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渡辺えり「触れないまま亡くなっちゃった...」コロナ禍で95歳の父を亡くした辛さを語る

[ 2023年1月10日 13:42 ]

渡辺えり
Photo By スポニチ

女優の渡辺えり(68)が10日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月〜金曜後1・00)にゲスト出演。昨年5月に亡くなった最愛の父について語った。

渡辺は地元、山形県の施設に入所していた父が昨年5月に95歳で亡くなったと報告。コロナ禍だったため、見舞いに行っても「ガラス越しに10分しか会えないんです。目の前にいるのに触れない...。まだ私が行ってる介護施設は10分でもガラス越しでも会えるからいいんですけど、まったく会えないところもあるらしいんですよ。会えないまま亡くなられたら、残された方はたまらないですよね。うちの父親も触りたかったのに触れないまま亡くなっちゃった。本当に後悔して...」と直に触れ合う機会がないまま旅立ったと涙ながらに最期を語った。

そして、父親について「まさか亡くなるとは思わなかった」と突然の訃報だったと明かし「(5月)17日にFMラジオの生放送があって、それは責任上、出ないといけないので生が終わってから新幹線ですぐ帰ったんですね。まだ心臓は動いてたんですけど、意識はなくて。父ちゃんっていくら叫んでも返事が返ってこなくて。生放送に出なかったら間に合ったかもしれないんですけど...でも私たちの仕事は休めませんから」とラジオの生放送に出演後、急いで山形に帰ったものの看取れなかったと肩を落とした。

それでも「お医者さんが言うには"私に会うまで待ってたんだ"って。心臓止まりましたってのが私が会ってから1時間後だったんです。弟の話によると、"姉ちゃんが来るから"ってずっと待ってた。目を開けたままで...。"父ちゃん"ってまぶたを閉じさせようと思っても閉じなくて」と渡辺が来るまで頑張っていたことを周囲から明かされ、救われたと振り返った。

ただ、突然の訃報だったため「看護師さんと体を拭かせていただいたんですけど、本当に元気だったので骨とかしっかりしてるんですよ」と丈夫な体のまま亡くなったといい「そしたら自分が5歳の時に肩車してくれた思い出がよぎっちゃって...。看護師さんに"肩車してもらった"ってずっと言ってるんですよ。気が動転してて、何を言ってるか分からなかった」と動揺していた当時の様子を語った。

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