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東山紀之 「必殺仕事人」で俳優業見納め SNSには「寂しい」「いつか戻ってきてほしい」惜しむ声も

[ 2023年12月29日 22:54 ]

東山紀之
Photo By スポニチ

年内での芸能界引退を発表している少年隊の東山紀之(57)の最後の出演作となるドラマ、NHKBS「大岡越前スペシャル」とテレビ朝日「必殺仕事人〜50周年シリーズ最新作」が29日に放送された。来年からは「SMILE―UP.」の社長として、故ジャニー喜多川氏の性加害問題の被害者への補償、救済に専念する。

ネットでは午後7時半から1時間半に及んだ「大岡越前スペシャル」と、午後9時からの「必殺仕事人」を連続で見た人も多かったようで、X(旧ツイッター)では「東山紀之の大岡越前が終わったら、東山紀之の必殺が始まった」「大岡越前からの必殺仕事人 何気に東山紀之Night」などの声が上がり、「必殺仕事人」はトレンドワード入りしたほど盛況だった。

俳優・東山の最後でもあり、「俳優東山紀之の見納めかと思うと寂しい」「最後の東山越前、見応えあったなあ」「東山さんもったいない...」など惜しむ声が多く、藤田まことさんから引き継いだ「必殺仕事人」に関しては「東山さんまたいつか戻ってきてほしい」「誰が継ぐのかな? 中村主水役」「みんな東山さんの主水復活待ってます」などの声も上がっていた。

番組のクライマックスでは、ゲスト出演の中尾明慶を豪快に斬り「殺しってのはよ、勝ち負けじゃねえんだよ。どう殺し切るかだ」と低い声で"仕事人"を演じた。ちなみに東山最後の台詞は、妻役・中越典子と妻の叔母役・キムラ緑子に「新しい髪結い所が流行っているので行ってもいいですか」とせがまれ、「いや、もう、お好きなように」と返した場面だった。

東山は最後の公の場となった26日のディナーショーで「皆さん、今まで本当にどうもありがとう!皆さんのお陰で素敵な青春を作ることができました。デビューして38年。良きときも大変なときも、常に励まし、支えてくれて本当にありがとう。皆さんの笑顔に何度救われたか...数え切れません」と、ファンに感謝しつつ、40年以上過ごしたエンターテインメントの世界に、笑顔で別れを告げた。

1979年に芸能界入りし、85年に少年隊として「仮面舞踏会」でデビュー。俳優としても主演を務めたテレビ朝日「刑事7人」シリーズが人気を博すなど、活躍した。かねて生涯現役を宣言するほど、エンターテインメントにかける思いは強かったが、故ジャニー喜多川氏の性加害問題を受け、藤島ジュリー景子氏に代わって9月5日付で旧ジャニーズ事務所(現SMILE―UP.)の社長に就任。年内での芸能界引退を発表していた。

来年からは「SMILE―UP.」の社長として、故ジャニー喜多川氏の性加害問題の被害者への補償、救済に専念。SMILE―UP.は補償終了後に廃業し、東山も役目を終えることになる。生粋のエンターテイナーだけに、再び表舞台に現れる日が来るのかに注目が集まる。

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