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細胞のタイムカプセルで絶滅危惧種の多様性を未来に残す
—国立環境研究所、絶滅危惧種細胞保存事業を拡大
沖縄の次は北海道へ
(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会、沖縄県政記者クラブ、北海道庁道政記者クラブ、釧路総合振興局記者クラブ同時配付)
国立研究開発法人国立環境研究所
これまでに、これらの凍結保存した培養細胞を利用して、絶滅危惧種であるヤンバルクイナに対する高病原性鳥インフルエンザウイルスの病原性評価を行うなど、絶滅危惧種の生体感染実験に代わる新たな評価方法を開発してきました。また、凍結保存していた絶滅危惧種を含む猛禽類の組織を利用することで、猛禽類の鉛汚染の状況を明らかにし、全国における鉛銃弾を規制する方針の決定につなげることもできました(「参考情報」参照)。さらに、絶滅危惧種の卵子や精子といった生殖細胞の凍結保存にも取り組んでいます。
このたび、国環研は一般財団法人沖縄美ら島財団と共同で、沖縄をはじめとした南⻄諸島に生息する絶滅危惧種の培養細胞や生殖細胞等を保存する超低温凍結保存設備の運用を、2023年6月下旬から開始します。絶滅危惧種のヤンバルクイナをはじめ、イリオモテヤマネコやノグチゲラなどの培養細胞や生殖細胞等を凍結保存することで、遺伝的な多様性を未来に残していきます。
さらに、国環研は、この取り組みを広げるべく、新たに北海道に超低温凍結保存設備を設置するため、目標金額700万円を目指し、6月22日(木)11時からクラウドファンディングプロジェクトを開始いたします。みなさまからのご支援は、北海道大学大学院獣医学研究院野生動物学教室、毒性学教室、繁殖学教室と共同で、北海道に生息するオジロワシなどの大型猛禽類をはじめとした絶滅危惧種の細胞保存、繁殖支援に役立てます。
細胞凍結保存の取り組みでは、2011年3月に発生した東日本大震災によって、茨城県つくば市の国環研構内においてタイムカプセル化事業を行う実験棟が被災し、温度管理システムが停止、凍結した細胞が危機的な状況に陥ったという経緯があります。保存設備の分散化は、我々にとって⻑年の課題となっていました。
国環研は、これまでのタイムカプセル化事業を通じて全国各地の絶滅危惧種の細胞などを凍結保存してきました。今回、北海道に設備を設置することで、さらに体制を充実させ、国内外の生物多様性の保全に貢献したいと考えています。みなさまの温かいご支援を、どうぞよろしくお願い申し上げます。
クラウドファンディングの概要
液体窒素費用(5年分)、タイムカプセル化事業の広報・普及活動
参考情報
タイムカプセル化事業での絶滅危惧試料 収集の流れ
タイムカプセル化事業で保存される細胞の多くは、交通事故や人工物への衝突事故など人為的な要因によって死亡してしまった動物たちから採取されたものです。毎日のように回収される死亡個体は、各地の環境省地方事務所、動物園、保全活動を行う団体等を通して国環研に届きます。
受け入れ後に、検疫による病原体の確認を行った後、皮膚や筋肉から培養した細胞、生殖細胞、臓器などをチューブに詰めてマイナス160°Cの液体窒素タンクの中で凍結保存しています。
2023年現在までに、環境省レッドリストに掲載されている野生動物127種約5000個体を対象に細胞などを凍結保存しました。この中には、日本産トキ、オガサワラシジミ、ヤンバルクイナ、ツシマヤマネコなどの細胞も含まれており、その数は日々増え続けています。
タイムカプセル化事業の実績紹介1
絶滅危惧種の細胞を使った鳥インフルエンザ対策
高病原性鳥インフルエンザウイルスは、野鳥の大量死の原因となることがあり、絶滅危惧種の個体数減少を引き起こす可能性があるウイルスとして注目されています。一方で、その病原性には鳥類種差があることが知られています。
しかしながら、絶滅危惧種の生体でその病原性を評価することはできません。そこで、国環研では絶滅危惧種の培養細胞を利用して、このウイルスの病原性評価を試みました。その結果、このウイルスは猛禽類やヤンバルクイナに対して高病原性を示す可能性が示されました(環境研究総合推進費JPMEERF18S20120)。
その結果を受けて、ヤンバルクイナの飼育施設では、2022年8月から感染症対策が強化されました。
環境研究総合推進費SII-1-1 希少鳥類の保全のための総合的リスク評価法の開発と社会実装(JPMEERF18S20110) 平成30年度〜令和3年度
https://www.erca.go.jp/suishinhi/seika/db/pdf/end_houkoku/S2-1-1.pdf(外部サイトへ接続します)
タイムカプセル化事業の実績紹介2
大型猛禽類等の鉛汚染
鉛は様々な毒性を示す重金属です。野鳥における鉛が原因の中毒は、世界各国で発生しています。北海道においてオジロワシ、オオワシの鉛による中毒死が報告されており、鉛銃弾の使用規制が北海道では導入されました。しかし、本州以南における野鳥の、特に猛禽類の鉛汚染の状況は不明でした。
