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8大会連続五輪切符に導いたU―23日本代表・大岩剛という男...何よりも勝負にこだわる姿勢、言葉で鼓舞

[ 2024年4月30日 04:33 ]

サッカー・パリ五輪最終予選兼U―23アジア杯カタール大会準決勝 日本―イラク ( 2024年4月29日 ドーハ )

<U-23日本代表・U-23イラク代表>後半、大きく手を広げ、選手を鼓舞する大岩監督(撮影・小海途 良幹)
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大岩ジャパンがパリ五輪出場を決めた。サッカー男子パリ五輪最終予選兼U―23アジア杯カタール大会は29日、準決勝が行われ、U―23日本代表はU―23イラク代表を2―0で制し決勝進出。22年3月から指揮する大岩剛監督(51)の指導の下、96年アトランタ大会から8大会連続となる五輪出場権を獲得した。

大岩監督は何よりも勝負にこだわる伝統のスタイルを貫く。現役時代はJリーグで名古屋、磐田を経て鹿島時代にはJリーグ初の3連覇を経験。11年から鹿島トップチームの監督に就任すると、17年途中からは監督として指揮し、18年にはクラブの悲願だったACL制覇を果たした。

若手育成にも定評があり、U―18日本代表を指導した経験もある。22年からはパリ五輪世代のU―20代表監督として今夏の大舞台を目指してきた。「総力戦」を重要視し、今大会も全23選手中22選手を起用。ミーティングや円陣では強い言葉で選手を鼓舞する姿も目立つ。候補合宿も含めると計86人の選手を招集し、開幕前のミーティングでは「86人の中から今、23人がここに来ている」と代表の意味を強調していた。

まずはアジアの頂点を目指し、今後はパリ五輪に向け、さらなる手腕を発揮していく。

◇大岩 剛(おおいわ・ごう)1972年(昭47)6月23日生まれ、静岡県清水市(現静岡市清水区)出身の51歳。清水商(現清水桜が丘)から筑波大を経て95年に名古屋入り。磐田を経て03年に鹿島へ移籍し、Jリーグ初の3連覇を経験。11年元日の天皇杯優勝を最後に現役を引退し、同年から鹿島のトップチームコーチに就任。今年4月にU―18代表監督に就任した。22年からパリ五輪世代の監督して指揮している。

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