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日本ハムドラ1・柴田獅子 ダル、大谷に続くレジェンド級の大成誓う 球団史に「名前を刻めたら」

[ 2024年12月9日 06:00 ]

ポーズを決める柴田(撮影・高橋 茂夫)
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日本ハムは8日、本拠地・エスコンフィールドで新入団選手発表会を開き、ドラフト1位の柴田獅子(れお)投手(18=福岡大大濠)がOBの大谷(ドジャース)に続くレジェンド級の大成を誓った。最速149キロと高校通算19本塁打を誇り、背番号31に決定。新庄剛志監督(52)は「7年後にメジャー」と紹介し、「二刀流」の枠を超える育成を思い描いた。

柴田の名は「獅子」と書いて「れお」と読む。西鉄ライオンズファンの祖父が名付けた、伝説上の生物を名に持つ18歳。球団から巣立ったドジャース・大谷、パドレス・ダルビッシュのような伝説級の活躍を夢見る。

「ダルビッシュ選手、大谷選手とファイターズにはレジェンドの人たちがたくさんいる。僕も3人目というか、(球団史に)名前を刻めたらいい」

投手では最速149キロ、打者では高校通算19本塁打を誇る逸材。球団は潜在能力を高く評価し、「二刀流」を超える選手にしようともくろむ。前日7日に食事をともにした同じ福岡出身の新庄監督からも「投打のどちらもやるのか、どちらかでいくかは一緒に見極めよう」と声をかけられた。

指揮官はファンの前で「柴田君は来年に体をつくり、再来年にはレギュラーを獲るぐらいの選手。で、7年後にメジャーに行きます」と早くも予言。柴田も「(海外志向は)強くある。レベルが高いところで野球をやりたい」と鼻息は荒い。新庄監督からやりたいポジションを問われ「内野と外野をどちらもやりたい。打順は4番。投手では先発をしたい」と言い切った。

既に投手と遊撃の練習に励んでおり、グラブも内外野用の2つと投手用をそろえる。背番号は「31」に決まったが、大渕スカウト部長は「近い将来、背番号を変える活躍をした暁には、"レオ"と改名するのもいいかもしれない」と、チームでは異例の登録名変更にも前向きな姿勢を示した。

春季キャンプは2軍スタートが濃厚で、体づくりから始まる見込み。ただ、球団は「エース」「主軸打者」「正遊撃手」「守護神」とあらゆる可能性を探る。「(起用方法は)いろいろあると思うので、本当に楽しみ」と柴田。誰かのまねではなく、柴田が歩む道で伝説をつくる。(田中 健人)

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