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旧ジャニ所属タレント不在の紅白リハ始まる リポーター集結の華やかな取材は変わらないが...

[ 2023年12月29日 17:45 ]

第74回NHK紅白歌合戦
Photo By スポニチ

大みそかの「第74回NHK紅白歌合戦」(後7・20)のリハーサルが29日、東京・渋谷のNHKホールでスタートし、出場歌手による囲み取材が行われている。

国民的番組だけに、毎年、民放も著名リポーターを取材に派遣。出場歌手がリハーサル前後に報道陣の質疑に直接答えるのが慣例で、リポーターがマイクを向けながら巧みな話術でとっておきのコメントを引き出すのが恒例行事となっている。

この日も変わらず、有名リポーターが集結して華やかな取材現場となったが、今年の大きな特徴は、旧ジャニーズ事務所(現SMILE―UP.)の創業者・故ジャニー喜多川氏による性加害問題を受け、旧ジャニーズ事務所所属タレントが44年ぶりに不出場となったこと。

近年、5〜6組で推移していた旧ジャニーズ事務所所属タレントの出場。バラエティー番組への出演でトーク力の高いタレントが多く、取材現場でも自然と笑いが起きるなど、紅白本番の晴れ舞台へ向けて大きなもり上がりをつくっていた。だが、今年は不在。さらに、スケジュールの都合で、この日は午前10時〜午後7時40分まで、休憩を入れて約9時間に30組もの囲み取材の予定が組まれている。

単純計算では1組あたり約18分だが、写真撮影や交代時間などを考慮すると、質疑は5、6分で開催。そのため、恒例の「今年の漢字一文字」、意気込みの質疑応答で終わってしまい、リポーター、記者といったコメントを引き出す側、コメントを発する歌手本人側も試行錯誤しながら、いかに視聴者に届く答えを伝えられるか、真剣に向き合っている状況だ。

30日もリハーサルが予定され、例年同様に司会者インタビューも行われる見込みだ。

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