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Jリーグ、世界最先端の新データ解析システム導入を検討 スペインで使用「Beyond Stats」

[ 2024年4月30日 03:00 ]

リーガ・エスパニョーラとマイクロソフト社が共同開発した「Beyond Stats」

Jリーグが世界最先端の新データ解析システムの導入を検討していることが29日までに分かった。複数の関係者によればスペイン1部リーグ(ラ・リーガ)とマイクロソフト社が共同開発した「Beyond Stats(ビヨンド・スタッツ)」で、25年シーズンからの導入を目指しているという。

「Beyond Stats」は21年に開発され、今やスペイン2部でも使用。各スタジアムに設置された約16台のカメラで集計された膨大なデータを基に、試合をリアルタイム解析し、マイクロソフト社のタブレット(サーフェスプロ)を通じてベンチにも届けられる優れものだ。当然、チーム戦術、各選手についてもより詳細な情報での分析が可能となる。

GPSで取得したデータを利用して走行距離、スピードを即座にフィードバックする"スポーツブラ"も、カタパルト社など各社とのマッチングが可能。選手にケガのリスクがある場合、ベンチに「Video Review System」で即座に通知される機能も大きな特徴だ。

「Beyond Stats」の導入により、ラ・リーガの公式サイトは現在、各選手のトラッキングデータはもちろん、映像、インフォグラフィック付きでデータに基づく試合予想なども展開。試合中継でもデータとプレー映像を組み合わせたビジュアル分析が導入されており、新たなファン層獲得に大きく貢献しているという。欧州カレンダーに合わせ、26年夏に秋春制への移行が決まっているJリーグ。データ解析も世界基準でさらなる発展を目指す。

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