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清原博弁護士 安倍元首相銃撃事件で身柄移送の山上容疑者に「私の見立てでは無期懲役の有罪判決」

[ 2023年1月10日 15:55 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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国際弁護士の清原博氏が10日、TBS系「ゴゴスマ〜GOGO!smile〜」(月〜金曜後1・55)に生出演。安倍晋三元首相銃撃事件で、殺人容疑などで送検された山上徹也容疑者(42)が鑑定留置を終え、大阪拘置所(大阪市)から奈良西署に移送された件について言及した。

奈良地検は、山上容疑者の刑事責任能力の有無や程度を判断するため、鑑定留置を昨年7月25日から実施。責任能力を問えると判断、勾留期限の13日までに容疑者を殺人と銃刀法違反の罪で起訴する方針。

清原弁護士は鑑定留置が5カ月に及んだことについて「通常は2カ月から3カ月ですから、長めだと言えます」とした上で「事件が重大ですから、それだけ慎重にならなきゃいけないでしょうし、裁判でおそらく弁護側が刑事責任能力を争ってきますから、それに対して検察側は備えないといけないということで、慎重に鑑定留置をしていると思いますね」と説明した。

そして「裁判の争点は、刑事責任能力があるかないかです」と指摘。「私の今のところ報道で知る限りは、なかなか刑事責任能力を否定するのは裁判であまりないこと。かなりハードルが高いんですね。そうすると、今回の件も刑事責任能力があるという裁判所の判断になる可能性が大きくて、そうであれば殺人、銃刀法の発射、加重所持罪この3つはすべて重い罪なんです」とコメント。「全部有罪であれば、私の見立てでは無期懲役の有罪判決が出る可能性がある」と量刑についても語った。また、元総理を殺害したという点については「社会的影響も考慮しますので、そういったことも考慮しての量刑になると思います」とした。

ただ、「裁判員もおそらくこのニュースを知っている。おそらく日本中を探してもこのニュースを知らない人はいないと思うんです。そうなると、あらかじめいろんな知識を持った上で裁判員が裁判に臨んでしまう可能性が高くて、裁判員によっては"殺人よくない。厳罰だ"っていう考え持って臨む人もいれば、"生い立ちを考えれば、かわいそうだよね"っていうことを考えて臨む人もいる。どうも本当に公平な裁判ができるのかどうか、もしかしたら弁護側はそこも争ってくるかもしれません」とも指摘した。

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