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人民網日本語版>>経済

中国企業の海外進出は日本の足取りをなぞるのか (2)

人民網日本語版 2017年06月13日08:19

華東師範大学経済・管理学部の藍友欽教授は、「理性的に考えて、日本の海外M&Aが最終的に失敗に終わった原因は、資産が過度に膨張した後の無計画な投資、およびM&A後の『水の合わなさ』にあると結論づけることができる」との見方を示す。

▽中国企業はどうやって国際化した企業になるか?

それでは中国企業の海外進出はどうすればうまくいき、安定して行えるだろうか。どうすれば競争力と影響力をもった一連のスーパー多国籍企業を生み出すことだできるのだろうか。

西側諸国の企業はグローバル化の中で「商業的植民地」路線の開拓を進め、英経済学者の故ジョン・ダニング氏の理論によれば、西側企業は自国市場が成熟して成功を収めた後、強者として自国の経験と優位性を海外市場でコピーし、グローバル市場は単なる自国市場の強者によるモデルの延長でしかなくなったという。

だが出海伝媒の創始者の黄河さんは、「中国企業は西側企業の国際化路線をコピーしていない」と指摘した上で、中国企業の国際化についての長期にわたる関心と研究を踏まえて、「中国企業は実際には『サンドイッチ式』の国際化路線を実践中だ」と述べた。

サンドイッチ式モデルとはこうだ。中国企業は少なくとも2回にわたる国際化プロセスを経なければ海外市場を真に獲得することはできず、1回目は海外M&Aや直接投資を通じての海外進出、2回目は新しい製品やサービスに基づいた2度目のグローバル化だ。国際化プロセスでサンドイッチの中に挟まなければならないのは、被買収者をうまく取り扱うこと、それから中国市場の経験と優位性および海外資源を消化吸収して融合させることだ

この理論によると、中国企業の海外投資、海外M&Aの動きはみなサンドイッチ式グローバル化の1回目のプロセスということになる。また黄さんは、「真に失敗のリスクがあるのはサンドイッチに挟まれたもの、つまり買収された海外企業をどうやって管理統合していくか、自国市場との融合の道をどのように見いだすかという点だ」と指摘した。

国際化を果たしたサンドイッチの行き先にも障害がたくさん横たわるが、幸い、中国企業には伝統的多国籍企業よりも多くの「チップ」が手元にある。黄さんがチップを数えてみたところ、消費能力が段階的にバージョンアップする巨大な国内市場、グローバル競争力を備え東西市場に融合した新技術と新モデル、人件費が上がっても製造コストが総合的優位性を保ち続ける製造業の土壌、対外投資プロジェクトの規制緩和、「一帯一路」(the belt and road)イニシアティブといった一連の政策があり、中国企業に力を与えている。

中国現地の企業は80年代と90年代には無鉄砲な海外進出を繰り返していた。世界貿易機関(WTO)に加盟すると、国際巨大市場がつきつける試練に慎重に対応した。そして今、中国は世界2位のエコノミーになった後、勢いよく勇ましく国際化した企業になろうとしている。今は中国企業の海外進出の「黄金期」といえ、国内市場も国際市場も中国企業を支えるクッションの役割を果たしている。あとは中国企業自身の力をみるだけだ。(編集KS)

「人民網日本語版」2017年6月13日


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