そこで、タイムカプセル化事業で凍結保存していた猛禽類の臓器と他機関で保存されていた猛禽類の臓器を分析したところ、本州以南に分布する猛禽類においても鉛汚染が発生していることが判明しました。この成果は、本州以南において鉛銃弾の使用を段階的に規制する方針を環境省が表明する際の根拠となっています。環境省は2025年から鉛銃弾の使用を段階的に規制し、2030年までに野生鳥類の鉛中毒をゼロにすることを目指しています。
環境研究総合推進費SII-1-3 希少鳥類に免疫抑制を引き起こす鉛汚染の実態把握及び鳥インフルエンザ発生との関連性解明 (JPMEERF18S20130) 平成30年度〜令和3年度
希少鳥類に免疫抑制を引き起こす鉛汚染の実態把握及び鳥インフルエンザ発生との関連性解明
https://www.erca.go.jp/suishinhi/seika/db/pdf/interim_result/S2-1-3.pdf (外部サイトへ接続します)
問合せ先
【クラウドファンディングに関する問合せ】
国立研究開発法人国立環境研究所 連携推進部
研究連携・支援室 山口晴代
renkei-support (末尾に"@nies.go.jp"をつけてください)
【報道に関する問合せ】
国立研究開発法人国立環境研究所 企画部広報室
kouhou0(末尾に"@nies.go.jp"をつけてください)
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国立環境研究所研究プロジェクト報告の刊行について
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の開催について
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2017年6月30日報道発表
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—水域と陸域の違いを考慮した農地景観多様度指数の開発(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、福島県政記者クラブ同時配付) -
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2017年2月28日報道発表「生物多様性研究プログラム」
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(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ同時配付) -
2017年1月24日報道発表第32回全国環境研究所交流シンポジウム
「多様化する環境問題を知る・束ねる」の開催について【終了しました】(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ同時配付) -
2017年1月10日報道発表第二回NIES国際フォーラム/2nd International Forum on Sustainable Future in Asiaの
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2016年12月14日報道発表第13回日韓中三カ国環境研究機関長会合(TPM13)の結果について
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(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、文科省記者会、府中市政記者クラブ同時配布)
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(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ同時配付) - 2016年8月5日報道発表絶滅危惧鳥類3種(ヤンバルクイナ、タンチョウ、コウノトリ)の全ゲノムの塩基配列を解読(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ同時配付)
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「ネオニコチノイド系農薬と生物多様性〜
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2006年12月28日生物多様性の減少機構の解明と保全プロジェクト(終了報告)
平成13〜17年度国立環境研究所特別研究報告 SR-72-2006 - 表紙 2004年3月31日ため池の評価と保全への取り組み国立環境研究所研究報告 R-183-2004