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阪神・森下 勝負強い「中大魂」で来季も巨人倒す「巨人相手だと集中力上がる」

[ 2024年12月9日 05:15 ]

<中大OBゴルフコンペ>ティーショットを放つ森下 (撮影・白鳥 佳樹)
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阪神・森下翔太外野手(24)が8日、静岡県熱海市内で中大野球部OBのゴルフコンペに初参加した。リーグ優勝を遂げた巨人の阿部監督、日本一に輝いたDeNAの主将・牧ら、中大出身のプロ選手やOBが集結。先輩2人を筆頭に「(中大OBには)勝負強い打者がたくさんいる」と語る森下も今季、リーグ3位の得点圏打率・351を記録し、巨人戦に限れば驚異の・500をマークした。V奪回を期す25年も、巨人キラーの称号は譲らない。

「巨人相手だと、なかなか点が取れない。一つのチャンスをモノにすることが凄く大切になるので、より集中力も上がる。ファンの人たちも盛り上がっているので、凄くいい結果が生まれている」

森下は「伝統の一戦」で結果を残せる極意を明かす。数字は雄弁で、得点圏打率リーグトップのDeNA・オースティンでも巨人戦は・429、続く2位の同僚・大山は・238。背番号1の"Gキラー"ぶりは顕著だ。連敗で迎えた開幕第3戦では決勝3ランを放ち、「伝説のバックスクリーン3連発」が生まれた記念日、4月17日には3回に決勝2点二塁打。プロ初の4番に座った8月13日にも初回2死二塁で決勝2ランを放った。その全てが、虎党の記憶に深く刻まれる"伝説の快音"と言っていい。

「(阿部監督は)やっぱり偉大な方。牧さんも含めて、そういう方が育った大学で自分もプレーしていた。(勝負強い系譜を)自分が引き継げたら、凄くいいなと思う」

通算2132安打、406本塁打の阿部監督は現役時代、幾多の劇打で「サヨナラ慎ちゃん」の異名を取り、牧も3年目の昨季、打点王と最多安打の2冠に輝いた。森下も負けてはいられない。今季はチームトップの73打点。来季はそれ以上を見据える。好機でこそ燃える「中大魂」を胸に秘めた森下の一撃で、阿部巨人からペナントを奪い取る。(八木 勇磨)

《来季目標「首位打者」歩む"牧ロード"!!》来季3年目を迎える阪神・森下が"牧ロード"を歩む。中大の2年先輩は、同じく3年目の昨季、打点王と最多安打の2冠。同じ足跡をたどるべく「3年目までに結果を出さないと(今後プロで)やっていけない」と危機感を募らせた。今季は終盤まで打点王を争いながら、86打点でリーグトップのヤクルト・村上と13打点差。来季の最大目標に「首位打者」を掲げる24歳は「新しい気持ちで臨みたい」と初心に返る。

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