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桂雀三郎が独演会 桂枝雀さんに入門して50年「長生きも芸のうち」「もっとおもしろいものにしたい」

[ 2021年10月21日 12:22 ]

故・桂枝雀さんに弟子入りして50年。「にぎやかな会にしたい」と独演会に向け力を込める桂雀三郎
Photo By スポニチ

上方落語のベテラン・桂雀三郎(72)が21日、大阪市内で「桂雀三郎独演会」(11月23日、大阪・サンケイホールブリーゼ)の取材会を行った。

99年に他界した桂枝雀さんに入門して50年。師匠が得意にし、自身も内弟子時代に習った「宿替え」など3席を披露する。「何とか師匠に"近づきたい"と思いでやってきたネタ。記念なんでにぎやかな会にしたい、と思っています」と力を込めた。

「50年。短かったような長かったような。自分なりには一生懸命やってきたけれど、根がズボラなもんで。師匠のやり方を見ていたら、もっとやらなアカンかったと思う。ただ、長生きも芸のうち。大した病気もケガもなく大変幸せ。まだまだ自分の落語をもっとおもしろいものにしたい」と意欲的だ。

コミックソング「ヨーデル食べ放題」がヒットし、今もディナーショーを続けるなど独特の道を歩んできた。「師匠から"がむしゃらにやれ、もがいていると何かをつかむ"と言われてきたことをよく覚えてるんですね。少々方角を間違えていても"何か見えてくるものがある"という気持ちがいつもある。ヨーデルみたいな思いもよらぬ仕事もできて、師匠は空から"もっとやれよ"と言われるかもしれないけれど、自分ではよくやったつもり」とマイペースな歩みに胸を張った。

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