[フレーム]
新聞購読とバックナンバーの申込み
×ばつ

本田圭佑設立のサッカークラブ 乙武洋匡GM&武井壮監督が任期満了で退任、本田が新GM就任

[ 2022年2月1日 22:00 ]

「Edo All United」のGMに就任した本田圭佑
Photo By 提供写真

元日本代表MF本田圭佑(35)が発起人として設立したサッカーチーム「Edo All United」は1日、乙武洋匡GM(45)と武井壮監督(48)が任期満了で退任し、本田がGMに就任する新体制で新たなシーズンを迎えると発表した。

同チームは2020年1月、本田が発起人となって「One Tokyo」の名で設立。チームがオンラインサロンで運営されることや、サッカー未経験の乙武GM、武井監督の就任で話題となった。東京都社会人4部リーグからスタートして2年連続で昇格を果たし、昨年12月には同2部昇格が決定。20年10月に「One Tokyo」から現在の「Edo All United」にチーム名を変更した。

新GMに就任した本田は「一番の課題はオーナーへのインセンティブ設計です。僕自身がこのクラブを立ち上げた時から『初期から応援している人たちが最も得をするような仕組み』を公言してきてるんですが、全員で決める方針で進めてきた結果、全く実現できていません。最初は450人くらいいたオーナーの人数が120人弱まで激減してしまいました。反省だらけの2年間でしたが、一方で残ってくれてるオーナーたちには感謝の気持ちしかありません。個人的には0から仕切り直すくらいのつもりでいます」とクラブの課題に言及。そして「インセンティブ設計はもちろん、ホームグランドや練習場の確保、そしてスタジアム構想も視野に入っています。東京のど真ん中に日本を代表するサッカークラブをつくりたいと思っています」と理想を掲げた。

退任する乙武GMは「2年連続リーグ昇格というミッションを達成できたのは、GM補佐の土肥さん、強化部の小比賀さんなど心強いパートナーたちの存在、そして何より仕事で疲れた体を奮い立たせ、深夜までグラウンドでボールを追いかけた選手たちのおかげです」と感謝し、「私の後任は本田圭佑さん。私とはまた異なる手腕で、チームをさらなる高みへと押し上げてくださることを確信しています。かけがえのない2年間を過ごさせていただきました。心より感謝申し上げます」とコメントした。

武井監督は、コロナ禍により「2年間かけて『こんなチームを作りたい』と思っていた事の1%も達成する事ができず、残念な気持ちです」と振り返り、「そんな中、監督の私から選手に伝えてきたことは一つだけでした。『今日地球の上でサッカーをしているすべての選手の中で1番素敵な選手でいてください』ということ。ピッチに立つ時、クラブハウスにいる時、街を歩く時、誰かと向き合う時、全ての時間を『なんて素敵な選手達なんだ』と思ってもらえるように、という願いです。2年間素敵なサッカーをありがとう。そしてこれからも世界で最も素敵なチームに、そう願って応援します。2年間の監督生活を与えてくださった本田圭佑、メンバーの皆さん、選手のみんな本当にありがとう!」とメッセージを送った。

続きを表示

この記事のフォト

サッカーの2022年2月1日のニュース

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /