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flumpool グループ内移籍で新会社設立「豪華客船のような恵まれた環境を降りようと」

[ 2021年7月1日 12:10 ]

2017年に活動再開を発表したflumpoolの(左から)尼川元気、小倉誠司、山村隆太、阪井一生
Photo By 提供写真

4人組ロックバンド「flumpool」が1日、自ら新会社を設立することを発表。今後は所属していたアミューズから、同社のグループ会社「A-Sketch」が代わってマネジメント業務を行う。

バンドの公式サイトで「僕らflumpoolは7月1日から自分達の新会社を設立し、アミューズのグループ会社のA-Sketchと新たな体制で活動していくこととなりました」と報告。「このご時世なので様々な憶測や誤解、心配も生まれるだろうと思いますので、ここで自分たちの言葉で今の想いを伝えておきたいと思います」と経緯を報告した。

「僕らがアミューズに所属したのは今から13年前の2008年でした。それまで一人暮らしもしたことのない世間知らずで、未熟な四人をここまで育ててくださったことに心から感謝しております」と感謝したうえで、2年ほど前から新体制について話し合ってきたという。「僕らは今一度自分たち自身と向き合い、新たな環境の中で、音楽を通してファンの皆さんに何ができるのか。それを突き詰めたい、そう思いました」としたうえで「だからここで、僕らはアミューズという豪華客船のような恵まれた環境を降りようと思います」とつづった。

さらに「そしてアミューズと出会う以前のような4人だけの小さな船で、時には遠回りしたり、寄り道したり、小回りを利かせながら、日々生まれる知らない世界をもっと身近に、もっと長い時間をかけて見て回りたいです。失敗を恐れずに、責任から逃れずに自分たちの手で舵をきるように、慎重でいて大胆に、音楽をつくっていきたいと思っています。もちろん、13年前に親元を離れ故郷を飛び出したあの頃とは、年齢も環境も時代も何もかもが違います。けれど、それでも原点に帰ることでしか見る事のできない新しい景色もあるはずだと、今はそう信じています」と記した。

「改めて僕らのこの一方的なわがままを、嫌な顔一つせずに強く背中を押してくれたアミューズには心から感謝しています。ファンの皆様にはご心配をおかけしたことをお詫びします。できる事なら、僕らのこの新たな冒険とここから生まれる新たな音楽をこれまでと変わらずに応援し、見守っていてほしいなと思います」とした。

アミューズも公式サイトで「弊社にてマネージメントを行って参りましたflumpoolですが、この度、自分たちの新会社を設立し、レーベルとして所属している株式会社A-Sketchとマネージメントの業務提携を締結し、弊社のグループで新たなスタートを切ることとなりました」とA-Sketchがマネジメント業務を行うと説明。「より自分たちの足で歩いていきたいという本人たちの決意を尊重し、弊社としても彼らの新たなスタートを応援いたします」と報告している。

flumpoolは2007年に結成し、2008年に配信限定シングル「花になれ」でメジャーデビュー。2009年にNHK紅白歌合戦に初選出され、2011年まで3年連続で出場。2017年には、ボーカルの山村が機能性発声障害を患っていたことを告白し、バンドの活動を一時休止。2019年1月に阪・天王寺公園にてゲリラライブを敢行し、バンド活動の再開を宣言した。

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