23日、身体検査を受ける康定県木雅祖慶小学校の生徒
23日午後8時の時点で、四川省甘孜(カンゼ)チベット族自治州康定県で22日に発生した地震により、5人が死亡、54人が負傷したことが確認された。今回の地震によって、康定・道孚・丹巴・九龍・瀘定・雅江の6県55郷鎮が多大な被害に見舞われ、被災者は7万9千人に上った。四川省地震局の統計データによると、23日午後4時の時点で、被災地では407回の余震が発生したが、このうちマグニチュード3以上の余震はなかった。新京報が伝えた。
22日午後4時55分、四川省甘孜チベット族自治州康定県でマグニチュード(M)6.3の強い地震が発生した。震源の深さは約18キロメートル。
地震発生後、フィジー訪問中の習近平中共中央総書記(国家主席、中央軍事委員会主席)は四川省と民生部(民生省)など関係当局に対して、迅速に人員を組織し、救援や緊急措置に全力を挙げ、死傷者が増えないよう最大限の努力を尽くすよう直ちに指示した。軍、武装警察に対しても、積極的に協力し、地方の活動を力強く支援するよう指示した。また、被害状況の確認を強化し、二次災害の発生を防ぐこと、被災者をしっかりと避難させ、基本的生活を保障し、安全に冬を越せるようにすることを指示した。
李克強・国務院総理も、被災状況を的確に把握し、救援体制の確立に全力を挙げるよう指示を出した。また、国家減災委員会と国務院地震災害救済指揮部は、今回の地震に密接な関心を払い、緊急時対応体制に基づき、状況に応じて作業チームを派遣、地方政府が災害救援作業をしっかり行えるよう、指導および支援にあたるよう指示した。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年11月24日