2013年6月17日
横浜市環境創造局と独立行政法人国立環境研究所との連携・協力に関する協定の締結について(お知らせ)
平成25年6月17日(月)
独立行政法人 国立環境研究所
生物・生態系環境研究センター
センター長: 高村典子
研究員: 大沼 学
この度横浜市環境創造局と独立行政法人国立環境研究所は、野生動物の種の保存における科学技術の発展に寄与する研究に関する連携と協力を推進するため、協定を締結しました。
経緯
国立環境研究所では、絶滅危惧野生動物種の遺伝的多様性を将来に残すため、2004年より環境試料タイムカプセル棟にて絶滅危惧野生動物種の細胞や組織の凍結保存を行っています。この度、保存している遺伝資源を希少鳥類の保全に活用するための研究を推進するため、希少動物の保全に取り組んでいる横浜市環境創造局と協定を結びました。
協定内容
期間
平成25年4月17日〜平成28年3月31日
研究内容
◆だいやまーく凍結保存した希少動物の遺伝資源を活用して遺伝学的研究(遺伝的多様性評価、全ゲノム解析等)を行い、絶滅危惧種の適切な保全計画立案等に役立てます。
→ ミゾゴイなど希少鳥類の遺伝的多様性解析
◆だいやまーく絶滅危惧種の遺伝資源を長期凍結保存する技術確立及び活用を図ります。
→ 横浜市動物園の希少動物の体組織を利用した細胞培養及び凍結保存技術の確立
ホオアカトキなど希少鳥類を利用した、トキ類の始原生殖細胞の研究
関連情報
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横浜市環境創造局のプレスリリース
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