタール大会準決勝 日本―イラク ( 2024年4月29日 ドーハ )

<U-23日本代表・U-23イラク代表>前半28分に先制ゴールを決めた細谷(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

大岩ジャパンがパリ五輪切符を獲得した。サッカー男子パリ五輪最終予選兼U―23アジア杯カタール大会は29日(日本時間30日)、準決勝が行われ、U―23日本代表はU―23イラク代表を2―0で下し、96年アトランタ大会から8大会連続となる五輪出場権を獲得した。

日本は序盤から積極的に敵陣へ攻め込んだ。勢いをつけたのはエースFW細谷真大(柏)だった。前半28分、MF藤田譲瑠チマ(シントトロイデン)のロングボールを華麗なトラップとターンで体勢を整え、最後は右足で流し込む先制弾。準々決勝のカタール戦から2戦連発で勝利をたぐり寄せた。さらに同42分にはDF大畑歩夢(浦和)が右サイドで粘りながら相手との競り合いを制し、パスを供給。藤田がワンタッチで合わせ、ラストパスを送ると、最後はFW荒木遼太郎(FC東京)がネットを揺らした。

後半はイラクが前線に人数を集め攻勢を強める中、GK小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)、DF木村誠二(鳥栖)ら守備陣が落ち着いて対応。シンプルに日本の最終ラインの裏を狙った攻撃を跳ね返し続けた。

試合後、細谷は「チマが前向いた瞬間にうまく浮き球でパスをくれたので、同じシチュエーションも前にありましたけど、落ち着いて流し込めた。まず、1点取れてよかったです」と喜んだ。

さらに「パリ出場を目指してやってきたので、ここから新たなスタートになりますが、しっかりメダルを獲れるように」と話し、「準備していきたい」と話すところで"かんで"苦笑い。それでも、今大会の目標には「優勝しかないので、優勝してパリに行けるように頑張りたい」と力強く宣言した。

大岩ジャパンは22年3月のチーム発足以降、候補合宿を含めると計86人の選手を招集してきた。大会前の全体ミーティングでは、指揮官が「86人の中から今、23人がここに来ている」と代表の意味を強調。選手たちは「残りの63人の気持ちも背負って戦う」と誓い、パリ切符を懸けた戦いに臨んでいた。今後はアジアの頂点を目指し、その先のパリへ向かっていく。

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