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研ナオコ 半世紀前のレコーディングで生まれて初めて見たもの「何これ、おっかにゃあ」

[ 2023年5月2日 17:09 ]

研ナオコ
Photo By スポニチ

歌手の研ナオコ(69)が2日までに更新されたYouTubeチャンネル「たけし軍団TV」にゲスト出演。デビュー曲「大都会のやさぐれ女」(1971年)をレコーディングした時の初々しいエピソードを披露した。

研は静岡県田方郡天城湯ヶ島町(現伊豆市)出身。実家は兼業農家で、16歳の時、歌手になるため上京した。ただ、所属先として予定していた「東宝レコード」の受け入れ態勢が整わず、約1年間、エレベーターガールなどのアルバイトをしながら浪人生活。デビュー曲の準備が整ったのは、17歳の冬だった。

そして訪れた人生初のレコーディング。「(すべてが)初めてで。スタジオも、何ここ、みたいな感じで...」。スタッフから渡されたヘッドホンを見たのも、生まれて初めてだった。「(音が聞こえてきて)何これ、おっかにゃあ(おっかない)」。当時の心境を静岡弁で表現すると、同郷のホスト役、ガダルカナル・タカとつまみ枝豆は大爆笑。「ここから音が流れてくるし、アーって言ったら、アーって(自分の声が聞こえるし」

いろんな初体験に圧倒されても、レコーディングが始まると、天才の片りんを見せる。「譜面もあるんだけど、譜面なんて読めやしないし」。音楽の基礎や知識は皆無。耳コピだけで大人の歌を歌いこなし、「のど自慢大会」などで優勝していた実力は規格外だった。デビュー曲を一度聴いて、2度目に歌った時には、スタッフが「いいね」と称賛。「ドス利かせて」とか「やさぐれちゃって」という助言は全く理解できなかったものの、「あと1回歌って」と言われたテイク3か4で、あっさりオッケーが出たという。

「それで(レコーディング)終わりですか。すごいですね」という枝豆に、「あたしは天才なんだよ」と、いつもの「ナオコ節」で返していた。

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