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古市憲寿氏 不正のダイハツ社長"安全"発言に「認証制度と安全性が関係ないと思っているんだったら...」

[ 2023年12月21日 12:38 ]

フジテレビ社屋
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社会学者の古市憲寿氏(38)が21日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月〜金曜前8・00)に出演。ダイハツ工業の品質不正問題が全車種の出荷停止に発展したことについて言及した。

ダイハツ工業の品質不正を調査した第三者委員会が20日、報告書を公表し、不正があった車両は従来の6車種から、トヨタ自動車など他社ブランドを含め64車種に拡大した。ダイハツはトヨタの完全子会社。国内外で販売する全車種を出荷停止とし、トヨタも一部車種を停止した。国土交通省は21日、ダイハツに立ち入り検査を実施する。

第三者委は新たに書類の虚偽記載など174件の不正を確認した。1番古い不正は1989年だった。対象車種にはマツダやSUBARU(スバル)から委託された、相手先ブランドによる生産(OEM)分も含まれる。不正を受け国内で出荷停止となったのはダイハツがタントなど現在販売中の全11車種。トヨタはライズなど8車種、スバル6車種、マツダ2車種。不正は生産を終了した車種を含む。

ダイハツの奥平総一郎社長は、今回の不正による事故があったという情報はないとし「自分としては、今まで通りに安心して乗っていただければというふうに強く思っている」と発言。この発言について、古市氏は「もしダイハツ側が認証制度と安全性が関係ないと思っているんだったら、もっと何十年も前からそういうことを問題提起すべきでしたよね。この認証制度と安全性は関係ありませんということを言った上で議論していれば別ですけど、こうやって不正がバレた後に安全ですっていうのは説得力がない」と指摘。

そして、「今回の不正、1989年からですよね。すごい根深いと思っていて、しかも報告書というのは、要は担当者へのヒアリングで不正車種を今回見つけたってことをいっているわけで、それは氷山の一角かも知れない。本当はもっと多くの車種が不正をしていたかも知れない」と言い、「しかも1989年ということは今、定年間際の60歳前後の人が20代の頃ですから、もしかしたらもっと昔からあったかも知れないということを考えると、構造的な問題。そこはダイハツとしても、きちんと会社としてどうあるべきかという、本当に会社の存立にかかわるような大きな問題なのかなという気がします」と自身の見解を述べた。

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