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元阪神・下柳剛氏 衝撃のトレード舞台裏明かす「行かねえって言ったの。"自分で球団探す"って」すると...

[ 2024年4月19日 22:05 ]

下柳剛氏
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阪神の下柳剛氏(55)が、19日までに自身のYouTubeチャンネルを更新。盟友でもある前阪神監督の矢野燿大氏(55)をゲストに招き、過去の思い出話に花を咲かせた。

話題は2人ともが経験したトレードになった。下柳氏が日本ハム時代に経験したのが阪神へのトレード。「トレードなります。でも、阪神は嫌やなって思っていて...」と当時を回想すると、矢野氏は「トレードなるの分かってたの?」と驚き。下柳氏は「(話が)来た。"行かねえ"って言ったの」と驚きの一幕を明かした。

当時は契約更改で"もめていた"時期。代理人交渉の末、保留が続き、調停。自費キャンプ直前で契約するも「翌年成績悪くてトレード。あからさまねって思いながら」と笑った。

しかし、トレード交渉中の契約にまつわる話として「給料がプロ野球の規定より低いから"行かないよ"って言ったの。"自分で球団探す"って言ったの」と回想。当時、減額制限を超える減俸提示を受けていたことがもめた原因にもなった。ただ、矢野氏は「自分で球団探すって、どういうことなん?そんなことできんの、俺ら?そんなルールあったっけ?」と再び驚きながらも爆笑した。

すかさず下柳氏も「でも、ほんとにそのとき"就活"してさ。パ・リーグがいいなと思っていたから、近鉄か、ロッテか、という話になって」と、水面下で違うルートの"トレード"を画策。自由契約を選べば、可能な方法でもある。

そこで日本ハムには"お断り"を入れたが「そしたら日本ハムの編成の人が、毎日俺のマンションの前で出待ちすんの」。日本ハム側は「決まったこと」だからと譲らなかったが、下柳氏も「俺はよそに行く」と首を縦には振らず。

すると日本ハム・野口寿浩と阪神・坪井智哉のトレードが決まり、下柳氏も含まれていた複数人のトレードの件も既定路線で"断れない"案件に。その際に代理人から「セ・リーグもいいんじゃないですか。巨人-阪神戦でシモさんが投げるの見たい」と諭されて、決断したという。

ただ当時、日本ハムの球団関係者に「絶対に給料は動きません、と言われた。出来高も付かないし、給料も絶対に動きません」と念押しされて、阪神に移籍したものの「でも、ちょっと交渉していたら、すぐに出来高2000万付いたんよ。"付くやん!"と思って」と苦笑い。思い出深い人生の岐路を振り返っていた。

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