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SUPER BEAVER メジャーデビュー後にどん底...解散危機救ったマネジャーの提案に感謝

[ 2024年7月12日 22:00 ]

SUPER BEAVER
Photo By 提供写真

ロックバンド「SUPER BEAVER」が12日放送のTBS系「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(金曜後8・57)に出演し、メジャーデビュー当時のマネジャーに感謝への思いを口にした。

結成わずか1年でバンドの全国大会で優勝。そして結成から2年でインディーズデビューを果たし、ボーカルの渋谷龍太は「なんも挫折もなく褒められることばかりだった」と振り返る。

ライブのチケットも即完売するなど飛ぶ鳥を落とす勢いのまま2009年に超大手レーベル「Sony Music」からメジャーデビューが決定。デビューシングル「深呼吸」は大人気アニメ「NARUTO」の主題歌に抜てきされた。だが、オリコン最高57位、続く2ndシングル「二つの旅路」は197位とセールスは伸び悩んだ。

「圧倒的に雲行きが怪しくなってきた」と、期待されていた空気感に変化があった。渋谷は「提案じゃなくなってくる。大人から自分たちに対する意見というのが」と、自分たちの音楽を見失い始めた。結果を求める大人たちの意見に対して「音楽でご飯を食べていくってことは"こういうことも我慢しなければいけないかもしれない"とまで思ってました」と納得できないまま受け入れていた。

担当者からは音楽だけでなく人格否定するような言葉も投げかけられた。これにより渋谷の心身は限界を迎え、アルバムのレコーディングを終えた際に倒れこんだ。当時の状況についてベースの上杉研太は「誰も心配してあげられる空気はなかった。倒れた渋谷を」と、渋谷の急変よりも担当の顔色が気になっていたことを回顧。

渋谷はストレスにより胃に穴が空いており、緊急入院。そこで当時のマネジャーに「音楽、辞めさせてください」と告げた。当時の心境について、渋谷は「僕も3人のことを考える余裕がほぼなかった。今のバンドを辞めたいとかではなくて、もう音楽辞めたいという話をした」と追い込まれていたという。

退院後、メンバー3人に自身の気持ちを伝えた。終わるための話し合いだったが、4人が腹を割って話し合うとそれぞれの思いがあふれ出した。上杉は「(納得のいく音楽を)やれてもないのに屈辱的な感じになり、音楽を辞めなきゃいけないっていうのは、やっぱり悔しいから1年間やってみよう」と悔しさがこみ上げた結果「音楽を辞めるにはまだ早い」という結論に至った。その後、メジャーレーベルを事実上解雇されたが、解散はせずに一からの出直しを誓った。

ここまでの経緯に、MC・中居正広は「4人で話し合えたの良かったね」と指摘すると、渋谷は「それも、その当時のマネジャーの方が設けてくれた席だった。もう僕らから"話し合いをしよう"って気力は一切残ってなくて。(マネジャーが)"ただ、変だと思うから、俺がその場を作るから、ちゃんと4人で膝を突き合わせてしゃべれ"って言ってくれて」とマネジャーの提案だったことを明かした。

これにより「"なんかやっぱ悔しくね、これ"って帰結できたのが良かった。"じゃあ辞めちゃおう"にならなかったのが唯一の救い。なので当時のマネジャーには凄い感謝してますね」と振り返った。

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